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自己推薦書の書き方と7つの注意点を解説!書くことがないときの考え方も紹介

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自己推薦書は、推薦入試や総合型選抜などで自分の強みや経験、志望校にあう人物像を伝えるための書類です。何を書けばよいか迷う場合でも、自己分析と構成の整理をおこなえば、説得力のある内容にまとめやすくなります。

本記事では、自己推薦書の基本、志望理由書との違い、書き方の流れ、注意点、書くことがないときの考え方まで例を交えて解説します。提出前の添削や募集要項の確認も含め、実際に書き進める際のポイントを押さえましょう。

自己推薦書とは?

自己推薦書とは、自分がどのような人間であるかを伝え、その学校や大学にふさわしい人間であると出願校にアピールする書類です。推薦入試や総合型選抜で受験する際に、提出を求められます。

自身の経験や強み、長所などを交えて記載するのが一般的です。字数の目安は以下の通りです。

  • 大学入試:1,000~2,000字程度
  • 高校入試:400~800字程度

志望理由書との違い

自己推薦書と似た書類として「志望理由書」があります。

上述したように、自己推薦書は「自分がどのような人間か」ということを出願学校にアピールする書類です。

一方で、志望理由書は「自分がなぜこの学校を志望するのか」を記載する書類であり、性質が異なります。

  • 自己推薦書:自分の人物像をアピール
  • 志望理由書:学校を志望する理由を記載

志望理由書には、入学後に学びたいことなどを挙げつつその学校・大学に進学したい理由を記載しましょう。

推薦や総合型選抜で自己推薦書が必要な理由

推薦入試や総合型選抜で学校側が自己推薦書を提出させるのは、自己推薦書を通して「出願者の人間性や人物像」を把握するためです。

推薦入試や総合型選抜において、学校側は受験生の学力だけではなく、人物面も重視しています。学校には「求める人物像」があり、推薦入試や総合型選抜ではそれにマッチする出願者を合格させたいと考えています。

自己推薦書は、自分の経験や人となりを文章を通じて伝えることで、自分が志望校にマッチした人間であることを伝えるために必要なものなのです。

自己推薦書を作成するスケジュールと必要な準備

自己推薦書を作成するためには、以下のようなステップが必要です。

  • 情報収集と自己分析
  • 文章構成の検討
  • 表現手法の確認
  • 自己推薦書の作成
  • 添削を受けて修正

それぞれにどれくらいの時間がかかるかは人によりますが、添削を受けて修正する工程は何回か繰り返す必要があります。

添削をしてくれる先生の都合なども考えると、自己推薦書の提出締切の遅くとも1か月くらい前には、「初稿」を完成させておきたいところです。

そこから1週間に1度のペースで「添削・修正」を繰り返せば、初稿から4回の添削を経て完成形を提出できます。

1週間に1度のペースで「添削・修正」をするのが難しい方や、もう少し添削回数を増やしてもらいたい方は、スケジュールを前倒しして考えるとよいでしょう。

いずれにせよ、どのようなスケジュールを組むかは人それぞれなので、納得のいく自己推薦書を書き上げられるように早めに考え始めることが重要です。

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自己推薦書の基本構成と書き方の手順

自己推薦書を作成する際は、「序論・本論・結論」の3段構成で書くのが基本です。文章の構成を明確に分けることで、読み手にとって論理的でわかりやすい内容になります。

  • 序論:自分の強みなどを提示
  • 本論:具体的なエピソード
  • 結論:入学後の目標や展望

まずは序論で自分の強みやアピールポイントを提示し、続く本論でそれを裏付ける具体的なエピソードを展開します。そして最後の結論で、入学後の目標や将来の展望につなげる流れが王道です。

この基本構成を意識することで、面接官にしっかりと熱意が伝わる、説得力のある自己推薦書を作成できます。

書き出し(序論)の書き方

序論では、自分が最もアピールしたい強みや特徴を簡潔に宣言します。

たとえば、「私の強みは、目標達成に向けて計画的に努力を継続できる力です」といったように、一文目で結論を伝えることが大切です。ダラダラと過去の背景から書き始めてしまうと、結局何が言いたいのかが読み手に伝わりにくくなってしまいます。

冒頭で面接官の興味を引きつけ、「この受験生をもっと知りたい」と思ってもらうためにも、結論からスッキリと書き出すことを心がけてください。

具体的なエピソード(本論)の書き方

本論では、序論で述べた自分の強みを裏付ける具体的なエピソードを記載します。部活動や委員会などでの経験を振り返り、「どのような課題があり、どう考え、どのような行動を起こしたか」を具体的に書くことが重要です。

たとえば「県大会出場を目指し、毎日の練習メニューを独自に改善した」のように、自分ならではの工夫や行動を盛り込むのがポイント。客観的な事実や数字を交えて詳細に語ることで、アピールポイントの説得力が一段と高まります。

入学後の目標・展望(結論)の書き方

結論では、自分の強みや経験を活かして、入学後にどう活躍したいかという将来の展望を述べます。

単に「入学したら勉強を頑張りたいです」と書くのではなく、「高校での〇〇の経験を活かし、貴学の△△プロジェクトに貢献したい」など、志望校の特色と結びつけることが重要です。出願校が求める人物像に自分が合致していることをしっかりとアピールしましょう。

過去の経験から未来への意欲へと繋げることで、前向きで魅力的な自己推薦書が完成します。

自己推薦書を書くときの注意点

自己推薦書を書く時の注意点をイメージした画像

自己推薦書は推薦入試や総合型選抜において合否に大きく関わる書類であり、自己推薦書を通して自分という人間を学校側に適切に評価してもらわなければなりません。

そのため、自己推薦書を書くときには以下の点に注意しましょう。

自己推薦書を書くときの注意点
  • 出願する学校を知る
  • 自分自身のことを知る
  • PREP法で記載する
  • フォーマットを確認する
  • 具体的な経験を盛り込む
  • 事実でないことは書かない
  • 第三者に添削してもらう

それぞれの注意点を、詳しく解説します。

出願する学校・大学のことを知る

「自分がこの学校に適した人間である」ということを伝えるためには、まず出願学校のことを知らなければなりません。

校風・建学の精神や力を入れている分野などを把握し、自己推薦書に記載する内容をそれらにマッチさせることで、高い評価を得やすくなります。

たとえば、「グローバルに活躍できる人材を育てる」ということに力を入れている学校であれば、留学経験やTOEICやTOEFLで高得点を取るために努力した経験を踏まえた内容を記載できるとよいでしょう。

自分自身のことを知る

自己推薦書は自分をアピールするためのもの。自分自身のことを深く理解してから作成することが大切です。

自分自身のことを知るために、「モチベーショングラフ」を活用してみてください。モチベーショングラフとは、これまでの人生を振り返り、モチベーションの変化にフォーカスして整理する方法です。

過去の行動や感情に対して「なぜ?」という気持ちをもって考えることで、自分自身を客観的に分析できます。自分自身の価値観や性格を適切に把握するのに役立ててください。

PREP法で記載する

自己推薦書の中身はもちろん大事ですが、その中身をわかりやすく伝える表現方法も意識しましょう。

自己推薦書では「PREP法」と呼ばれる方法に沿って記載することで、相手に伝わりやすい文章になります。PREP法とは文章構成方法のひとつで、以下のような順番で文章を構成することを指します。

  • Point:結論
  • Reason:理由
  • Example:具体例
  • Point:結論

PREP法を用いることで文章の流れが論理的になるので、相手に伝わりやすくよい印象を与えられる文章を作成できるでしょう。

学校や大学が課すフォーマットを確認する

自己推薦書作成のために課されるフォーマットは、学校や大学・学部によって異なります。

既定のフォーマットがある場合は、公式サイトなどからダウンロードして漏れなく記入しましょう。その際、字数制限の有無や必要書類の有無などを確認し全体のイメージをつかんだうえで記載を進めるようにしてください。

具体的なエピソードを盛り込む

これまでの経験や頑張ったことをアピールするためには、なるべく具体的なエピソードを盛り込むことが重要です。

たとえば、部活のキャプテンとして県大会優勝に導いたエピソードを自己推薦書に記載するとしましょう。このとき、「キャプテンとしてチームのみんなを引っ張り県大会優勝まで導いた」と記載するだけでは具体性が欠けています。

「上級生と下級生が風通しよく意見を言い合える環境を作るために、定期的に話し合いの場を設けた」や「県大会優勝というゴールを目指すために短期で達成すべき目標を設定し、そのために必要な練習内容を一から考案した」など、自分がどのような形でその取り組みに関わったかがわかるような内容の記載が必要です。

時系列に沿って記載する、具体的な数字を盛り込みながら説明するなど、読み手に伝わりやすいような工夫も心がけましょう。

事実でないことは書かない

自己推薦書は自分のことを志望校に評価してもらうための書類なので、なるべくよい内容を書きたいと思うのは当然の心理です。しかし、虚偽の内容を記載してはいけません

たとえば、生徒会役員として働いていたことをアピールしたい場合に、役職が副会長だったのにもかかわらず「生徒会長として学校全体をまとめて…」というような虚偽の記載をするようなことは避けましょう。

面接では自己推薦書の内容について質問されることがあり、その際の受け答えで自己推薦書の内容が嘘や誇張であることがわかると、マイナス評価になることは避けられません。

内容や誤字脱字・言い回しなどを添削してもらう

上述したようなことを意識して、一度自分で自己推薦書を完成させましょう。そして出来上がった書類について、学校の先生や塾の講師に添削してもらいましょう

自分では筋の通った内容になっていると感じても、初めて読む人からすれば読みにくい内容になっている場合があります。また、自分のことをよく知ってくれている方であれば、自己推薦書に記載するべきよりよい内容を提案してくれる可能性も考えられます。

記載内容やテーマに加えて、構成や誤字脱字・表現方法も確認してもらいブラッシュアップすることで、よりよい自己推薦書を完成させられるでしょう。

自己推薦書に書くことがない?記載する内容の例を紹介

自己推薦書に書くことがないと悩む学生をイメージした画像

「自己推薦書に書くことがない」と悩んでいる方もいるかもしれません。もしもそう感じているのであれば、自己分析が足りていない証拠です。

モチベーショングラフを用いて改めて自分の過去を振り返り、自己推薦書に書けるようなポイントを探しましょう。

どうしても記載内容に悩んでしまうという方は、以下の項目を参考に自己推薦書に記載すべき内容とそれに紐づくようなエピソード・テーマを考えてみてください。

  • 学業面:得意科目など
  • 課外活動:部活動など
  • 個性・特技:趣味など
  • 将来の展望:入学後の目標

アピールポイント別!自己推薦書の例文

ここでは、部活動、委員会、資格取得など、よくあるアピールポイント別の例文を紹介します。

自分の経験に近いものを参考にしながら、具体的なエピソードや志望校への熱意を自分自身の言葉に置き換えてみてください。

例文をそのまま書き写すのではなく、あくまで構成や言い回しの参考として活用することが大切です。自分らしいオリジナルの自己推薦書を作成するためのヒントとして、ぜひ役立ててください。

部活動・クラブ活動をアピールする例文

部活動での経験は、協調性や継続力、リーダーシップをアピールするのに最適です。

「私の強みは、チームの課題を見つけ解決に導く行動力です。高校のバスケットボール部では副キャプテンを務め、チームの連携不足という課題に直面しました。そこで、学年を問わず意見を交換できるミーティングを週に1回導入しました。結果としてチームの結束力が高まり、県大会ベスト8という目標を達成できました。貴学に入学後もこの行動力を活かし、多様な価値観を持つ学生と協働しながら、実践的なプロジェクト学習に積極的に取り組みたいと考えています。」

実績そのものよりも、目標に向けた過程での努力や工夫を強調するようにしましょう。

委員会・生徒会活動をアピールする例文

委員会や生徒会での活動は、責任感や企画力、周囲を巻き込む力を伝えるのに効果的です。

「私は、周囲の意見を汲み取り、形にする企画力に自信があります。生徒会役員として文化祭の運営に携わった際、例年参加率が低いという課題がありました。そこで、全校生徒へのアンケートを実施してニーズを分析し、参加型の新しい企画を立案・実行しました。その結果、前年比で参加者数を20%増加させることができました。貴学の〇〇学部でも、この企画力と実行力を活かし、地域連携ボランティア活動などでリーダーシップを発揮して貢献したいです。」

具体的な数字を入れることで、成果がより明確に伝わりやすくなります。

資格・検定取得をアピールする例文

資格や検定の取得は、目標に向けた計画性や継続的な学習意欲をアピールできます。

「私の強みは、高い目標を掲げ、計画的に努力を継続できる力です。将来グローバルに活躍したいという思いから、高校在学中に英検準1級の取得を目標に掲げました。毎日通学の1時間をリスニング学習に充て、週末は長文読解に取り組むという学習計画を立てて1年間継続した結果、無事に合格することができました。貴学の国際学部では、この継続力を活かして専門的な語学学習に励み、将来は海外の教育支援に携わるという夢を実現したいと考えています。」

資格取得に向けた具体的な学習プロセスを記載することがポイントです。

自己推薦書に関するよくある質問

自己推薦書を作成する際、多くの受験生が抱くよくある疑問について解説します。細かい指定やルールは学校によって異なるため、まずは募集要項をしっかり確認することが大前提となります。

よくある疑問を解消し、不安をなくした状態で自信を持って自己推薦書の作成を進めましょう。

手書きとパソコンどちらで作成するべき?

募集要項に指定がない場合は、原則として手書きで作成するのが無難です。手書きの文字には、丁寧さや志望校への熱意が伝わりやすいというメリットがあります。

黒のボールペンを使用し、誤字脱字があった場合は修正液を使わず、新しい用紙に最初から書き直すのが基本マナーです。

ただし、近年はWeb出願の普及により、パソコンでの入力を推奨・指定する学校も増えています。必ず事前に出願校の募集要項や、指定フォーマットのルールを確認して作成方法を選びましょう。

指定された文字数の何割まで書くべき?

指定された文字数の「8割以上」を目安に書くのが一般的です。たとえば「800字以内」と指定されている場合、最低でも640字、できれば700〜750字程度は埋めるようにしましょう。

文字数が少なすぎると「熱意が足りない」「アピールすることがない」と面接官に捉えられる可能性があります。逆に、制限文字数を1文字でも超えるのはルール違反となるため厳禁です。文字数ギリギリまで内容を充実させることで、志望校への強い意欲をアピールできます。

完璧な自己推薦書を作成して受験を有利に進めよう!

自己推薦書は、推薦入試や総合型選抜で受験する際に必要な書類で、「自分がどのような人間か」ということを出願校にアピールするために用いられます。

自分という人間が志望校が求める人材と一致していることを伝えるための書類なので、自己推薦書を書くにあたっては志望校の校風やアドミッション・ポリシー、自分の性格や価値観を適切に把握しなければなりません。

これまでの人生で自分がどのようなことに力を入れてきたか、その結果どのようなことを学んだかを自己推薦書の内容に落とし込んで、読み手に伝わりやすいような文章を構成しましょう。

なお、自分ではよくできたと思っている文章でも、他人が読むとあまり意味が通じないといったことはよくありますが、そういった文章を自己推薦書で書いてしまうと、合否に大きく影響する可能性があります。

学校や塾の先生に添削をお願いして、内容や構成、誤字脱字・言い回しなどを確認してもらい、完璧な状態に仕上がった自己推薦書を提出しましょう。

葉玉 詩帆
この記事を編集した編集者
葉玉 詩帆
アメ塾(Ameba塾探し) 編集者

幼少期から高校卒業までに、ピアノやリトミック、新体操、水泳、公文式、塾に通う日々を過ごす。私立中高一貫校を卒業後、都内の大学に進学。東洋史学を専攻し、中東の歴史研究に打ち込む。卒業後、旅行会社の営業を経て現在に至る。中学受験、大学受験を経験した経験をもとに、「Ameba塾探し」では保護者や学生の方にとって有益な記事づくりを目指しています。