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浪人生の調査書はどうもらう?発行期手順や母校への頼み方、有効期限を解説

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「いよいよ出願の時期だけど、調査書ってどうやって手に入れるんだっけ?」「卒業した高校に連絡するのは少し気まずいし、先生に何か言われたら嫌だな…」

浪人生活を送る中で、避けて通れないのが大学受験に必要な「調査書」の手配です。現役時代は学校側がすべて用意してくれましたが、浪人生は自分ですべての手続きをおこなわなければなりません。

母校の門を叩くことに心理的なハードルを感じている人も多いでしょう。しかし、調査書は出願に欠かせない最重要書類の一つです。手続きを後回しにして「出願締め切りに間に合わない!」とパニックになることだけは避けなければなりません。

この記事では、浪人生が調査書を取得するための具体的なステップから、母校への連絡が気まずい時の対処法、有効期限の注意点までを解説します。この記事を読めば、迷うことなくスムーズに書類を揃え、安心して勉強に集中できるようになります。

浪人生に調査書はなぜ必要?主な用途と提出のタイミング

浪人生にとって、調査書は単なる成績表ではなく、あなたの高校3年間の努力を公的に証明する唯一の書類です。

まずは、どのような場面で必要になるのかを整理しておきましょう。

一般選抜・共通テスト利用入試での必須書類

私立大学・国公立大学を問わず、一般選抜(一般入試)に出願する際、ほぼすべての大学で調査書の提出が求められます。共通テスト利用入試であっても、出願先の大学に調査書を送付する必要があります。

大学側は、筆記試験の点数だけでなく、高校時代の評定や欠席日数、部活動の記録などを確認し、多面的に受験生を評価するために使用します。近年は、主体性を評価する観点から、調査書の重要性が高まっている大学も増えつつあります。

総合型選抜(旧AO)・学校推薦型選抜での役割

浪人生であっても、募集要項に「既卒生可」とあれば総合型選抜や学校推薦型選抜に出願できる場合があります。

この場合、調査書は合否を左右する極めて重要な資料となります。高校時代の活動実績や資格取得、先生による所見欄が詳しくチェックされるため、早めの手配が必要です。

予備校のスカラシップ制度や入塾時に必要なケース

大学受験以外でも、大手予備校の「特待生(スカラシップ)制度」を利用して授業料の免除を受けたい場合、高校の調査書の提出を求められることがあります。

入塾時や年度の途中で申請する場合があるため、受験用とは別に1〜2枚余分に持っておくと安心です。

浪人生が調査書をもらうための3ステップ

調査書の発行依頼は、難しいことではありません。以下の3ステップに沿って進めれば、確実に手元に届きます。

浪人生が調査書をもらうための3ステップ
  • 母校(出身高校)の公式サイトで申請方法を確認
  • 必要書類(身分証・手数料・返信用封筒など)を準備
  • 窓口または郵送で発行を依頼する

ステップ①:出身高校の公式サイトで申請方法を確認する

まずは母校のホームページを開き、「卒業生の方へ」「証明書発行」といった項目を探しましょう。多くの学校では、卒業生向けに専用の申請ページを用意しています。

「申請に必要な書類」「1枚あたりの手数料」「郵送が可能かどうか」の3点を必ず確認しておきましょう。

ステップ②:必要書類を準備する

申請方法が確認できたら、以下のものを揃えます。

  • 証明書交付願: 学校指定の様式を印刷します。
  • 本人確認書類: 運転免許証や健康保険証のコピーが必要です。
  • 発行手数料: 1枚につき400円〜700円程度。現金(窓口の場合)や「定額小為替(郵送の場合)」で支払います。
  • 返信用封筒と切手: 郵送を希望する場合、宛先を書いた封筒と枚数に応じた切手を用意します。

ステップ③:窓口または郵送で発行を依頼する

準備が整ったら、学校の事務窓口へ行くか、郵送で書類を送りましょう

窓口に行く場合は、事務局の受付時間(例:平日9:00〜16:30など)を必ず確認してください。郵送の場合は、配達記録が残るレターパックや簡易書留を利用すると、紛失のリスクを避けられるのでおすすめです。

「母校に行くのが気まずい…」浪人生のよくある悩みと解決策

「浪人していることを知られたくない」「担任の先生に合わせる顔がない」という不安は、多くの浪人生が抱えるものです。しかし、心配はいりません。

郵送での取り寄せなら先生と顔を合わせずに済む

最も確実な解決策は「郵送申請」です。多くの高校では、遠方に住む卒業生のために郵送での発行に対応しています。

これなら、事務職員の方と書類のやり取りをするだけで済み、当時の先生方と顔を合わせる必要はありません。精神的な負担を感じるなら、迷わず郵送を選びましょう。

担任の先生が不在・退職していても事務局で発行可能

「担任の先生が好きじゃなかった」「先生が異動してしまった」という場合も大丈夫です。調査書の発行は、個人の判断ではなく学校事務としての業務です。

学校に残っている記録に基づいて、現在の教員や事務によって発行されるため、先生との関係に不安があっても問題なく発行されます。

訪問する場合は事前に電話でアポイントを取るのがマナー

どうしても窓口に行く必要がある場合、いきなり訪問するのは避けましょう。事前に「○年卒業の○○○○です。調査書の発行をお願いしたいのですが、伺ってもよろしいでしょうか」と電話で連絡するのがマナーです。

あらかじめ伝えておくことで、窓口での待ち時間を短縮でき、不意に先生と遭遇して焦るリスクも減らせます。

調査書に関する4つの注意点

調査書には、受験生が見落としがちな注意点がいくつかあります。

調査書に関する4つの注意点
  • 調査書の有効期限は「発行から3か月」が一般的
  • 発行までには1週間〜10日程度かかる
  • 封筒は絶対に自分で開けない
  • 調査書が発行できない場合がある

調査書の有効期限は「発行から3か月」が一般的

多くの大学では、調査書の有効期限を「出願から遡って3ヶ月以内に発行されたもの」と規定しています。

夏頃に張り切って大量に用意しても、冬の一般入試では使えなくなってしまう可能性があるため注意が必要です。

書類を提出する期限から逆算して、11月以降に発行依頼をするのが最も安全です。

発行までには1週間〜10日程度かかる

調査書は、依頼してその場で発行されるものではありません。校長印の押印や書類作成に、通常1週間程度の時間がかかります。

12月の三者面談や冬休み期間は学校事務も混雑・休業するため、出願締め切りの2週間前までには申請を完了させておきましょう。

封筒は絶対に自分で開けない

調査書は通常、学校名の入った封筒に入れられ、糊付けされた上に「割印(厳封)」がされています。これを自分で開封してしまうと、その調査書は無効になります。

中身が気になるかもしれませんが、封を切らずにそのまま大学へ提出してください。

卒業後5年・20年経過すると「発行不可」になる?

学校教育法施行規則により、指導要録の保存期間は「単位修得記録は20年」「成績や所見は5年」と定められています。

多浪生や再受験生の場合、成績入りの調査書が出せないことがあります。その場合は「発行不可の証明書」を大学へ提出することになるため、早めに高校へ相談してください。なお、受験資格自体に影響はありません。

【Q&A】浪人生の調査書に関するよくある疑問

ここでは、浪人生が調査書を準備する際のよくある質問を紹介します。

調査書は何枚くらい用意しておくべき?

「受験する大学の数 + 予備校用1〜2枚 + 予備1枚」が目安です。一般入試で5〜8校程度受ける場合は、10枚程度まとめて申請しておくと、急な併願校の追加にも対応できます。

成績が悪くても合格に影響する?

一般入試においては、あくまで筆記試験の点数が合否の大部分を占めます。調査書の内容だけで不合格になることは稀ですが、同点数で並んだ際の判断材料になることはあります。今の自分に変えられない過去を悔やむより、当日の1点を積み上げる勉強に集中しましょう。

共通テストの出願には調査書が必要?

共通テストの「出願時(9月下旬〜10月上旬)」には、調査書は不要です。 必要なのは「卒業証明書」のみとなります。調査書が必要になるのは、その後の各大学への個別出願のタイミングです。

調査書の準備は速やかかつ正確に進めよう

調査書の手続きは、浪人生にとって少し億劫な作業かもしれません。しかし、一つひとつは事務的なステップに過ぎません。

早めに母校の公式サイトを確認し、11月に入ったら速やかに申請を済ませてしまいましょう。事務的な不安を早めに解消しておくことで、直前期の貴重な時間をすべて勉強に充てることができます。

「あの時、もっと早く動いていれば…」と後悔することのないよう、今すぐスケジュール帳に「母校へ連絡」と書き込んでください。書類が揃えば、あとは合格に向けて突き進むだけです。あなたの努力が、最高の結果として結実することを心から応援しています。

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2026/02/17版
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中山 朋子
この記事を執筆した執筆者
中山 朋子

Ameba塾探し 執筆者

小さい頃からピアノ、書道、そろばん、テニス、英会話、塾と習い事の日々を送る。地方の高校から都内の大学に進学し、卒業後は出版社に勤務。ワーキングホリデーを利用して渡仏後、ILPGAに進学し、編集ライターの仕事をしながらPhonétiqueについて学ぶ。帰国後は広告代理店勤務を経て、再びメディア業界に。高校受験を控える子を持つ親として、「Ameba塾探し」では保護者目線の有益な情報をお届けする記事づくりを目指しています。