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総合型選抜の面接対策|生成AIを使った想定質問の作り方と合格に近づく模擬練習法

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「総合型選抜の面接の練習をしたいけれど、先生や親に何度も頼むのは気が引ける…」 「自分の回答が客観的に見てどう評価されるのか、自分一人では判断できない」

総合型選抜(旧AO入試)に挑む多くの受験生が、このような悩みを抱えています。面接は、経験や志望動機を自分の言葉で語らねばならず、付け焼き刃の対策では通用しません。

充分な対策が必要であるとはわかっていても、練習相手がいない、練習方法がわからないという方もいるのではないでしょうか?そこで便利なのが、ChatGPTやGeminiといった生成AIです。

本記事では、AIを単なる質問作成機としてではなく、面接対応力を引き上げる「合格への伴走者」にするための具体的なステップを詳しく解説します。

総合型選抜の面接対策に生成AIを活用するメリット

これまでの面接対策は、対人での練習が不可欠でした。しかし、昨今の生成AIの性能向上によって、一人でも面接対策が可能になっています。

面接対策に生成AIすることで、以下のようなメリットが考えられます。

面接対策に生成AIを活用するメリット
  • 想定質問を志望理由書から自動生成できる
  • 弱点を突く「圧迫気味の深掘り」を何度でも体験できる
  • 音声・表情分析で「第一印象」を客観的に数値化できる

膨大な「想定質問」を志望理由書から自動生成できる

生成AIの最大の強みは、膨大なテキストデータを瞬時に分析する能力です。あなたが提出する予定の志望理由書をAIに読み込ませることで、「あなた専用の質問リスト」を数秒で生成できます。

一般論としての「志望理由は?」といった質問だけでなく、「あなたが志望理由書の2段落目で述べている〇〇という経験は、具体的に入学後の△△という研究にどう繋がるのですか?」といった、本番さながらのピンポイントな問いを作成できるのが大きなメリットです。

自分の弱点を突く「圧迫気味の深掘り」を何度でも体験可能

学校の先生や親との練習では、どうしても遠慮が生じたり、関係性が近すぎて緊張感が薄れたりすることがあります。

一方、生成AIには遠慮がありません。「もっと厳しく、論理の矛盾を突いてほしい」と指示すれば、合格レベルに達するまで、何度でも深掘り質問を投げかけてくれます。

納得がいくまで、深夜でも早朝でも「千本ノック」のような練習が可能です。

音声や表情の分析で「第一印象」を客観的に数値化できる

面接の評価の半分以上は、話の内容以外の「非言語情報(見た目、声のトーン、表情)」で決まるといわれています(メラビアンの法則)。

表情や声のトーンから印象を判断するAIサービスを活用すれば、自分の話すスピードが速すぎないか、笑顔が足りているか、声のトーンが暗くないかを客観的に数値化・可視化できます。

「自分では元気に話しているつもりだったけれど、データで見ると暗かった」と気づくだけで、面接本番の臨み方は変わるでしょう。

生成AIで総合型選抜の対策をおこなう手順|3ステップで紹介

ここからは、総合型選抜の面接対策に生成AIを活用する手順について紹介します。

【ステップ①】生成AIで「合格を勝ち取る想定質問リスト」を作る

まずは、大学情報や面接の詳細を調査し、自分を知るための「準備」に生成AIを使ってみましょう。

志望学部・学科に特化した専門的な質問を抽出する

大学側は「この学生は本当にうちの学問に興味があるのか?」を厳しくチェックします。

生成AIに大学の募集要項やアドミッション・ポリシー、さらには志望学部の教授の研究テーマなどを読み込ませましょう。

「この大学の教育理念に照らし合わせたとき、受験生に問うべき重要な質問を5つ挙げてください」と指示することで、大学が求める学生像に直結した質問を把握できます。

このとき、WebサイトのURLではなく、記載内容をコピー&ペーストして尋ねると内容を正確に判断してくれますよ。

プロンプト付き!志望理由書から「深掘り質問」を生成させるコツ

生成AIに質問を作らせる際、単に「質問を作って」と言うだけでは不十分です。

以下のプロンプトのように、生成AIに具体的な「役割」と「視点」を与えてください

プロンプト例

あなたは総合型選抜(旧AO入試)の面接対策に精通した、温厚で的確な「面接対策コーチ」です。 提示された「志望理由書」から、実際の面接で試験官が投げかける可能性が高い質問を10個予測してください。威圧感を与えるのではなく、受験生が「自分の魅力をどう伝えるか」を整理するための、本番を想定したトレーニング用質問リストを作成してください。

# 質問の構成(以下の比率を意識してください):
1. 基本・導入(2問): 志望理由の要約や、自身の強みについて。
2. 学びの必然性(3問): 「なぜ他大ではなく本学か?」「なぜこの学部か?」の深掘り。
3. 過去の経験と紐付け(3問): 活動実績から何を得て、どう成長したか。
4. 未来への展望・変化球(2問): 入学後の具体的な学習計画や、将来の社会貢献について。

# 出力:
1. 想定質問リスト(10選)
   - 各質問に、面接官がその質問を通じて「受験生の何を知りたいのか(意図)」を1行添えてください。2. ワンポイントアドバイス
   - 全体を通して、回答する際に意識すべき「あなたの強み」を1つ伝えてください。

# 志望理由書: [ここに自分の志望理由書をペースト]

このプロンプトを使うことで、生成AIはあなたの文章の隙を見つけ出し、本番で受験生が答えに詰まりやすい「痛いところ」を突く質問を生成してくれます。

時事問題や学問的トレンドを予測して対策する

総合型選抜では、志望分野に関連する最新ニュースへの見解を問われることも珍しくありません。

ここで役立つのが、インターネット検索機能を持つ生成AI(Perplexity AIやGemini)です。

「法学部志望の高校生が、今押さえておくべき日本の法整備に関する最新ニュースと、それに対する想定質問を教えて」と尋ねることで、常に最新のトレンドに基づいた対策が可能になります。

【ステップ②】生成AIを面接官に見立てた「模擬練習」の実践

想定質問リストができたら、次は練習に進みましょう。生成AIとの対話を通じて、アウトプットの質を高めます。

ChatGPTの音声モードを活用した「リアル対話演習」

スマホ版ChatGPTの「音声会話モード」を使えば、画面を見ずに、声だけで面接練習ができます。

テキスト入力とは異なり、その場のレスポンスの速さや、声の詰まりを自分自身で体感できるため、本番に近い緊張感を作り出せます。「声で答える」という行為を繰り返すことで、頭の中にある知識が「話せる言葉」へと変換されていきます。

あえて「意地悪な面接官」を演じさせるプロンプト設定

一問一答で終わる練習は、本当の練習にはなりません。一つの回答に対して、さらに深く問い直される状況を作りましょう。

設定用プロンプト例

「これから模擬面接を行います。あなたは非常に厳格な面接官を演じてください。私が回答した内容に対して、必ず『それはなぜですか?』『具体的には?』『別の方法ではダメなのですか?』といった深掘り質問を、最低5回は連続して行ってください。私の論理が破綻するまで追い込んでください。」

この「なぜなぜ分析」のトレーニングを積むことで、本番でどんな変化球が飛んできても、動じずに自分の考えを述べる力が養われます。

内容の「論理的整合性」をAIに評価してもらう

練習が終わったら、自分の回答を生成AIに書き起こさせ、分析させましょう

その際、以下のポイントで評価させます。


◆評価させるポイント

  • PREP法(結論→理由→具体例→結論)になっているか?
  • 志望理由書に書いたことと、口頭で答えた内容に矛盾はないか?
  • 専門用語を正しく使えているか?

これらをAIに採点(100点満点など)させることで、自分の現在地を数字で把握し、モチベーションを維持することができます。

【ステップ③】生成AIのフィードバックを自分の言葉に変えるリライト術

生成AIがくれたアドバイスをそのまま使うのはNGです。ここからの「自分の言葉への落とし込み」が合否を分けます。

生成AIの回答例を「コピペ」するのは絶対にNGな理由

生成AIは「平均的で美しい正解」を作るのが得意ですが、それは誰にでも当てはまる「個性のない回答」でもあります。

面接官は、あなたの洗練された日本語を聞きたいのではありません。あなたの言葉の裏にある「経験の重み」や「思考の深さ」を見ようとしています。

生成AIが提案した「素晴らしい回答」を丸暗記して話すと、面接官には「どこかで聞いたような、魂の入っていない言葉」として伝わり、評価は著しく下がります。

生成AIの指摘を元に、自分の「原体験」を肉付けする

生成AIから「具体性が足りない」と指摘されたら、それはあなたの原体験(エピソード)を語るチャンスです。

たとえば、生成AIは「〇〇という社会貢献をしたい」という構成は作れますが、「中学生の時、近所の公園でゴミを拾っているお年寄りを見て、胸が熱くなった」というあなた自身の心の動きは作れません。

指摘された箇所の修正には、必ず「その時、自分はどう感じ、どう動いたか」という具体的なエピソードを自分で書き足してください

話し方のクセ(「えー」「あのー」)をAIツールで矯正する

いくら内容が素晴らしくても、フィラー(「えー」「あー」「えっと」といった無意味な言葉)が多いと、自信がないように見えてしまいます。

生成AIの書き起こし機能を使うと、自分の発言の中にどれだけフィラーが含まれているかが一目瞭然になります。

「1分間に10回も『えー』と言っている」という事実を突きつけられることで、意識的に発言を短く区切ったり、沈黙を恐れずに話したりするトレーニングが可能になります。

総合型選抜の面接対策に役立つおすすめAIツール・サービス

ここからは、総合型選抜の面接対策におすすめのAIツールを消化します。対策の目的にあわせて、ツールを使い分けましょう。

ChatGPT / Gemini:対話と論理チェックの王道

ChatGPTは最も汎用性が高く、壁打ち相手として最適です。論理的な矛盾の指摘や、想定質問の作成など、思考を深めるフェーズで活躍します。

アオマル:総合型選抜に特化したAI面接対策アプリ

アオマルは「総合型選抜」に特化しているため、志望大学の過去の傾向などを踏まえた対策ができるのが強みです。受験生向けのUIで使いやすく、迷ったらまずこれというアプリです。

steach(スティーチ):表情や声のトーンをAIが診断

steachは、スマホで録画した練習動画をAIが解析し、「視線の安定感」「笑顔の割合」「声の大きさ」などをスコア化してくれます。非言語コミュニケーションを磨くには最強のツールです。

Perplexity AI:学部に関連する最新情報の収集に

Perplexity AIは回答のソース(出典)を明示してくれるため、面接で話す情報の信憑性を高めることができます。最新の学問トレンドのリサーチには欠かせません。

【注意】生成AIは万能ではない!最後は「人」との練習が不可欠

生成AIを活用すれば合格圏内までの最短ルートを確保できますが、最後に合否を分けるのは、あなた自身の言葉に宿る「熱意」と「その場の空気感」です。

生成AIが判断できない「熱意」と「その場の空気感」

生成AIは言葉の論理性は判断できますが、あなたの目力、言葉の熱量、場の空気感に応じた柔軟な対応までは評価しきれません

特に総合型選抜では、「この学生と一緒に学びたい」と教授に思わせる人間的魅力(情熱や愛嬌)が重要です。最終的な仕上げは、必ず学校の先生や塾の講師など、信頼できる大人にチェックしてもらいましょう。

ハルシネーション(もっともらしい嘘)への警戒

生成AIは、実在しない法律や研究成果を堂々と語ることがあります(ハルシネーション)

生成AIが教えてくれた専門知識をそのまま面接で話し、もしそれが間違っていた場合、「基礎知識が欠如している」と致命的な評価を受けかねません。

生成AIが提示した事実やデータは、必ず自分自身で公式資料や新聞などで裏取りをおこなってください。

生成AIを賢く使い自信をもって本番に臨もう!

生成AIを使った面接対策は、決して「楽をするための手抜き」ではありません。むしろ、一人で悩む時間を減らし、「自分をより深く知り、より高く成長させるための高度な戦略」です。

生成AIとの対話を繰り返す中で、あなたは自分の弱点と向き合い、それを克服する言葉を自ら紡ぎ出すことになります。その過程で得た「自分はこれだけ準備した」という圧倒的な自信こそが、本番の緊張を跳ね除け、あなたの本来の魅力を面接官に伝える武器になります。

生成AIという強力なパートナーを味方につけ、自信に満ちた笑顔で合格を勝ち取りましょう!

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2026/02/17版
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総合型選抜(旧AO入試)
中山 朋子
この記事を執筆した執筆者
中山 朋子

Ameba塾探し 執筆者

小さい頃からピアノ、書道、そろばん、テニス、英会話、塾と習い事の日々を送る。地方の高校から都内の大学に進学し、卒業後は出版社に勤務。ワーキングホリデーを利用して渡仏後、ILPGAに進学し、編集ライターの仕事をしながらPhonétiqueについて学ぶ。帰国後は広告代理店勤務を経て、再びメディア業界に。高校受験を控える子を持つ親として、「Ameba塾探し」では保護者目線の有益な情報をお届けする記事づくりを目指しています。