全国の主要都市に校舎を展開している、大手予備校の四谷学院。
豊富な合格実績があり独自の学習システムでも有名なことから、大学受験を控える方のなかには、四谷学院への入塾を検討している方もいることでしょう。
そこで気になるのが、四谷学院の料金です。
本記事では、四谷学院の料金が実際にいくらかかるのか徹底解説します。
さらに、各種割引などについても紹介しますので、四谷学院への入塾を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
四谷学院の特徴・指導方針
四谷学院は、「誰でも才能を持っている」という教育理念のもと、独自の学習システムである「ダブル教育」を提供する大学受験予備校です。
四谷学院独自の「ダブル教育」は、「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」を組み合わせた学習システムのこと。
生徒は自分の理解度にあわせた授業を受け、個別の問題演習をこなすことで、理解力と解答力をバランスよく伸ばすことができます。
科目別能力別授業は、少人数制での集団授業を実施。生徒の学力は科目ごとに異なるため、レベル別のクラスを設定しています。これにより、生徒は自分の理解度にあった授業を受けることができるので、効率的な学習が可能です。
55段階個別指導では、受験に必要な知識やテクニックを学ぶことができる個別演習と添削指導を実施。学習内容を55のステップに分け、各ステップで記述式のテストをおこない、講師がその場で採点・解説をおこないます。
個別演習と添削指導を繰り返すことにより、生徒は自分の理解度を確認しながら、着実に学力を伸ばすことができます。
四谷学院の料金体系|学年別に紹介
四谷学院では、週ごとに授業単位を定めており、0.5単位は週60分にあたります。たとえば、週4時間受講したい場合は、2単位を選択します。
入塾時に、入学金・授業料・諸経費・各種オプションの合計金額を納入します。支払いは全納・分納から選べますが、月払いではないことに注意しましょう。
学年ごとに授業単位の料金が異なるため、次より詳しく紹介します。
高1・高2生コースの料金|月額換算で13,750円~
高1・高2生コースの授業料は、以下のとおりです(6/6開始の場合)。
【高1・高2生コースの授業料】
| 授業単位数/週(※) | 全納 | 分納 | |
|---|---|---|---|
| 第1回納入金 | 第2回納入金 | ||
0.5単位 | 101,640円 | 23,760円 | 87,120円 |
1単位 | 200,200円 | 44,880円 | 164,560円 |
1.5単位 | 298,760円 | 66,000円 | 242,000円 |
2単位 | 378,840円 | 83,160円 | 304,920円 |
2.5単位 | 443,520円 | 97,020円 | 355,740円 |
3単位 | 508,200円 | 110,880円 | 406,560円 |
3.5単位 | 468,160円 | 102,300円 | 375,100円 |
4単位 | 517,440円 | 112,860円 | 413,820円 |
4.5単位 | 566,720円 | 123,420円 | 452,540円 |
5単位 | 628,320円 | 136,620円 | 500,940円 |
※0.5単位は週60分です。週5.5単位以上は校舎へお問い合わせください。
※講習・特訓の費用は含みません。
上掲した授業料以外に、11,000円の入学金と諸経費(全納で52,360円、分納で1回目は11,220円、2回目は41,140円)が必要です。
なお、授業料を全納した場合は「交通費補助金」が適用されるので、分納した場合と比べると授業料が9,240円安くなります。
また、単位数が増えるほど授業料は上がっていきますが、「3単位→3.5単位」のところだけは逆に授業料が下がっていることが表からもわかります。
これは、週3.5単位以上の申し込みで授業料20%割引が適用されるからです。そのため、週3単位での申し込みよりも、週3.5単位での申し込みのほうがお得になります。
表でまとめた金額はあくまでも通常授業を受けるために必要な金額で、講習や特訓を受講する場合は別途費用が必要です。
高1・高2生が四谷学院に通う場合の最低料金は、「週0.5単位で授業料を全納で支払うケース」ですが、その場合の月額換算料金は入学金と諸経費も含めて計算すると、13,750円になります。
高3生コースの料金|月額換算で13,017円~
高3生コースの授業料は、以下のとおりです。
【高3生コースの授業料】(6/6開始の場合)
| 授業単位数/週(※) | 全納 | 分納 | |
|---|---|---|---|
| 第1回納入金 | 第2回納入金 | ||
0.5単位 | 94,600円 | 31,020円 | 72,380円 |
1単位 | 184,800円 | 58,080円 | 135,520円 |
1.5単位 | 268,400円 | 83,160円 | 194,040円 |
2単位 | 338,800円 | 104,280円 | 243,320円 |
2.5単位 | 398,200円 | 122,100円 | 284,900円 |
3単位 | 457,600円 | 139,920円 | 326,480円 |
3.5単位 | 422,400円 | 129,360円 | 301,840円 |
4単位 | 466,400円 | 142,560円 | 332,640円 |
4.5単位 | 519,200円 | 158,400円 | 369,600円 |
5単位 | 572,000円 | 174,240円 | 406,560円 |
5.5単位 | 624,800円 | 190,080円 | 443,520円 |
6単位 | 677,600円 | 205,920円 | 480,480円 |
※0.5単位は週60分です。
※週6.5単位以上はお問い合わせください。
※講習・特訓の費用は含みません。
※2025年6月6日時点の情報です。
上掲した授業料以外に、11,000円の入学金と諸経費(全納で50,600円、分納で1回目は15,180円、2回目は35,420円)が必要です。
なお、授業料を全納した場合は「交通費補助金」が適用されるので、分納した場合と比べると授業料が8,800円安くなります。
また、単位数が増えるほど授業料は上がっていきますが、「3単位→3.5単位」のところだけは逆に授業料が下がっていることが、表からもわかります。
これは、週3.5単位以上の申し込みで授業料20%割引が適用されるからです。そのため、週3単位での申し込みよりも、週3.5単位での申し込みのほうがお得になります。
表でまとめた金額はあくまでも通常授業を受けるために必要な金額で、講習や特訓を受講する場合は別途費用が必要です。
高3生が四谷学院に通う場合の最低料金は、「週0.5単位で授業料を全納で支払うケース」ですが、その場合の月額換算料金は入学金と諸経費も含めて計算すると、13,017円になります。
高卒生コースの料金|月額換算で75,000円~
高卒生コースの授業料は、以下のとおりです。
【高卒生コースの授業料】(6/13開始の場合)
| コース | 全納 | 分納 | ||
|---|---|---|---|---|
| 第1回納入金 | 第2回納入金 | |||
| 東大理系(特選)・京大理系(特選)・東京科学大(理工系)(特選)・北大理系・東北大理系・名大理系・阪大理系・神大理系・広大理系・九大理系 | 890,000円 | 475,000円 | 470,000円 | |
| 国公立理系 | 4・5教科型 | 890,000円 | 475,000円 | 470,000円 |
| 3教科型 | 800,000円 | 385,000円 | 470,000円 | |
| 東大医学部(特選)・京大医学部(特選)・国公立医学部・国公立歯学部・国公立薬学部 | 890,000円 | 475,000円 | 470,000円 | |
| 国公立看護医療学部 | 890,000円 | 475,000円 | 470,000円 | |
| 早慶理系・関関同立理系・私立理系 | 800,000円 | 385,000円 | 470,000円 | |
| 私立医学部 | 800,000円 | 385,000円 | 470,000円 | |
| 私立薬学部・私立歯学部・私立農獣医学部・私立家政系(英国理型) | 800,000円 | 385,000円 | 470,000円 | |
| 私立看護医療学部 | 800,000円 | 385,000円 | 470,000円 | |
| 東大文系(特選)・京大文系(特選)・一橋大(特選)・北大文系・東北大文系・名大文系・阪大文系・神大文系・広大文系・九大文系 | 890,000円 | 475,000円 | 470,000円 | |
| 国公立文系 | 4・5教科型 | 890,000円 | 475,000円 | 470,000円 |
| 3教科型 | 800,000円 | 385,000円 | 470,000円 | |
| 早慶文系・関関同立文系・私立文系 | 800,000円 | 385,000円 | 470,000円 | |
※講習・特訓の費用は含みません。
※2025年6月6日時点の情報です。
上掲した授業料以外に、50,000円の入学金が必要です。なお、授業料を全納した場合は「交通費補助金」が適用されるので、分納した場合と比べると授業料が55,000円安くなります。
表でまとめた金額はあくまでも通常授業を受けるために必要な金額で、講習や特訓を受講する場合は別途費用が必要です。
高卒生が四谷学院に通う場合の最低料金は、「全納での授業料が850,000円のコースを選び授業料を全納したケース」ですが、その場合の月額換算料金は入学金も含めて計算すると、75,000円になります。
通信制高校からの大学受験コースの料金|月額換算で67,067円~
通信制高校からの大学受験コースの授業料は、以下のとおりです。
【大学受験コースの授業料】
| コース | 全納 | 分納 | |
|---|---|---|---|
| 第1回納入金 | 第2回納入金 | ||
高3国公立コース | 1,189,600円 | 604,220円 | 597,260円 |
高3私立コース | 954,100円 | 491,720円 | 474,260円 |
高2国公立コース | 1,032,300円 | 414,450円 | 629,400円 |
高2私立コース | 793,800円 | 325,950円 | 479,400円 |
高1コース | 846,300円 | 345,450円 | 512,400円 |
※講習・特訓の費用は含みません。
※2025年6月6日時点の情報です。
上掲した授業料以外に、11,000円の入学金が必要です。なお、授業料を全納した場合は「交通費補助金」が適用されるので、分納した場合と比べると高1・高2生は11,550円、高3生は11,880円授業料が安くなります。
表でまとめた金額はあくまでも通常授業を受けるために必要な金額で、講習や特訓を受講する場合は別途費用が必要です。
通信制高校からの大学受験コースの最低料金は、「高2私立コースで授業料を全納したケース」ですが、その場合の月額換算料金は入学金も含めて計算すると、67,067円になります。
なお、入学時期によって学費が異なりますので、自分のケースでの学費を知りたい場合は、四谷学院までお問い合わせください。
口コミによる月額平均料金は4.3万円!
なお、Ameba塾探しに寄せられた口コミによると、四谷学院に通っている生徒の毎月の平均料金は以下のとおりです。
【口コミによる月額平均】
※上記の金額は2025年11月11日現在のデータをもとに算出しています
上記のグラフから、高校生の月額平均費用は約4.5万円であることがわかります。
高1・高2生が週に4単位、高3生が週に4.5単位の授業を受講するとおおよそこれくらいの金額になるので、四谷学院に通う高校生は、塾で週に8~9時間程度の授業を受けている計算になります。
塾での受講数は各々の生徒の抱える事情によってさまざまですが、この数字をひとつの目安として考えていただくとよいでしょう。
四谷学院で授業料以外にかかる料金
四谷学院で授業料以外にかかる料金は、入学金や諸経費、講習・特訓の費用が挙げられます。
入学金は高卒生が50,000円、それ以外は11,000円です。諸経費が必要なのは高1~高3で、金額はそれぞれ以下のとおりです。
講習や特訓は自由参加なので、講習・特訓の費用はそれらをどれくらい受講するかによって変わります。
2025年度の予備校コース夏期講習は、80分授業×6コマで19,000円(講習生は19,500円)です。
高3生・高卒生向けの夏期特訓は、朝9:00から夜7:30まで3日連続で58,500円(講習生は60,000円)ですので、講習を受講する際の参考にしてください。
四谷学院に通った方の口コミから料金をチェック
四谷学院への入塾を検討している方は、料金に関する口コミを確認するのも有効です。
Ameba塾探しには、実際に塾に通った方の口コミが数多く寄せられているので、これまでに四谷学院に通った方の料金に関する口コミをチェックしてみましょう。
通塾時期や地域によって異なる部分もありますが、ぜひ参考にしてみてください。
◆ポジティブな口コミ
口コミによると、「授業の数や指導、テキストや設備を考えると良い」「教育ボリュームを考えるとこの金額は適切」といった意見が見られました。
四谷学院では、「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」をベースとしてしっかりとした指導をおこなうので、それを踏まえて考えるとお得な料金と考える方が多いようです。
また、「個別指導の他社や家庭教師と比べるとお得」といった口コミも見られました。個別指導や家庭教師は料金が高くなるイメージがありますが、個別指導形式での授業も受けられる塾として、四谷学院の料金はお得に感じるようです。
一方で、以下のような内容の口コミも見られました。
◆ネガティブな口コミ
口コミのなかには、「集団授業と55段階個別指導のどちらも取ると高い」といったものが見受けられました。
集団授業と個別指導のどちらも受けるということは、2種類の塾に通っているようなものと考えれば、費用の割高感は払拭されるかもしれません。
また、「学校法人でないため通学定期が使えなかった」「夏期講習や冬期講習などの費用を払うとかなりの金額になった」という意見も見られました。
授業料以外にどのような費用が必要になるか、事前に塾側に質問して把握しておくことで、「思ったより高い」と感じることを回避することができます。入塾する前に、必ず授業料以外の料金も確認するようにしましょう。
四谷学院では教育ローンが利用できる
四谷学院では、「国の教育ローン」(日本政策金融公庫の教育一般貸付) もしくはオリコスクールプランを利用することができます。
日本政策金融公庫の教育一般貸付である国の教育ローンの制度内容や申し込み手続きに関しては、日本政策金融公庫にお問い合わせください。
オリコスクールプランは、高卒生コースに入学する場合に利用可能なローンで、実質年率固定で返済方法は希望にあわせて選択可能。最短1日の審査で手続きが可能なので、急きょローンで借り入れをしたい場合にも便利です。
ローンの詳細や手続き方法は、オリコ学費専用窓口(0120-051-179)に電話で問い合わせるか、こちらのページからお問い合わせください。
四谷学院で利用できる各種割引・特典を紹介
四谷学院で授業を受けるためには、授業料や諸経費などを支払う必要がありますが、家計への負担を抑えるための割引や特典もいくつかあります。
四谷学院では週あたりの授業単位数によって授業料が決まりますが、週3.5単位以上の場合、授業料が20%割引になる「得割」の対象になります。
また、授業料は全納と分納を選ぶことができますが、全納すると「交通費補助金」が適用されて授業料が割安になります。
交通費補助金の金額は、学年によって以下のとおりです。
さらに、新聞奨学生を対象として入学金の免除をおこなっています。
対象となる新聞奨学生は、各新聞配達所長より「在職証明書」に印をもらい、入学手続き時に提出しましょう。
第一志望合格を目指す高校生・高卒生は四谷学院の個別相談会に参加しよう
四谷学院は、「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」を組み合わせた独自の学習システムである、「ダブル教育」が大きな特徴の予備校です。
授業料は1週間あたりの受講数で決まりますが、一定以上の講座を受講することで授業料が割引になるような制度も設けられています。
四谷学院への通塾を検討している方は、「個別相談会」に参加することをおすすめします。学習における不安を相談できるだけでなく、四谷学院の学習システムの説明を受けたり、自習室を体験したりすることが可能です。
入塾前に塾の雰囲気を確認して気になるポイントを解消することで、通塾を前向きに検討できるでしょう。




