わが子の100点塾探すなら、アメ塾(Ameba塾探し)

高校受験の調査書とは?内申書との違いや記載内容・提出方法を解説

高校受験の調査書とは?内申書との違いや記載内容・提出方法を解説の画像

調査書と内申書の違いがわからない、欠席日数が合否に影響するのか不安、と感じる方も多いでしょう。

高校受験の調査書は、中学校での学習状況や学校生活などを記載する書類です。記載項目、評定の対象学年、合否判定での使い方、提出方法は、都道府県・学校・入試方式によって異なります。

この記事では、調査書と内申書との違いや、調査書の主な記載内容、提出までの流れを解説します。欠席日数、部活動、検定資格に関する注意点も紹介しますので、中学校の進路面談や志望校選びの参考にしてください。

高校受験における調査書の基礎知識

高校受験における調査書は、中学校での学習状況や学校生活などをまとめた書類です。生徒一人ひとりの中学校での成績や学校での様子がまとめられており、「内申書」と呼ばれることもあります。

生徒の成績がまとめられた書類としてはほかにも「通知表」があり、両者を混同してしまう方もいるかもしれません。

両者の違いは、「通知表」が生徒の保護者に渡される書類であるのに対して、「調査書」は受験する高校に対して渡される書類であるという点です。

◆通知表と調査書の違い

比較項目通知表調査書
主な用途学習状況を生徒・保護者へ伝える入学者選抜の資料として提出する
作成・提出学校から生徒・保護者へ渡される中学校が作成し、指定方法で提出する
様式・項目学校などによって異なる自治体・学校・入試方式によって異なる


高校入試では、学力検査、面接、作文、実技検査、調査書などを総合して合否を判定するのが一般的ですが、判定方法は入試方式によって異なります。

調査書と内申書の違い

「内申書」は、入学者選抜で使う調査書を指す通称として使われることがあります。公的な案内では「調査書」などの名称が使われますが、名称や様式は自治体・学校によって異なる場合があります。

中学校や志望校の案内で「調査書」「内申書」のどちらが使われているか確認してください。不明な場合は、必要な書類名と提出方法を中学校へ確認しましょう。

高校受験における調査書の記載内容

調査書のフォーマットは都道府県ごとに異なるため、記載される内容も各都道府県で異なりますが、一般的には以下に挙げるような項目が記載されることが多いです。

調査書に記載される項目の例
  • 基本情報
  • 各教科の学習の記録
  • 総合的な学習の時間の記録
  • 出欠の記録
  • 学校行事や部活動の記録

基本情報

「基本情報」には、氏名、性別、生年月日、住所といった生徒に関する基本的な情報が記載されます。

各教科の学習の記録

「各教科の学習の記録」では、各教科の学習状況は学校での評価にもとづいて整理され、調査書には都道府県の様式に沿って記載されます。

観点別学習状況には「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」があり、評価方法は学校から示されます。

評定を入学者選抜用に換算した数値が「内申点」などと呼ばれる場合があります。換算方法と配点は入試制度によって異なります。

総合的な学習の時間の記録

「総合的な学習の時間の記録」には、「総合的な学習の時間」でどのようなことに取り組んだかが記載されます。なお、記載方法や選抜での扱いは、自治体・学校によって異なります。

出欠の記録

「出欠の記録」には、出席日数および欠席日数、欠席日数やその事情の扱いは自治体や学校によって異なり、調査書に記載される場合もあれば、別紙で申告する場合もあります

欠席日数の記載方法や選抜での扱いは地域・学校によって異なるため、募集要項を確認してください。

学校行事や部活動の記録

「学校行事や部活動の記録」には、所属している部活動や部活動での活動成績、学校行事での役割、生徒会での経験などが記載されます。

公立高校と私立高校で異なる調査書の扱い

調査書を合否判定にどう使うかは、公立・私立という区分だけでは決まりません。都道府県、学校、学科、推薦・一般などの入試方式によって、評価項目や配点、出願条件が異なります。

◆調査書について確認する資料

確認項目公立高校私立高校
最新情報教育委員会の実施要領・選考基準学校の募集要項・入試要項
評定の扱い対象学年、換算方法、学力検査との比率出願基準、加点・優遇の有無
提出方法中学校経由・郵送・電子出願など中学校経由・郵送・窓口など
そのほか面接・特色検査・自己申告書など推薦条件・併願制度・資格条件など


同じ地域でも学校や入試方式によって条件が異なる場合があります。高校入試を受ける場合は、前年度の情報だけで判断せず、志望校の最新要項と中学校の進路案内を確認してください。

調査書の評定に関わる日頃の学習

評定は、定期テスト、提出課題、授業への取り組みなど、日頃の学習状況を総合して決まります。評価方法は学校や教科によって異なるため、学校から示される基準を確認しましょう。

評定に関わる学習のポイント
  • 各教科の評価規準を確認する
  • 定期テストや課題に計画的に取り組む
  • 提出期限と指定された方法を守る
  • 授業で考えた過程や振り返りを大切にする

定期テストと評価規準を確認する

定期テストは、学習状況を確認する材料のひとつです。テスト範囲を計画的に復習し、知識・技能だけでなく、思考・判断・表現を問う問題にも取り組みましょう。

評価方法や比重は、学校・教科によって異なります。年度のはじめや単元ごとに示される評価規準を確認し、不明点は担当教員へ質問してください。

提出課題へ計画的に取り組む

宿題、問題集、レポートなどは、内容と提出方法を確認し、自分で計画を立てて取り組みましょう。期限直前にまとめて済ませず、理解できていない箇所を復習することが大切です。

授業での学習過程を大切にする

授業では、話を聞くだけでなく、自分の考えをまとめる、課題へ取り組む、振り返るといった学習過程も大切です。発言回数だけを増やすのではなく、各教科の目標に沿って学びましょう。

高校受験で調査書を提出するまでの流れ

調査書の作成依頼や提出方法は、中学校、自治体、志望校によって異なります。まず志望校の募集要項で、必要書類、提出者、提出方法、締切を確認してください。

  • 志望校ごとに必要書類と提出方法を確認する
  • 中学校へ調査書の作成・発行を依頼する
  • 出願期限までに指定された方法で提出する

複数の学校に出願する場合は、必要部数だけでなく、同じ調査書を使えるか、学校ごとの様式が必要かも確認します。中学校が志望校へ直接提出する場合や、電子出願とは別に書類提出が必要な場合もあります。

作成に必要な期間と依頼期限は中学校へ確認し、余裕をもって手続きを進めましょう。受け取った調査書が封印されている場合は開封せず、中学校・志望校の案内どおりに提出してください。

高校受験の調査書に関する注意点

調査書に関する注意点
  • 封印された調査書は開封しない
  • 作成・発行の依頼期限を中学校へ確認する
  • 評定の対象学年と換算方法を最新要項で確認する

封印された調査書は開封しない

紙の調査書を生徒・保護者が受け取り、封筒が封印されている場合は開封しないでください。開封後の扱いは志望校によって異なる可能性があるため、誤って開けた場合は中学校へ相談しましょう。

出願書類は、紙で提出する方式のほか、Web出願システムと連動して中学校から電子データを送信する方式が採用されることもあります。提出方法は都道府県や学校によって異なるため、最新の募集要項を確認してください。

調査書の作成・発行に必要な期間を確認する

調査書の作成・発行に必要な日数は中学校によって異なります。推薦入試と一般入試、複数校への出願では依頼時期や必要部数が変わる場合があるため、中学校が示す期限までに申し込みましょう。

評定の対象学年と換算方法を確認する

調査書に記載する評定の対象学年や、選抜で使う評定の換算方法は、自治体・学校・入試方式によって異なります。

転居して別の都道府県で高校入試を受ける場合も、受験先の教育委員会と中学校へ早めに相談してください。

高校受験の調査書に関するよくある質問

ここでは、高校受験の調査書について、よくある質問に答えます。

欠席日数が多いと高校受験で不利になる?

欠席の記載方法や選抜での扱いは、自治体・学校・入試方式によって異なります。欠席日数だけで一律に合否が決まるわけではありません。

長期欠席者向けの自己申告書や、事情に配慮する制度を設ける自治体もあります。病気、不登校、家庭事情などで欠席が多い場合は、中学校の進路担当者へ相談し、最新の実施要領で利用できる書類や手続きを確認してください。

部活動を途中で辞めると調査書に悪影響がある?

退部したことだけで不利になるとは限りません。部活動歴を記載する項目や、活動実績を選抜資料・加点対象とするかは志望校と入試方式によって異なります。

部活動以外の委員会活動、学校行事、校外活動なども含め、記載対象と評価方法を募集要項で確認しましょう。

英検や漢検などの資格は受験で有利になる?

英検や漢検などの資格が調査書に記載されるか、また選抜で考慮されるかは、学校や入試方式によって異なります。対象となる検定、級、提出方法は募集要項で確認してください。

資格取得だけを目的にせず、学力検査、評定、面接など、志望校が使う選抜資料を確認して学習計画を立てましょう。

高校受験の調査書は最新の入試要項を確認しよう

調査書は、中学校での学習状況や学校生活などを記載し、入学者選抜の資料として提出する書類です。記載項目や選抜での使い方は、自治体・学校・入試方式によって異なります。

高校入試を受ける際は、志望校の募集要項と教育委員会の実施要領を確認してください。作成依頼の期限、提出方法、評定の対象学年、欠席や資格の扱いは、中学校の進路面談でも確認しましょう。

封印された調査書を受け取った場合は開封せず、案内された方法で期限内に提出してください。

塾・学習塾を探す
2026/08/18版
市区町村・駅
高校受験
葉玉 詩帆
この記事を編集した編集者
葉玉 詩帆
アメ塾(Ameba塾探し) 編集者

幼少期から高校卒業までに、ピアノやリトミック、新体操、水泳、公文式、塾に通う日々を過ごす。私立中高一貫校を卒業後、都内の大学に進学。東洋史学を専攻し、中東の歴史研究に打ち込む。卒業後、旅行会社の営業を経て現在に至る。中学受験、大学受験を経験した経験をもとに、「Ameba塾探し」では保護者や学生の方にとって有益な記事づくりを目指しています。