塾には、集団指導をおこなう塾から個別指導をおこなう塾まであり、受験に特化した指導や学校の授業サポートをメインに指導する塾など特徴が異なります。
全国各地に教室を構える塾に加えて、最近ではオンライン塾も増えてきました。どの塾がいいのか知りたい方も多いことでしょう。
この記事では、塾選びのポイントを目的別・指導形式別・学年別にわかりやすく解説します。子どもにあう塾を見つける参考にしてください。
- 目的別に見るおすすめの塾
- 中学受験が目的の場合
- 高校受験が目的の場合
- 大学受験が目的の場合
- 学校の授業サポートや苦手科目克服が目的の場合
- 検定対策が目的の場合
- 指導形式別に見るおすすめの塾
- 集団指導
- 個別指導
- 映像授業
- オンライン塾や家庭教師
- 塾に通い始めるおすすめの時期とタイミング
- 小学生が塾に通い始める時期
- 中学生が塾に通い始める時期
- 高校生が塾に通い始める時期
- 塾選びで確認したい6つのポイント
- 塾のカリキュラムが目的にあっているか
- 指導形式が子どもにあっているか
- 塾の費用が予算内か
- 講師の質やサポート体制
- 自習室などの設備が整っているか
- 無料体験で教室の雰囲気を確認する
- 塾選びに関するよくある質問
- 転塾を検討すべきタイミングとは?
- 部活と塾を両立させるためのポイントとは?
- Ameba塾探しで条件にあう塾を比較しよう
- 目的と指導形式にあわせて複数の塾を比較しよう
目的別に見るおすすめの塾
まずは、塾に通う目的を明確にしましょう。目的により、塾のカリキュラムや指導方法、サポート体制などが異なり、在籍する講師陣にも違いがあります。
ここでは主な目的別に紹介していきます。
中学受験が目的の場合
中学受験では、志望校によって入試の傾向が異なります。とくに公立中高一貫校の場合は、複数の科目を横断した問題と作文が出題される「適性検査」となります。
そのため、学力に加えて、思考力や判断力、表現力などの総合的な力を身につけなくてはいけません。また、私立中学校も学校によって問われる学力のポイントが異なるため、志望校の入試傾向に沿った対策が必要です。
◆志望校別の入試傾向と必要な対策
| 志望校 | 入試の特徴 | 必要な対策 |
|---|---|---|
| 公立中高一貫校 | 複数科目横断・作文(適性検査) | 総合力(思考力・判断力・表現力) |
| 私立中学校 | 学校ごとに問われるポイントが異なる | 志望校の入試傾向に沿った対策 |
そのため、中学受験専門の塾や、志望校に特化したコース・カリキュラムのある塾が望ましいでしょう。
なお、志望校が決まっていない場合や、国公立・私立の両方を検討している場合は、幅広い学校に対応するコースを選びましょう。
Ameba塾探しでは、中学受験対策ができる塾をランキングで紹介しています。口コミや合格実績を確認できるため、塾選びの参考にしてみてください。
高校受験が目的の場合
高校受験が目的の場合は、志望する高校が公立か私立かで対策が異なります。公立高校の入試制度は都道府県ごとに異なりますが、一般入試では学力検査や調査書などを用いて合否を判断するのが一般的です。
そのため、主要科目の学習に加えて、普段から内申点対策をしておく必要があります。私立高校の選抜方法は学校や入試方式で異なり、学力検査のほか、調査書や面接などを用いる場合があります。
◆公立高校と私立高校の入試の違い
| 志望校 | 入試の特徴 | 必要な対策 |
|---|---|---|
| 公立高校 | 学力検査+調査書など | 学力検査・定期テスト・提出物の対策 |
| 私立高校 | 学校・方式により学力検査、調査書、面接など | 志望校の入試方式に沿った対策 |
高校受験では、志望校に特化したコース・カリキュラムのある塾で効果的に対策するようにしましょう。通う予定の校舎から志望校に合格者を輩出している場合は、その高校に合格するノウハウやデータがあるといえるため、合格実績も忘れず確認してください。
また、推薦入試を考えている場合は、面接や作文の添削・指導がある塾を選ぶようにしましょう。志望校の入試傾向にあわせて、効果的な受験対策ができる塾を見つけるために、Ameba塾探しでは高校受験対策ができる塾をランキングで紹介しています。
塾ごとの口コミや合格実績も掲載しているので、下記も参考にしてください
大学受験が目的の場合
大学受験が目的の場合、まずは塾と予備校、どちらかを選択しましょう。
予備校は講義形式で授業をおこなうため、質問があるときはチューターと呼ばれる専門スタッフに確認するのが一般的です。一方、塾は講師と生徒がやり取りしながら授業を進める形式が多く、その場で質問しやすい傾向があります。
◆予備校と塾の違い
| 施設 | 授業形式 | サポート体制 | 特徴・費用 |
|---|---|---|---|
| 予備校 | 講義形式(一方通行) | チューターや自習室が充実 | 志望大学に特化・高額傾向 |
| 塾・学習塾 | 双方向コミュニケーション | 講師との距離が近い | 学力に応じた指導・費用は抑えめ |
いずれの場合も、志望大学が国公立か私立かで対策が異なるため、入試方式にあわせた選択が必要です。国公立大学の一般選抜では、大学入学共通テストと個別試験などを用いる大学が多く、幅広い教科の対策が必要です。
参考:大学入試センター「令和8年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」
私立大学には一般選抜、大学入学共通テスト利用方式、学校推薦型選抜、総合型選抜などがあり、必要な対策は方式によって異なります。
◆国公立大学と私立大学の入試の違い
| 志望校 | 入試方式 | 入試科目の特徴 |
|---|---|---|
| 国公立大学 | 共通テスト+個別試験など | 「情報」を含む複数教科への対策が必要 |
| 私立大学 | 一般選抜、共通テスト利用方式など | 入試方式ごとに科目・配点が異なる |
志望大学が決まっている場合は、その大学に特化したコースのある塾や予備校を選択するのがおすすめです。併願を考えていたり、受験する大学が決まっていない場合は、国公立・私立大学の両方を対策できる塾や予備校を選びましょう。
Ameba塾探しでは、大学受験対策ができる塾や予備校をランキングで紹介しています。実際に通った方のリアルな口コミも掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
学校の授業サポートや苦手科目克服が目的の場合
受験をせず、学校の授業サポートや苦手な科目の克服をしたい場合は、進学塾ではなく補習塾を選ぶようにしましょう。
補習塾は、学校準拠のカリキュラムで授業の予習・復習をおこないます。生徒のペースにあわせて授業が進み、学校の教科書やワークに沿った教材を使うことが多いため、学習内容を着実に理解できます。
また、特定科目の学力を伸ばしたいという目的で塾に通う場合は、その科目に特化した塾を選ぶようにしましょう。英語や数学など専門の講師が指導をおこない、基礎から応用まで幅広いレベルに対応しています。
検定対策が目的の場合
小学校では、3・4年生で外国語活動、5・6年生で教科としての外国語を学びます。
参考:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語活動・外国語編」
中学・高校・大学入試では、英検などの資格・検定を評価する学校もあります。利用条件は学校や入試方式ごとに確認しましょう。
英検や数検、漢検対策が目的の場合は、進学塾でも対策できます。しかし、各種検定に特化したコースのある塾を選ぶと効果的に学習できます。
塾のなかには検定対策専門の教材やアプリを使い、隙間時間を利用して学習できる塾もあります。資格・検定を入試に利用する場合は、必要な級と条件を確認し、普段の学習と並行して対策しましょう。
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指導形式別に見るおすすめの塾
どの塾がいいか選ぶ際、目的に加えて塾の指導形式も確認してください。一般的に、授業形式には1名の講師が10~20名程度の生徒に一斉授業をおこなう集団指導と、講師と生徒が1対1(もしくは1対2)で授業をおこなう個別指導があります。
また、あらかじめ講師の授業を録画したものを視聴する映像授業をおこなう塾もあります。それぞれの特徴を詳しく説明していきます。
集団指導
集団指導は学校と同じ授業形式で、ひとりの講師が複数の生徒に授業をおこないます。塾独自の教材を使用することが多く、基本的には先取り型の授業となります。
学力別・志望校別にクラス分けをしますが、生徒によっては授業スピードについていけない、逆に物足りないと感じることもあるでしょう。不安な場合は、個別にサポートしてもらえる体制があるか確認しておくと安心です。
集団指導は、競争心があり、周りと一緒に頑張れる生徒には向いていますが、自分のペースで学びたい生徒には不向きといえるでしょう。
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個別指導
個別指導の塾は、ひとりの講師が生徒1名~3名を、各生徒の学力や目的にあわせて指導します。生徒の理解度にあわせて学習を進めるため、 集団指導をおこなう塾に比べて、効率的に学習を進められます。
カリキュラムはもちろん、スケジュールも生徒の都合にあわせて調整できる塾が多いのが特徴です。生徒の細かなニーズに対応でき、講師に質問しやすいのが個別指導のメリットといえるでしょう。
そのため、部活や習い事と両立したい生徒や、自分のペースで自分だけの学習プランで学びたい生徒におすすめです。ただし、集団指導の塾に比べて費用が高い傾向にあるため注意が必要です。
また、個別指導の塾は、講師との相性も大切なポイント。相性のよい講師を選べる塾や、講師の変更に柔軟に対応する塾を選ぶようにしましょう。
映像授業
映像授業の塾には、大きく分けて、録画済みの講師による授業動画を視聴するタイプと、ライブ配信授業を視聴するタイプがあります。
PCやタブレット、スマートフォンなどで時間や場所を問わず受講でき、理解できない箇所は何度でも繰り返し視聴できます。
映像授業はプロ講師がおこなうことが多く、名物講師と呼ばれる講師の質の高い授業を自宅で気軽に受けることができるのが特徴です。
映像授業の塾は、集団指導や個別指導の塾に比べてリーズナブルに受講できるため、家計への負担を抑えて学習できます。
最近では映像授業に加えて、オンラインでの学習管理やコーチングのサポートをおこなっている塾も増えてきました。自宅で高品質の授業を受けたい人はもちろん、日々の学習を管理してほしい人にもおすすめです。
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オンライン塾や家庭教師
近くに塾がない場合や部活で忙しい場合は、オンライン塾や家庭教師がおすすめです。
インターネット環境があれば自宅で質の高い授業を受けられるため、夜遅くの送迎の手間や防犯面の不安を解消できます。家庭教師であれば、講師が自宅に訪問しマンツーマンで指導をおこなうため、子どものペースにあわせた学習が可能。
通塾にかかる時間を省き、効率よく学習を進めたい家庭にぴったりの選択肢です。
塾に通い始めるおすすめの時期とタイミング
塾に通い始めるベストなタイミングは、子どもの学年や目的によって異なります。
ここでは、小・中・高校生それぞれの目安を解説します。
小学生が塾に通い始める時期
小学生が塾に通い始めるタイミングは、目的によって異なります。
学習習慣を定着させたり、苦手科目を早めに克服したりする目的であれば、子どものつまずきが見られたタイミングで通塾を始めるのが効果的です。
中学生が塾に通い始める時期
中学生が塾に通い始めるタイミングは、高校受験や定期テスト対策が主なきっかけとなります。
早めに通塾すれば、内申点対策や基礎学力の定着に時間をかけられ、志望校の選択肢を広げやすくなります。
高校生が塾に通い始める時期
高校生が塾に通い始めるタイミングは、大学受験か学校の授業サポートかで異なります。
高校の学習内容は、中学に比べて格段に難易度が上がります。学校推薦型選抜や総合型選抜を検討する場合は、早い時期から定期テスト対策を進め、必要な評定平均の維持を目指しましょう。
塾選びで確認したい6つのポイント
塾を選ぶときには、目的や指導形式のほかにも気を付けておきたいポイントがあります。
ここからは、塾を選ぶ際の注意点を紹介します。
塾のカリキュラムが目的にあっているか
塾によって、独自のカリキュラムを採用していることがあります。たとえば、小学生を対象にした塾では、4・5年生で小学校6年生までの学習を終えて、6年生は受験に向けた対策をおこなうケースがあります。
また、基礎の定着を図ることに注力して応用問題などの演習が少ないなど、塾ごとの特色が異なります。
塾に通う目的とカリキュラムが合致していれば問題ありません。しかし、塾のカリキュラムが子どもにあっていなければ学習効果が得にくく、時間も費用も無駄になってしまう可能性があります。
個別指導の塾は生徒にあわせたオーダーメイドのカリキュラムであることがほとんどです。そのため、集団指導の塾を選ぶ際には、カリキュラムが目的にあっているか忘れずにチェックするようにしましょう。
指導形式が子どもにあっているか
既に集団指導や個別指導など塾の指導形式について紹介しましたが、子どもの性格や目的を考慮して、子どもにあう指導形式の塾を選ぶようにしましょう。
競争心のある子どもは、集団指導の塾で周囲と競い合いながら学べます。しかし、内向的であったり消極的な性格の子どもは、集団指導の塾では周りに圧倒されて本来の力を発揮できない可能性があります。
そのような子どもの場合は、生徒に寄り添いながら、細やかなサポートが受けられる個別指導塾のほうがあっていることも多々あります。実際に塾の体験授業に参加すると、子どもにあっているかどうかを見極めることができるため、積極的に活用してみてください。
塾の費用が予算内か
塾の費用は指導形式や学年によって大きく異なります。毎月どれくらい塾に支払うことができるのか予算を決め、家計に無理のない範囲の塾を選ぶようにしましょう。
塾の費用は授業料だけではなく、教材費や季節講習費、テスト・模試代などがかかります。年間費用を事前に把握しておくと、安心して通えます。
講師の質やサポート体制
塾を選ぶ際は、担当する講師が専任のプロ講師なのかアルバイト講師なのか確認しておきましょう。
専任のプロ講師は指導経験が豊富なことが多く、質の高い授業が期待できます。一方、アルバイト講師は大学生の割合が多いため、生徒と年齢が近いことから話しやすく、気軽に質問や相談ができるでしょう。
いずれの講師であっても、塾が講師研修を徹底していれば一定のレベル以上の指導の質は担保されます。
また、塾のサポート体制についても確認しておきましょう。たとえば集団指導の塾であっても個別サポートを実施していたり、授業時間外に質問対応をおこなったりと、生徒を手厚くフォローしている塾があります。なかには無料で補講や定期テスト対策、季節講習をおこなう塾もあります。
自習室などの設備が整っているか
授業時間以外にも勉強したい場合は、自習室や休憩スペースなども確認しておきましょう。塾によって、専用の自習室を完備しているところもあれば、空き教室を自習室として開放しているところもあります。
また、定期テスト前や受験前になると自習室を利用する生徒が増え、希望の時間に利用できないことがあります。席数は十分あるか、予約制なのかを事前に確認しておきましょう。
なお、受験生は、受験情報や学校情報、過去問が充実しているかも確認することをおすすめします。
無料体験で教室の雰囲気を確認する
入塾前には必ず無料体験授業に参加して、実際の雰囲気を自分の目で確認しましょう。インターネット上の口コミやパンフレットだけでは、講師との相性や教室の清潔感、通っている生徒の様子までは分かりません。
実際に授業を受けてみることで、「質問しやすいか」「集中できる環境か」といったリアルな情報を得られます。入塾後のミスマッチを防ぐためにも、複数の塾で体験授業を受けるのがおすすめです。
塾選びに関するよくある質問
塾選びや通塾の際によくある疑問や不安について回答します。
転塾を検討すべきタイミングとは?
転塾を検討する目安は、半年以上通っても成績が上がらない、または子どもが塾に行きたがらないときです。塾の指導方針やカリキュラム、講師との相性が子どもにあっていない可能性があります。
無理に通い続けても学習意欲が低下してしまうため、まずは子どもの話をよく聞き、何が不満なのかを把握しましょう。そのうえで、早めに別の塾の体験授業を受けて比較してみるのが解決の第一歩です。
部活と塾を両立させるためのポイントとは?
部活と塾を両立するには、スケジュール調整がしやすい個別指導塾やオンライン塾を選ぶのがポイントです。集団指導塾は授業の曜日や時間が固定されていますが、個別指導やオンラインであれば自分の都合にあわせて受講できます。
また、疲れていても通いやすいように自宅や学校から近い塾を選んだり、急な試合が入っても振替授業に柔軟に対応してくれる塾を選ぶと、無理なく学習を続けられます。
Ameba塾探しで条件にあう塾を比較しよう
全国各地にさまざまな塾があり、どの塾がいいのか迷われている方も多いことでしょう。
Ameba塾探しでは、簡単な質問に答えるだけでぴったりな塾を診断してくれる「ぴったり塾診断」があります。
また、全国にある塾・学習塾のなかから条件を絞って複数の塾を比較することができます。簡単に資料請求もできるので、ぜひ活用してみてください。
目的と指導形式にあわせて複数の塾を比較しよう
どの塾がいいかは、受験対策や学校の授業サポートなど塾に通う目的や、子どもの性格・学力によって異なります。
まずは目的を明確にしたうえで、目的に応じたカリキュラムやコースのある塾を選ぶようにしましょう。
最初から1つの塾に絞るのではなく、複数の塾を比較検討し、塾の体験授業を受けてあう・あわないを確認することをおすすめします。
塾のある地域や最寄り駅、学年など、条件を絞って塾を探すことができるAmeba塾探しもぜひご活用ください。
