中学受験を視野に入れはじめ塾を検討しているものの、「どれくらい費用がかかるのか」「受験が終了するまで問題なく支払えるか」など、費用面で疑問や不安を感じている方もいるでしょう。
そこで、この記事では中学受験向けの塾でかかる費用や、全国各地の塾費用の平均相場を紹介します。
塾の費用を安く抑える方法も紹介するので、中学受験を検討している方はぜひ参考にしてください。
- 中学受験の塾費用は月1万~3万円が相場!
- 中学受験に必要な6年間の塾費用はいくら?
- 中学受験の塾費用の内訳│月謝(授業料)だけではない
- 入会金(入塾金)
- 教材費
- 模試・テスト代
- 施設維持管理費・諸経費
- 特別講習費
- 中学受験にかかった費用はいくら?アンケート結果をもとに解説
- 中学受験塾にかけた費用の合計は何円でしたか?
- 中学受験塾の月額料金・入塾金は何円でしたか?
- 季節講習にかけた費用は何円でしたか?
- 特別講座にかけた費用は何円でしたか?
- 中学受験にかかる塾の平均費用を地域ごとに比較
- 【北海道】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
- 【東北】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
- 【関東】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
- 【東海】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
- 【関西】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
- 【中国・四国】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
- 【九州・沖縄】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
- 中学受験でかかる塾費用を安く抑える4つの方法
- ①キャンペーンや割引制度を利用する
- ②特待生制度がある中学受験塾を利用する
- ③オンライン塾で中学受験対策をする
- ④必要なカリキュラムだけを選べる中学受験塾を利用する
- 費用を抑えられる中学受験におすすめの塾7選!
- 日能研
- 臨海セミナー 小中学部
- 早稲田アカデミー
- スタディサプリ(小学講座・中学講座)
- 進研ゼミ小学講座
- ITTO個別指導学院
- 個別指導学院フリーステップ
- 中学受験のために塾に通うのはいつからがおすすめ?3つの時期に分けて解説
- 小学3年生の2月から
- 小学4年生から
- 小学5年生以降
- 中学受験のために塾に通うメリット
- 中学受験に特化したカリキュラムで効率的に学習できる
- 受験のプロである講師から質の高い指導が受けられる
- 豊富な入試情報やデータを活用できる
- 中学受験のために塾に通うデメリット
- 通塾や宿題で子どもの負担が大きくなる
- 高額な費用がかかり家計への負担が増える
- 習い事や遊びの時間が減少する
- 中学受験の塾費用は月1~3万円!予算を決めて複数の塾を比較検討しよう
中学受験の塾費用は月1万~3万円が相場!
実際に小学生が塾に通った場合にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。Ameba塾探しが調査したデータを見てみましょう。
学年別に、月額費用の割合を表にまとめました。
学年 | 1万円未満 | 1万~3万円 | 4万~9万円 | 10万円以上 |
|---|---|---|---|---|
小学1年生 | 44.6% | 44.4% | 10.0% | 1.0% |
小学2年生 | 36.2% | 45.3% | 16.3% | 2.0% |
小学3年生 | 21.2% | 47.9% | 28.9% | 1.9% |
小学4年生 | 16.9% | 56.1% | 24.9% | 1.9% |
小学5年生 | 15.6% | 60.8% | 22.0% | 1.5% |
小学6年生 | 11.0% | 68.4% | 19.3% | 1.1% |
多くの小学生が1万円未満から3万円を塾の費用としていることがわかります。また、学年が上がるにつれて1万円未満の割合が減り、1万円から3万円を使用する割合が増えています。
以上から、中学受験に必要な費用としては月に1万円~3万円程度が相場であることがわかります。
中学受験に必要な6年間の塾費用はいくら?
小学生が中学受験に必要な6年間の塾費用は合計でいくらなのでしょうか。
文部科学省が公表した令和5年度「子供の学習費調査」から、小学生を公立と私立に分け、学年ごとの年間費用を紹介します。
【小学生の学習塾にかける年間費用】
| 学年 | 公立小学校 | 私立小学校 |
|---|---|---|
| 小学1年生 | 24,839円 | 154,320円 |
| 小学2年生 | 27,898円 | 152,996円 |
| 小学3年生 | 40,776円 | 194,411円 |
| 小学4年生 | 53,250円 | 265,503円 |
| 小学5年生 | 79,469円 | 384,938円 |
| 小学6年生 | 106,785円 | 438,259円 |
公立小学校と私立小学校で塾費用が異なる理由は、主に3つあります。
まず、私立小学校に通う家庭は中学受験を前提としているケースが多く、早い段階から高額な進学塾に通わせる傾向があるためです。
一方、公立小学校では中学受験をしない家庭も多いため、全体の平均費用が低くなります。
次に、経済的な背景の違いも大きな要因と考えられます。私立小学校に通わせる家庭は比較的経済的に余裕があることが多いため、費用をかけた教育投資をおこないやすい環境にあります。
さらに、私立小学校では学校の授業レベルが高いため、それに対応する塾も高度な指導をおこなう傾向があり、結果として費用が高額になる点も挙げられるでしょう。
なお、紹介している費用は月謝のみの料金であり、模試代やテキスト代は含まれていません。月謝以外にかかる費用として、どんなものがあるのかを次の項目で紹介します。
中学受験の塾費用の内訳│月謝(授業料)だけではない
塾を比較検討する前に、中学受験の塾にかかる費用は月謝(授業料)だけではない点を理解しておく必要があります。
たとえば以下のような費用が発生するため、ある程度まとまったお金が必要になります。
入会金(入塾金)
「入会金(入塾金)」は、入塾する際に発生する費用です。
金額は10,000~20,000円程と塾によってバラつきがあり、学年に応じて入会金が異なる塾もあります。
なかには、特別講習受講後に入塾すると入会金が免除もしくは減額されるケースもあるため、上手に利用するのがおすすめです。
教材費
「教材費」は、テキストやプリントなど授業で使用する教材に関する費用です。
年間数千円から数万円と、塾によって異なりますが、半年で10,000円~20,000円程度を目安に考えておきましょう。
月謝に教材費が含まれている場合もあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
模試・テスト代
「模試・テスト代」は、クラス編成や入塾テスト、模試など定期的に実施されるテストの費用です。
中学受験に特化した塾は、定期的に模試やテストをおこなっており、1回数千円程度の費用がかかる傾向があります。
模試やテスト代には、年間50,000円程度かかると考えておきましょう。
施設維持管理費・諸経費
施設維持管理費・諸経費とは、その塾を維持するためにかかる費用のことです。具体的には、光熱費や備品、コピー代など塾の運営に必要な費用を指します。
Ameba塾探しの調査では、月換算すると約2,500円の費用がかかる見込みとなりました。
塾によっては授業料に含まれているため、気になる場合は入塾前に詳細を確認するといいでしょう。
特別講習費
「特別講習費」は、夏休みや冬休み、受験直前などに実施される短期講習の費用です。
一般的に数万円程度かかり、学年が上がることに費用も高くなっていきます。たとえば、6年生になると夏期講習で10万円以上かかるケースもあります。
まとまった出費になることは、覚悟しておきましょう。
中学受験にかかった費用はいくら?アンケート結果をもとに解説
塾の費用は、あくまでも塾や学年によって異なるという点が前提にはなりますが、これまで中学受験を経験してきた方がどれくらいの費用を払ってきたのか、リアルな声が気になるという方もいるでしょう。
そこで、Ameba塾探しに寄せられた口コミを参考に、実際に通塾した方が支払った塾の費用を以下の表にまとめました。
中学受験塾にかけた費用の合計は何円でしたか?
中学受験塾を検討する際は、直近の授業料だけではなく、合計費用を想定しておきましょう。実際に中学受験塾にかけた合計費用について尋ねたところ、「100万円以上」のご家庭が6割を超える結果になりました。
一方で、50万円以下の家庭も約3割にのぼる結果となっており、さまざまな要素によって金額に開きがあると想定できます。
中学受験塾の月額料金・入塾金は何円でしたか?
次に、中学受験塾に通った際にかかった月額料金と、入塾時に支払う入塾金がそれぞれいくらだったのか、アンケートをとりました。
その結果、月に3万円の費用を支払った方、2万円以上の入塾金を払った方が5割を超えました。キャンペーンや割引制度の活用で入塾金が無料になるケースもありますが、入塾した月は約5万円かかると想定しておくとよいでしょう。
季節講習にかけた費用は何円でしたか?
塾では、春期講習や夏期講習・冬期講習などの季節講習を実施しています。そして、それぞれ期間が異なるため費用にも差が出る傾向があります。
アンケートによると、それぞれ4~5万円以上かけた家庭がある一方で、1万円台で通った家庭もあり、塾や学年によって費用に差があることがわかります。
塾を選ぶときは、季節講習の受講料も比較することをおすすめします。
特別講座にかけた費用は何円でしたか?
塾によっては、志望校別講座など通常授業とは別で講座を開いている場合があります。
任意参加かつ一定の条件を満たした生徒が受講できるケースが多く、受講した生徒が約4分の1という少数にとどまる結果となりました。
特別講座を受講した方のなかでは、講座につき1~2万円をかけた方の割合が多い一方で、8万円以上かけた方も1割を超え、講座の内容によって大きく差がでると想定できます。
中学受験塾にかかる費用を安くするコツを知りたい方は、以下のバナーからチェックしてみてください。
【調査概要】
調査期間:2025年1月20日~2025年1月22日
調査機関:自社
調査対象:全国の中学受験塾に通ったことのある子どもの保護者194名
調査方法:インターネット(クラウドワークス)
調査内容:「中学受験塾の費用」に関するアンケート
中学受験にかかる塾の平均費用を地域ごとに比較
同じ塾であっても、かかる費用は一律ではありません。全国区の塾であっても、都道府県や地域によって費用が異なります。
そこで、Ameba塾探しのデータをもとに、全国各地の費用相場と受講科目数をエリア別に紹介します(※1)。地域ごとに人気の塾についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
(※1)2023年2月時点
【北海道】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
北海道では、小学生で塾へ通っている子どものうち、約35%が5科目以上受講しています。
約7割の方が1~3万円程度と回答しており、5科目受講している子どもが多いことを考えると、比較的塾の費用は安くなっています。
都道府県 | 受講科目数 | 月謝(料金) |
|---|---|---|
北海道 | 1科目:13% 2科目:20% 3科目:17% 4科目:18% 5科目:35% | 1万円未満:22% 1万~3万円:70% 4万~9万円:7% 10万~14万円:1% |
【東北】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
東北地方の小学生で塾へ通う子どものうち、2科目受講しているケースが多く、月謝の相場は1~3万円程度です。
とくに宮城県は、月謝が1万円未満と塾にかかる費用が抑えられています。
都道府県 | 受講科目数 | 月謝(料金) |
|---|---|---|
青森県 | 1科目:14% 2科目:29% 3科目:14% 4科目:14% 5科目:29% | 1万円未満:29% 1万~3万円:57% 4万~9万円:14% 10万~14万円:0% |
岩手県 | 1科目:0% 2科目:56% 3科目:0% 4科目:22% 5科目:22% | 1万円未満:44% 1万~3万円:56% 4万~9万円:0% 10万~14万円:0% |
宮城県 | 1科目:20% 2科目:43% 3科目:14% 4科目:10% 5科目:14% | 1万円未満:43% 1万~3万円:43% 4万~9万円:12% 10万~14万円:2% |
【関東】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
関東では、塾の月謝相場は1~3万円です。
しかし、茨城県から埼玉県まで2科目受講が多いのに対し、千葉県や神奈川県、東京都では4科目と受講科目が増え、月謝が4~9万円の家庭も多くあります。
都道府県 | 受講科目数 | 月謝(料金) |
|---|---|---|
東京都 | 1科目:11% 2科目:27% 3科目:12% 4科目:41% 5科目:9% | 1万円未満:10% 1万~3万円:51% 4万~9万円:35% 10万~14万円:4% |
埼玉県 | 1科目:13% 2科目:31% 3科目:15% 4科目:25% 5科目:16% | 1万円未満:16% 1万~3万円:56% 4万~9万円:24% 10万~14万円:4% |
神奈川県 | 1科目:9% 2科目:29% 3科目:13% 4科目:36% 5科目:14% | 1万円未満:15% 1万~3万円:54% 4万~9万円:29% 10万~14万円:2% |
【東海】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
中部地方は、2科目受講し平均月謝の相場が1~3万円程度です。
しかし、県によって受講科目数にバラつきが見られ、福井県では3科目受講している小学生が半数であるのに対し、平均月謝が1~3万円と比較的授業料が抑えられています。
都道府県 | 受講科目数 | 月謝(料金) |
|---|---|---|
愛知県 | 1科目:11% 2科目:29% 3科目:12% 4科目:25% 5科目:23% | 1万円未満:26% 1万~3万円:57% 4万~9万円:16% 10万~14万円:1% |
静岡県 | 1科目:12% 2科目:38% 3科目:20% 4科目:9% 5科目:21% | 1万円未満:27% 1万~3万円:60% 4万~9万円:12% 10万~14万円:0% |
岐阜県 | 1科目:11% 2科目:43% 3科目:9% 4科目:6% 5科目:31% | 1万円未満:31% 1万~3万円:60% 4万~9万円:6% 10万~14万円:3% |
【関西】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
関西エリアは全体的にみると、2科目受講するケースが多く、とくに京都ではその傾向が顕著です。
月謝は全体的に1~3万円の価格帯が大きなボリュームを占めています。
都道府県 | 受講科目数 | 月謝(料金) |
|---|---|---|
大阪府 | 1科目:10% 2科目:36% 3科目:18% 4科目:19% 5科目:18% | 1万円未満:16% 1万~3万円:59% 4万~9万円:23% 10万~14万円:1% |
京都府 | 1科目:6% 2科目:42% 3科目:16% 4科目:25% 5科目:10% | 1万円未満:9% 1万~3万円:63% 4万~9万円:27% 10万~14万円:1% |
兵庫県 | 1科目:7% 2科目:29% 3科目:31% 4科目:17% 5科目:16% | 1万円未満:16% 1万~3万円:55% 4万~9万円:27% 10万~14万円:2% |
【中国・四国】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
島根県や、高知県では、4科目・5科目を受講している子どもが多いです。
しかし、月謝の費用相場は1~3万円と他県と同じであり、塾の費用が低いことがわかります。
都道府県 | 受講科目数 | 月謝(料金) |
|---|---|---|
岡山県 | 1科目:12% 2科目:42% 3科目:12% 4科目:24% 5科目:9% | 1万円未満:39% 1万~3万円:52% 4万~9万円:9% 10万~14万円:0% |
広島県 | 1科目:13% 2科目:35% 3科目:10% 4科目:29% 5科目:14% | 1万円未満:21% 1万~3万円:64% 4万~9万円:15% 10万~14万円:0% |
愛媛県 | 1科目:4% 2科目:39% 3科目:32% 4科目:18% 5科目:7% | 1万円未満:18% 1万~3万円:68% 4万~9万円:14% 10万~14万円:0% |
【九州・沖縄】中学受験でかかる塾の平均費用は月1万~3万円
熊本県や大分県、鹿児島県では、他県に比べ受講科目数が多いのが目立ちます。
しかし、費用相場としては1~3万円と全国平均と同じであり、九州地方の中でも塾にかかる費用が安いのがわかります。
都道府県 | 受講科目数 | 月謝(料金) |
|---|---|---|
福岡 | 1科目:5% 2科目:31% 3科目:19% 4科目:20% 5科目:25% | 1万円未満:16% 1万~3万円:67% 4万~9万円:16% 10万~14万円:1% |
長崎 | 1科目:11% 2科目:37% 3科目:26% 4科目:21% 5科目:5% | 1万円未満:32% 1万~3万円:63% 4万~9万円:0% 10万~14万円:0% |
熊本 | 1科目:0% 2科目:30% 3科目:10% 4科目:0% 5科目:60% | 1万円未満:0% 1万~3万円:70% 4万~9万円:30% 10万~14万円:0% |
中学受験でかかる塾費用を安く抑える4つの方法
中学受験を目的とした塾の場合は、補習を目的とした塾と比べて高額になる傾向があります。
とはいえ、できるだけ費用は抑えたい、というのが保護者の本音ではないでしょうか。そこで、ここからは塾の費用を安く抑える4つの方法を紹介します。
それぞれ下記で詳しく見ていきましょう。
①キャンペーンや割引制度を利用する
中学受験の塾では、条件を満たした場合に利用できるキャンペーンや割引制度を設けているところがあります。
よくみられるのが、同塾に通っている(通っていた)兄弟・姉妹、友人がいる場合に入塾金(入会金)が割引もしくは免除される制度です。通常は1万~2万円程度かかる入塾金が免除になるだけで、家計の助けになりますよね。
また、季節講習を無料で数回受講できる塾もあり、夏休みや春休みから通塾を検討している方にはぴったりです。
②特待生制度がある中学受験塾を利用する
塾のなかには、特待生制度を設けている塾があります。成績優秀者や入塾テストの結果によって、授業料免除や半額免除といった特典を受けられるため、利用できた場合は毎月の費用を抑えることができます。
ただし、特待生制度に合格するためには一定以上の学力が必要です。ハードルは高く簡単に制度を受けられるわけではありませんが、お子さんの成績が条件を満たしている場合は挑戦を検討してみてはいかがでしょうか。
実際に特待生制度を設けている塾を例にあげて紹介します。
③オンライン塾で中学受験対策をする
オンライン塾は通塾型の塾に比べて費用を大幅に抑えられる選択肢です。教室の維持費や光熱費がかからない分、月額数千円から受講できるサービスも多くあります。
映像授業型のオンライン塾では、プロ講師の質の高い授業を何度も繰り返し視聴できるのが魅力です。苦手な単元をピンポイントで学習できるため、効率的に実力を伸ばせるでしょう。
また、双方向型のオンライン授業では、リアルタイムで講師に質問できるため、通塾型と同様の指導を受けられます。
自宅で学習できるため、通塾時間や交通費も節約できるのが大きなメリットです。
④必要なカリキュラムだけを選べる中学受験塾を利用する
すべての科目を受講するのではなく、必要な科目だけに絞って受講することで、塾費用を抑えられます。
得意科目は自習で対応し、苦手科目や重点的に伸ばしたい科目だけ塾で学ぶという方法もおすすめです。
個別指導塾では、お子さんの目的に応じて柔軟にカリキュラムを組めます。たとえば、算数だけを集中的に学びたい、国語の読解力を強化したいなど、ピンポイントで指導を受けられるでしょう。
また、受講回数を調整することでも費用を抑えられます。週1回から始めて、必要に応じて回数を増やすといった柔軟な使い方ができる塾を選ぶと、無駄なく通塾できるでしょう。
費用を抑えられる中学受験におすすめの塾7選!
費用を抑えながら質の高い中学受験対策ができる塾を7つ紹介します。それぞれの塾が上記で紹介した4つの方法のどれに該当するかも明記していますので、塾選びの参考にしてください。
▪️塾と該当方法の対応表
| 塾名 | 該当する費用を抑える方法 |
|---|---|
| 日能研 | ②特待生制度 |
| 臨海セミナー 小中学部 | ②特待生制度 |
| 早稲田アカデミー | ②特待生制度 |
| スタディサプリ | ③オンライン塾 |
| 進研ゼミ小学講座 | ③オンライン塾 |
| ITTO個別指導学院 | ④必要なカリキュラムだけを選択 |
| 個別指導学院フリーステップ | ④必要なカリキュラムだけを選択 |
日能研
中学受験を専門とした塾であり、2025年11月17日時点で全国571校、31,921名の合格実績を出している日能研を紹介します(※2)。
日能研では、4~6年生に対し、特待生制度「スカラシップ生」を実施しています。
子どもたちの学びの支援を目的とした「日能研未来への”種“プロジェクト」の一環として設立された「日能研ユースリーダーズ・スカラシップ」により、一定の条件をクリアした生徒の授業料や教材費などが免除される制度です。
対象者は下記の条件を満たす生徒になります。
(※2)参考:日能研「日能研の合格実績2024」
4年生のスカラシップ生は1年間分、5~6年生のスカラシップ生は半年間分の通塾費用が免除されるため、通常の半額程度で受験の準備が可能となります。
臨海セミナー 小中学部
臨海セミナーは、中学受験から大学受験まで幅広い年代の受験勉強に対応した進学塾です。
国立・私立中学受験向けのコースでは、授業や模試が志望校別に対応しているのが特徴です。たとえば、「志望校別都立・公立中高一貫校オープン模試」により、各中学校の傾向に沿った学習が可能です。
そして、実施される数種類のテストに対する結果を条件に小学1年生から特待制度を設けており、授業料免除などの待遇を受けられます。ここでは、小学5年生、6年生に絞り特待制度の一部を紹介します(※)。
◆A特待
| 学年 | 内容 | 対象試験 | 条件 |
|---|---|---|---|
小学5年生 | 授業料全額免除 | 全国統一小学生テスト | 2科偏差値65以上 |
| 組分けテスト | Sコース | ||
小学6年生 | 授業料全額免除 | 合不合判定テスト | 4科偏差値64以上 |
| 御三家特訓(土日)特別料金 | 組分けテスト | Sコース |
◆B特待
| 学年 | 内容 | 対象試験 | 条件 |
|---|---|---|---|
小学5年生 | 授業料より5,500円(税込)引き | 組分けテスト | Cコース |
※ 臨海セミナー 「特待制度」をもとに作成
特待生制度は、学力レベルよってA特待、B特待、α特待などに分けられています。
A特待の条件をクリアした場合は授業料が全額免除されるため、塾の費用を大幅に抑えられるでしょう。自宅や小学校の近くに臨海セミナーがあり特待生度が気になっている方は、お近くの教室にお問い合わせください。
早稲田アカデミー
早稲田アカデミーは「学力別・志望校別クラス」があり、子どもの学力と志望校の偏差値の差を埋めるために個人の習熟度にあわせた最適な指導方法を採用しています。
また、冬期の学力診断テストの結果が1位~20位であれば、小学4年生授業料半年間無料(2~7月)、21位~100位であれば、小学4年生授業料半年間半額(2~7月)になる特待制度があります。
スタディサプリ(小学講座・中学講座)
スタディサプリのオンライン授業は、1回あたり15分という短時間であることが特徴。苦手分野のピンポイントで勉強・復習することができます。
プロ講師が要点をわかりやすく説明した授業を何回も繰り返し勉強することができるので、復習にも役立ちます。
また、学校の授業についていけない生徒の補講としても最適。スタディサプリのオンライン授業なら、通学中の時間などを使って効率よく学習することができます。
進研ゼミ小学講座
進研ゼミ小学講座では、テキストの「チャレンジ」とタブレットで勉強する「チャレンジタブレット」の2種類から学習方法を選択することができます。
「チャレンジ」は、生徒が自分のぺースにあわせて考えながら解き進めるステップ式の教材。段階的に問題の解き方を勉強します。
また、「チャレンジタッチ」は動画や音声を使った教材のため、飽きずに楽しく学習できます。1日たった15分というカリキュラムで無理なく学習を進めることができます。
ITTO個別指導学院
ITTO個別指導学院は、授業時間や一緒に受講する生徒の数、通う回数によって月謝が変わります。
講師1人につき生徒3名のスタンダードプランから、講師1名につき生徒1名のフリープランがあり、それぞれ子どもに適したカリキュラムで学習できます。
さらに、必要なときに必要なだけ通常授業に加えて受講できる「マンツーマン+plus10」が、いつでも利用可能です。
苦手な項目を重点的に学びたい場合も、マンツーマン+plus10を利用すると、目的に応じてムダなく受講可能です。
個別指導学院フリーステップ
個別指導学院フリーステップは、志望校に沿った「難易度」「頻出度」「現在の学力」に応じたカリキュラムで学べます。
算数や国語の理解度を確認する独自のツール「小学生S-CUBE」を使って、授業計画や学習の進歩状況を確認します。
授業をはじめる前に、前回の授業の確認とその日の授業内容や達成するべき目標を説明。「この授業は何を目的とし、何を理解しなければならないか」を明確にすることで、授業への取り組みがスムーズになります。
授業後に目標が達成できたか、オリジナルの確認テストを実施するため、授業の取りこぼしを防げます。
中学受験のために塾に通うのはいつからがおすすめ?3つの時期に分けて解説
中学受験のために塾に通い始める時期は、お子さんの学力や志望校のレベルによって異なります。早く始めるほど基礎を固める時間が確保できますが、部活動や習い事との両立も考慮する必要があります。
小学3年生の2月から
中学受験塾では、小学3年生の2月を新学年のスタート時期としているところが多くあります。
つまり、小学3年生の2月に入塾すると、実質的には小学4年生のカリキュラムが始まります。
この時期から通い始めるメリットは、3年間かけてじっくりと受験勉強に取り組めることです。基礎をしっかり固めながら応用力を養えるため、難関校を目指す場合には特におすすめの時期といえるでしょう。
ただし、長期間の通塾となるため、お子さんの学習意欲を維持することが重要です。塾との相性を見極めながら、無理のないペースで学習を進めましょう。
小学4年生から
小学4年生から入塾するケースも一般的です。
この時期であれば、まだ学習内容が基礎中心のため、塾の授業にもスムーズについていけるでしょう。4年生から通うメリットは、中学受験に向けた学習習慣を早めに確立できることです。
約2年間の準備期間があるため、計画的に実力を伸ばせます。3年生から始めるよりも通塾期間が短い分、費用も抑えられるでしょう。
また、学校生活にも慣れてきた時期のため、塾との両立がしやすいタイミングといえます。習い事との兼ね合いも考慮しながら、無理なく通える環境を整えましょう。
小学5年生以降
小学5年生以降に入塾する場合は、志望校を明確にしてから通い始めるケースが多いです。準備期間が1年半から2年程度となるため、効率的に学習を進める必要があります。
5年生以降に入塾するメリットは、通塾期間が短い分、費用を抑えられることです。
また、お子さん自身が中学受験を強く意識しているため、学習意欲が高い状態で取り組めます。
ただし、すでに塾に通っている生徒との学力差があることも考えられます。個別指導塾で基礎を固めてから集団塾に移行するなど、お子さんの状況に応じた選択を行いましょう。
中学受験のために塾に通うメリット
中学受験のために塾に通うことには、自宅学習や学校の授業だけでは得られないさまざまなメリットがあります。受験を成功させるための環境が整っているため、効率的に学力を伸ばせるでしょう。
ここでは、塾に通う主なメリットを3つ紹介します。
中学受験に特化したカリキュラムで効率的に学習できる
中学受験塾では、入試に必要な知識や解法を体系的に学べるカリキュラムが用意されています。
小学校の授業とは異なり、受験で問われる内容に特化して学習できるため、効率的に実力を伸ばせるでしょう。
志望校のレベルや入試傾向に合わせたクラス編成がされている塾も多く、お子さんの実力に応じた最適な指導を受けられます。また、定期的なテストでクラス分けがおこなわれるため、常に適切なレベルで学習を進められます。
受験までの限られた時間を有効活用できるため、合格に向けて着実な学習を行えます。
受験のプロである講師から質の高い指導が受けられる
中学受験塾の講師は、受験指導の経験が豊富なプロフェッショナルです。入試問題の傾向や出題パターンを熟知しているため、効果的な学習方法や解法テクニックを教えてもらえます。
わからない箇所があれば、授業前後や自習時間に質問できる環境が整っています。疑問をその場で解消できるため、理解を深めながら学習を進められるでしょう。
また、学習面だけでなく、メンタル面のサポートも受けられます。受験に対する不安や悩みを相談できるため、お子さんも安心して勉強に取り組めるでしょう。
豊富な入試情報やデータを活用できる
中学受験塾には、長年蓄積された入試情報やデータがあります。各学校の出題傾向や合格ラインなど、個人では入手しにくい情報を得られるのが大きなメリットです。
志望校選びの際にも、合格実績や偏差値データをもとに適切なアドバイスを受けられます。複数の学校を併願する場合の組み合わせ方など、戦略的な受験プランを立てることが可能です。
また、模試を定期的に受験することで、全国の受験生のなかでの自分の位置を把握できます。客観的なデータをもとに学習計画を調整できるため、効率的に実力を伸ばせるでしょう。
中学受験のために塾に通うデメリット
塾に通うことにはメリットが多い一方で、デメリットも存在します。通塾を検討する際には、お子さんや家庭の状況を考慮して、デメリットも理解しておくことが大切です。
ここでは、塾に通う主なデメリットを3つ紹介します。
通塾や宿題で子どもの負担が大きくなる
中学受験塾では、週に複数回の授業があり、毎回宿題が出されます。学校の授業に加えて塾の授業や宿題をこなす必要があるため、お子さんの負担は大きくなります。
とくに高学年になると授業時間が長くなり、土日にも授業が入ることがあります。勉強漬けの生活になるため、体力的にも精神的にも疲れてしまうお子さんもいるかもしれません。
適度に休息を取りながら、お子さんの様子を見守ることが大切です。無理をしすぎると勉強への意欲が低下してしまう可能性もあるため、家庭でのフォローも重要でしょう。
高額な費用がかかり家計への負担が増える
中学受験塾には、月謝のほかに入塾金や教材費、模試代、季節講習費など、さまざまな費用がかかります。年間で数十万円から100万円以上の出費となるため、家計への負担は大きくなるでしょう。
特に高学年になると授業時間が増え、夏期講習などで10万円以上かかることもあります。兄弟姉妹が複数いる場合は、さらに負担が大きくなります。
費用面での不安がある場合は、特待生制度やオンライン塾の活用など、費用を抑える方法を検討しましょう。無理のない範囲で通塾できる環境を整えることが大切です。
習い事や遊びの時間が減少する
塾に通うと、習い事や友達と遊ぶ時間が大幅に減少します。ピアノやスポーツなど、続けてきた習い事を辞めざるを得ないケースも少なくありません。
小学生の時期は、さまざまな経験を通じて成長する大切な時期です。勉強ばかりになってしまうと、お子さんのストレスが溜まり、かえって学習効率が下がってしまう可能性もあります。
バランスを考えながら、お子さんが息抜きできる時間も確保することが大切です。家族で過ごす時間や好きなことに取り組む時間を意識的に作り、心の余裕を持たせてあげましょう。
中学受験の塾費用は月1~3万円!予算を決めて複数の塾を比較検討しよう
中学受験を目的とした塾は、月謝のほかに特別講習費や教材費など、まとまった費用が発生します。
その年間総額の目安は、238,000~1,468,000円程度と高額です。全国的に見ても、月謝だけで毎月1万~3万円かけている家庭が多いのも頷けるでしょう。
塾の費用が負担に感じる場合は、キャンペーンや特待生制度の利用、必要なカリキュラムに絞って受講することを検討してみてください。
塾選びはお子さんのこれからを左右するため、複数の塾を比較検討することが大切です。
Ameba塾探しは、お子さんにあった塾選びをサポートしています。以下では、希望条件にあった絞り込み検索が可能です。候補となる塾を探す際に利用してみてはいかがでしょうか。
予算にあった費用で通える塾を見つけ、中学受験対策へ一歩踏み出しましょう。