大学受験を控えている高校生のなかには、受験科目のひとつに「小論文」がある方もいるのではないでしょうか。
英語や数学といった一般的な科目は学校で勉強できますが、学校の授業で小論文の対策をしてくれることはほぼないので、どう勉強すればよいのか悩んでいる方もいるでしょう。
本記事では、小論文対策のために塾に通うべきかどうかを解説します。
さらに、小論文対策ができるおすすめの塾も紹介するので、受験科目に小論文が含まれている高校生の方はぜひ参考にしてください。
- 小論文対策に塾は行くべきか?大学受験で必要なケースを整理
- 小論文が重視される入試方式(総合型選抜・学校推薦型・一般)
- 大学受験の小論文対策のために塾に行くべきかの判断基準
- 学校や独学だけではカバーしにくいポイント
- 塾に行く場合はいつから行くべき?
- 大学入試の小論文はこう出る【出題形式と学部別テーマ】
- テーマ型・課題文読解型・資料解釈型の違い
- 医学・看護/法・経済/国際・SFCなど学部別のよくあるテーマ
- 大学・学部ごとの出題傾向を調べるコツ(過去問の探し方)
- 小論文対策はいつから始めるべき?方式別に解説
- 総合型選抜の場合
- 学校推薦型選抜の場合
- 一般選抜の場合
- 「短期(1〜2か月)」でできること・できないこと
- 小論文対策のために塾に行く5つのメリット
- 経験豊富な講師に添削してもらえる
- 小論文の書き方を身につけやすい
- 大学・学部に沿った対策ができる
- 小論文対策の時間をしっかり確保できる
- 短期でも十分に効果を実感できる
- 小論文対策ができる塾を選ぶ6つのポイント
- 塾の授業形式や種類があっているか
- 小論文以外の科目の対策ができるか
- 塾や講師の指導実績は十分か
- 志望大学・学部への合格実績があるか
- 添削の回数
- 自宅や学校からアクセスがよいか
- 【学年別】小論文対策の塾の選び方とは?
- 小学生向け小論文対策の塾の選び方
- 中学生向け小論文対策の塾の選び方
- 高校生向け小論文対策の塾の選び方
- 社会人向け小論文対策の塾の選び方
- 小論文対策ができるおすすめの塾15選
- 個別指導塾:東京個別指導学院(ベネッセグループ)
- 個別指導塾:個別指導 スクールIE
- 個別指導塾:個別指導学院フリーステップ
- 個別指導塾:個別指導の明光義塾
- 個別指導塾:栄光の個別ビザビ
- 個別指導塾:関西個別指導学院(ベネッセグループ)
- 個別指導塾:武田塾
- 個別指導塾:個別指導学院サクシード
- 個別指導塾:個別指導WAM
- 個別指導塾:ITTO個別指導学院
- 集団授業塾:湘南ゼミナール 高等部
- 集団授業塾:創研学院(首都圏)・創研学院(西日本)
- 集団授業塾:臨海セミナー 大学受験科
- 集団授業塾:みやうち塾
- 集団授業塾:京都進学セミナー
- 小論文対策は塾なしでも可能?おすすめの勉強法を紹介
- 学校の先生へ添削を依頼する
- 市販問題集・過去問を活用する
- ニュース・時事問題でインプットの習慣をつける
- 小論文対策の実績が豊富な塾を選ぼう!
小論文対策に塾は行くべきか?大学受験で必要なケースを整理
大学受験において、小論文は合否を分ける重要な要素となることがあります。しかし、英語や数学といった主要教科と異なり、学校の授業だけで十分な対策ができるのか、それとも塾に通うべきなのか迷う受験生は少なくありません。
ここでは、どのようなケースで小論文対策のために塾が必要となるのか、入試方式や個人の状況に合わせて整理します。
小論文が重視される入試方式(総合型選抜・学校推薦型・一般)
小論文が必要となる入試方式は、大きく分けて「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」、「一般選抜」の3つがあります。それぞれの方式において、小論文が持つ意味合いや重要度は異なります。
総合型選抜(旧AO入試)
まず、総合型選抜(旧AO入試)では、小論文は極めて重要な評価対象です。
この方式では、受験生の学力だけでなく、思考力や表現力、そして大学での学びへの意欲が問われます。志望理由書とセットで課されることが多く、大学のアドミッション・ポリシー(受け入れ方針)に合致した論述が求められます。
学校推薦型選抜(公募推薦・指定校推薦)
次に、学校推薦型選抜(公募推薦・指定校推薦)においても、小論文は必須となるケースが大半です。
評定平均値などの出願要件をクリアした生徒同士の争いとなるため、小論文の出来栄えが最終的な合否に直結します。特に公募推薦では、倍率が高い大学も多く、質の高い答案作成能力が欠かせません。
一般選抜
最後に、一般選抜です。国公立大学の二次試験(後期日程など)や、私立大学の一部(慶應義塾大学、早稲田大学の一部学部、医学部など)で小論文が課されます。
一般選抜の場合、学科試験の点数に加え、小論文で論理的思考力や教養が試されます。とくに、難関大学や医療系学部では専門的なテーマが出題されるため、付け焼き刃の対策では太刀打ちできないことが多いです。
大学受験の小論文対策のために塾に行くべきかの判断基準
大学受験において、小論文対策のために塾に行くべきかどうかは、現在の状況や志望校の入試形式によって異なります。
塾に行った方がいい人の特徴としては、小論文の書き方が全くわからない、添削してくれる人が身近にいない、志望校の小論文配点が高いといったケースが挙げられます。
とくに難関大学や医療系学部でハイレベル・専門的なテーマが出題される場合は塾に行くべきです。
一方、塾に行かなくてもよい人は、学校の先生から定期的に添削を受けられる環境がある、文章を書くことに抵抗がない、自分でスケジュール管理をしながら学習を進められるタイプです。
独学でも過去問や問題集を活用すれば、十分な対策が可能といえます。
学校や独学だけではカバーしにくいポイント
学校の指導や独学でも一定の対策は可能ですが、どうしてもカバーしきれない部分が存在します。
【学校や独学でカバーしにくいポイント】
まず、「専門的な知識と背景理解」です。
小論文では、社会問題や医療倫理、経済理論など、高校の教科書範囲を超えた知識が求められることが多いです。塾では、志望学部に合わせた時事問題の解説や、専門知識のインプットを行う授業があり、論述の深みを増すことができます。
次に、「志望校別の傾向対策」です。
大学によって、課題文の長さや出題形式、好まれる論調は千差万別です。大手塾や専門塾には長年のデータが蓄積されており、「この大学ではこういう書き方が評価される」という具体的なノウハウを持っています。
塾に行く場合はいつから行くべき?
小論文対策を始める時期は、受験方式や現在の実力によって異なりますが、大学受験を想定している場合は、高校2年生の後半から3年生の春頃が適切です。
総合型選抜や学校推薦型選抜を考えている場合は、出願時期が早いため、高校2年生の冬から対策を始めることをおすすめします。
基礎的な文章力を身につけ、徐々に実践的な演習に移行する時間的余裕が必要です。
一般選抜で小論文が必要な場合でも、高校3年生の夏前には対策を開始したいところです。他の科目との両立を考えると、早めに基礎を固めておくことで、直前期に焦ることなく対策を進められます。
大学入試の小論文はこう出る【出題形式と学部別テーマ】
大学入試の小論文は、出題形式や扱われるテーマが大学・学部によって大きく異なります。志望校の傾向を把握し、的確な対策を立てることが合格への近道です。ここでは、主な出題形式と学部別のテーマ、過去問の調べ方を解説します。
テーマ型・課題文読解型・資料解釈型の違い
小論文の出題形式は大きく3つに分類されます。
【小論文の出題形式】
テーマ型は「〇〇について論じなさい」のように、与えられたテーマに対して自分の意見を述べる形式です。事前知識と論理的な構成力が求められます。
課題文読解型は、文章を読んだうえで設問に答える形式です。筆者の主張を正確に理解し、自分の考えと関連づけて論述する力が必要になります。読解力と記述力の両方が試されるため、多くの大学で採用されています。
資料解釈型は、グラフや統計データを読み取り、分析結果をもとに意見を展開する形式です。数値の変化や傾向を正しく把握し、根拠のある主張を組み立てる力が問われます。
志望校がどの形式を採用しているか、早めに確認しておきましょう。
医学・看護/法・経済/国際・SFCなど学部別のよくあるテーマ
学部によって出題されやすいテーマには傾向があります。
医学部・看護学部では、医療倫理や終末期医療、地域医療の課題といった医療現場に関連するテーマが頻出です。患者との向き合い方や医療従事者としての姿勢を問う問題も多く見られます。
法学部・経済学部では、社会制度や経済政策、法律の役割に関するテーマが中心となります。時事問題と絡めた出題も多いため、日頃からニュースをチェックしておくと有利です。
国際系学部やSFC(慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部)では、グローバル化や環境問題、テクノロジーと社会の関係など幅広いテーマが出題されます。
柔軟な思考力と独自の視点が評価される傾向にあるため、多角的な意見を持っておくことが大切です。
大学・学部ごとの出題傾向を調べるコツ(過去問の探し方)
志望校の出題傾向を把握するには、過去問の収集が欠かせません。もっとも確実な方法は、大学の公式サイトで公開されている過去問をダウンロードすることです。入試情報ページに掲載されているケースが多いため、まずは公式サイトを確認しましょう。
書店で販売されている赤本や青本といった過去問集も有効な情報源です。複数年分の問題と解答例が収録されており、出題パターンの分析に役立ちます。
また、予備校のサイトでは、大学別の入試分析や傾向解説が無料で公開されている場合もあります。
過去問を集めたら、出題形式・テーマ・文字数・制限時間を一覧にまとめてみてください。傾向が可視化されることで、対策の優先順位が明確になるでしょう。
小論文対策はいつから始めるべき?方式別に解説
小論文対策を始めるタイミングは、入試方式によって異なります。ここでは、方式別の対策開始時期と進め方を解説します。
総合型選抜の場合
総合型選抜は出願が高3の9月頃から始まるため、小論文対策は高2の冬からスタートするのが理想的です。
まずは志望校の出題傾向やテーマを調べ、どのような力が求められるかを把握しましょう。
高2の冬から高3の春にかけては、基礎的な文章力を養う期間として活用します。新聞やニュースで時事問題に触れながら、週に1本程度のペースで小論文を書く習慣をつけてください。
高3の夏までには、志望校の過去問演習に取り組み、添削を受けながら完成度を高めていきます。出願書類の準備も並行して進める必要があるため、余裕を持ったスケジュール管理が大切です。
学校推薦型選抜の場合
学校推薦型選抜では、評定平均や課外活動の実績も重視されます。小論文対策だけに時間を割くのではなく、日々の学習や活動とのバランスを意識したスケジュールが必要です。
小論文対策の開始時期は高3の春頃が目安となります。定期テストの勉強と両立しながら、週末や長期休暇を活用して小論文の練習を進めましょう。
また、夏休みは集中的に取り組める貴重な期間です。過去問演習や添削指導を重点的に行い、出願前に実力を仕上げておくことをおすすめします。
評定に影響する定期テストの時期は小論文対策を控えめにするなど、メリハリをつけた計画を立ててください。
一般選抜の場合
一般選抜で小論文が課される場合、共通テスト対策との両立が課題になります。小論文の試験は共通テスト後に実施されるケースが多いため、対策の本格化は共通テスト終了後でも間に合う場合があります。
ただし、全くの未経験から始めるのはリスクが高いため、遅くとも高3の夏頃から基礎固めをしておくと安心です。週に1回程度、過去問や問題集で書く練習を続けておきましょう。
また、私立大学の一部(慶應義塾大学、早稲田大学の一部学部、医学部など)など、小論文の配点が高い学部の場合は、高3の春時点から対策を行うのがおすすめです。
共通テスト後は、志望校の傾向に合わせた演習と添削を集中的に行いましょう。
「短期(1〜2か月)」でできること・できないこと
小論文対策に使える時間が1〜2か月しかない場合、できることとできないことを明確にしておく必要があります。
短期間でも、基本的な構成の型を身につけることや、志望校の過去問を数年分解くことは十分に可能です。
一方で、幅広い知識のインプットや、文章力そのものを大幅に向上させることは難しいといえます。短期間で成果を出すには、志望校の頻出テーマに絞って対策を行い、添削を受けて改善点を素早く修正するサイクルを回すことが効果的です。
時間が限られている分、優先度の高い対策に集中し、完璧を目指すよりも合格ラインを超えることを意識して取り組みましょう。
小論文対策のために塾に行く5つのメリット
英語や数学といったメイン科目は塾で対策する方が多い一方で、小論文については「わざわざ塾で対策する必要はあるのか」「学校や自分自身での対策で十分なのではないか」と考え悩む方もいるでしょう。
小論文は、英語や数学といった科目とは学習方法が異なるからこそ、通塾には以下のようなメリットがあります。
それぞれのメリットを、詳しく解説します。
経験豊富な講師に添削してもらえる
よい小論文を書くためには、「自分で文章を書き、添削を受ける」という経験を繰り返しながら学ぶことが重要です。
塾のなかには、小論文対策を専門にしていたり注力していたりするところがあり、そういった塾の講師は小論文の添削経験が豊富です。
また、総合型選抜や推薦入試の対策コースを設けている塾も多く、対策の一環として小論文対策の指導を受けることが可能です。
とくに個別指導塾の場合、プロ講師だけではなく大学生のアルバイト講師が指導にあたるケースもあります。指導経験が浅い講師から指導を受けることに不安を感じる場合は、あらかじめ面談で要望や不安を伝えておきましょう。
小論文の書き方を身につけやすい
小論文を書く際、序論→本論→結論の順を意識するなど、一定の型が存在します。
また、感想文とは異なり自分の主張をしっかりと伝える書き方をしなければなりません。そういった「型」やルールを学んで適切な書き方を身につけるために、塾で小論文対策の指導を受けるのは理にかなっています。
大学・学部に沿った対策ができる
大学や学部によって、小論文で出されるテーマの傾向は異なります。
塾では過去の入試データを蓄積しているので、それぞれの大学・学部での出題傾向を把握しています。志望する大学・学部の傾向に沿った対策をすることで、より効率的に合格に近づけるでしょう。
小論文対策の時間をしっかり確保できる
大学受験対策としては、小論文だけではなく英語や数学といった他科目の勉強もしなければなりません。
小論文の書き方には、絶対な解答があるわけではありません。問題演習と添削を繰り返し、自分なりにコツをつかんでいく必要があります。
塾に通うことで小論文対策の時間をしっかりと確保することができるので、不安を解消した状態で受験に臨むことができるでしょう。
短期でも十分に効果を実感できる
小論文対策は、適切な指導を受ければ短期間でも大幅な成績の向上が期待できる科目です。塾では効率的なカリキュラムと集中的な指導により、限られた時間で実力向上を実現できるでしょう。
また、塾では過去の指導実績から蓄積されたノウハウを活用し、短期間で押さえるべきポイントを効率的に学習できます。独学では数か月かかる内容も、体系的な指導により1~2か月で習得可能です。
集中的に添削を受けることで、自分の改善点が明確になり、次回の執筆に即座に反映できることも大きなメリットといえるでしょう。
小論文対策ができる塾を選ぶ6つのポイント
小論文対策ができる塾を選ぶ際は、以下に挙げるようなポイントで複数の塾を比較しましょう。
それぞれのポイントを、詳しく解説します。
塾の授業形式や種類があっているか
小論文対策をする場合、小論文対策を専門にしている塾か個別指導塾を中心に検討することになりますが、集団塾で小論文対策専用講座を設けている場合もあります。
個別指導塾は、講師と生徒が1対1または1対2~4で指導がおこなわれます。生徒の理解度や希望に応じて柔軟にカリキュラムを組んでもらえる点や、不明点を質問しやすい環境である点がメリットです。
小論文は人によって改善するべきポイントが異なるため、小論文特化の授業を求める方には、個別指導塾がおすすめです。
一方で集団塾では、学校の授業のように講師一人が大勢の生徒に対して指導をおこないます。学力や志望校に沿ってクラス分けをすることも多く、同じ目標を持った生徒と一緒に切磋琢磨できる点はメリットといえます。
集団塾への入塾を検討する場合、受験生に向けた「小論文対策講座」などがカリキュラムに組み込まれているかどうかを確認しましょう。
小論文以外の科目の対策ができるか
受験では、小論文だけではなく英語や数学といった科目も必要です。そのため、小論文以外の対策も同時にできるような塾を選ぶのが賢明です。
複数の塾に通い、「小論文はA塾・英語や数学はB塾で」と対策することも可能ですが、肉体的にも精神的にもストレスが溜まってしまいます。
また、他科目の状況も踏まえた総合的な指導を受けることで成績の全体的な底上げにつながるでしょう。
塾や講師の指導実績は十分か
小論文は特殊な科目だけに、講師の指導実績は重要なポイントです。
ただし、塾の公式サイトの情報を見るだけでは、各講師の小論文の指導実績を確認するのは難しいです。
入塾前に体験授業を受けられる塾であれば、体験授業後の塾長や教室長との面談で、講師の小論文指導実績について聞いてみるとよいでしょう。
志望大学・学部への合格実績があるか
自分が志望している大学や学部への合格実績が豊富な塾を選ぶことが重要なのは、通常の塾選びと同様です。
とくに、小論文はほかの科目よりも大学・学部ごとの傾向が色濃く出やすい科目です。志望大学や学部への合格実績が豊富な塾であれば、それだけ傾向に沿った指導を受けやすくなるでしょう。
添削の回数
小論文は、自分の書いた文章に対する添削を繰り返してもらうことで上達していきます。
「最初に書いた原稿を添削してもらう」「添削を受けて自分で修正した原稿を再度チェックしてもらう」ために、ひとつの小論文に対して最低限2回は添削指導をおこなってもらう必要があります。
入塾前の面談や説明会で小論文のフィードバック体制について相談し、現在の自分のレベルに適した体制が組まれているか確認するようにしましょう。
自宅や学校からアクセスがよいか
自宅や学校の近くで無理せず通える立地であることは、塾選びに置いて重要な点のひとつです。
塾には継続して通うことになるため、遠い塾だと通塾だけでストレスや疲労が溜まってしまいます。
また、塾の授業が終わるのは夜遅くになることも。できるだけ安全に通塾することを考えて、人通りの多い道や大通りを通って帰宅できるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
【学年別】小論文対策の塾の選び方とは?
小論文対策は学年によって必要なスキルや目的が異なります。
それぞれの学年に適した塾選びのポイントを詳しく解説します。
小学生向け小論文対策の塾の選び方
小学生の小論文対策では、まず文章を書く楽しさを知ることが大切です。この時期は論理的思考力の土台作りに重点を置いた塾を選ぶとよいでしょう。
具体的には、作文指導に力を入れている個別指導塾や、少人数制の教室がおすすめです。講師が一人ひとりの文章をていねいに見てくれる環境で、書くことへの抵抗感をなくしていきます。
また、中学受験を視野に入れている場合は、適性検査型入試に対応した指導ができる塾を選択することが重要となります。
塾選びの際は、体験授業で子どもが楽しく取り組めるかを見極めることも大切なポイントといえるでしょう。
中学生向け小論文対策の塾の選び方
中学生は高校受験での推薦入試や、将来の大学受験を見据えた基礎力養成が必要な時期です。論理的な文章構成を学べる塾を選ぶことが重要となります。
高校入試の推薦を狙う場合は、志望校の出題傾向を把握している地域密着型の塾が有利でしょう。過去の合格実績や指導ノウハウを確認することをおすすめします。
一方、大学受験を見据えた長期的な対策を考えている場合は、読解力と論述力を体系的に指導してくれる塾が適しています。国語の授業と連動した小論文指導があると、効率的に力を伸ばすことができます。
高校生向け小論文対策の塾の選び方
高校生の小論文対策は、大学入試に直結する重要な時期です。総合型選抜や推薦入試など、受験方式に応じた専門的な指導を受けられる塾を選びましょう。
志望大学・学部の過去問分析や出題傾向を熟知している塾であることが必須条件となります。
医学部や看護系など、専門性の高い分野では、その分野に特化した指導実績がある塾が有利でしょう。
添削指導の質も重要なポイントです。具体的な改善点を指導してもらえる体制が整っているか確認することが大切です。
また、小論文以外の科目との両立も考慮し、総合的な受験対策ができる塾を選ぶことで、効率的な学習が可能となるでしょう。
社会人向け小論文対策の塾の選び方
社会人の小論文対策は、大学院入試や資格試験、編入試験など多様な目的があります。仕事と両立できる柔軟な受講形態がある塾を選ぶことが重要です。
オンライン授業や土日・夜間の授業に対応している塾なら、忙しい社会人でも無理なく通えるでしょう。また、短期集中型のコースがある塾も効率的な学習に適しています。
専門分野に応じた指導ができる講師がいるかも確認すべきポイントです。MBA入試なら経営学、法科大学院なら法律分野に精通した講師の指導を受けることで、質の高い小論文が書けるようになります。
個別指導形式で、自分の都合に合わせてスケジュールを組める塾を選ぶことで、仕事との両立がスムーズに進むでしょう。
小論文対策ができるおすすめの塾15選
小論文は主に総合型選抜で出題される科目なので、塾を選ぶ際は総合型選抜対策ができる塾を中心に検討することになります。
小論文対策ができるおすすめの塾を、個別指導塾と集団授業塾に分けて以下で紹介します。また、料金は公式サイトで非公開のため、各塾へ直接お問い合わせください
個別指導塾:東京個別指導学院(ベネッセグループ)
東京個別指導学院(ベネッセグループ)は、選べる担当講師やオーダーメイドカリキュラムが魅力の個別指導塾です。
1対1または1対2の個別指導なので、周りの生徒に影響されることなく、勉強に集中することができます。
一人ひとりにあったカリキュラムを組んでもらえるので、小論文対策を中心に据えつつ、入試に必要なほかの科目の対策をおこなってもらうことも可能です。
ベネッセグループならではの豊富で確かな情報をフル活用した個別サポートで、大学受験合格へと導きます。
個別指導塾:個別指導 スクールIE
個別指導 スクールIEは、講師1人に生徒2人までの完全担任制個別指導です。
独自の個性診断テストETS(やる気アップシステム)で生徒の個性や性格・学習習慣・生活習慣を分析し、やる気が出る・やる気が続く指導方法と学習プランを導き出します。
総合型選抜に特化した講座を設けており、小論文だけでなく、面接やプレゼンテーションの対策も可能です。
総合型選抜での受験に対して幅広くフォローしてほしい方には、とくにおすすめです。
個別指導塾:個別指導学院フリーステップ
個別指導学院フリーステップは、採用率30%以下の厳選された講師のみが授業をおこなう個別指導塾です。生徒一人ひとりに「今何が必要なのか」を考え、入試情報の提供や学習指導、進路指導をしています。
家にいながら総合型選抜対策ができる「総合型選抜対策オンラインコース」のひとつとして「オンライン小論文対策コース基礎編」「オンライン小論文対策コース実践編」を設けており、小論文の作成に必要な思考力・判断力・表現力を養います。
基礎編は生徒4人でディスカッションと基礎の授業がおこなわれ、実践編では講師と生徒が1対1で小論文作成に必要な考え方や書き方の指導がおこなわれます。
受講後は担当者によるフォローアップ面談も実施されるので、安心して受講できるでしょう。
個別指導塾:個別指導の明光義塾
個別指導の明光義塾は、生徒一人ひとりの悩みや課題に向き合い、オーダーメイドの学習プランを提案してくれる個別指導塾です。個別指導のパイオニアとして長年培った経験とノウハウを活かし、生徒自らが考えることを重視した指導をおこなっています。
総合型選抜の対策コースを複数設けており、そのなかのひとつとして「小論文・面接対策」があります。
高校1年生~3年生を対象にしており、小論文作成の土台となる読解力の向上から志望校別の小論文対策まで、個別指導と映像授業などのコンテンツを活用した指導を実施しています。
小論文対策を含めた対策をはやい時期から対策を始めることで、高い評定平均値をとることにつながり、総合型選抜に出願できる可能性が高まるでしょう。
個別指導塾:栄光の個別ビザビ
栄光の個別ビザビは、大手塾「栄光ゼミナール」のノウハウを活かした授業が魅力の個別指導塾です。生徒自身に「授業がわかる」楽しさを感じてもらうことでやる気を引き出し、成績向上につなげます。
生徒にあわせたカリキュラムで受講が可能で、志望校にあわせて小論文対策や面接対策も実施しています。総合型選抜の受験を視野に入れている場合は、面談等で考えを伝えましょう。
個別指導塾:関西個別指導学院(ベネッセグループ)
関西個別指導学院(ベネッセグループ)は、実際に授業を受けたうえで選んだ講師に継続して授業をおこなってもらえる個別指導塾です。
指導方針や授業の進め方が自分にあっていることを確認してから担当になってもらえるので、勉強へのモチベーションが維持しやすくなります。
講師はコーチングに特化した独自の研修でスキルを磨いているため、授業を受けることでより主体的に勉強に取り組めるようになるでしょう。
小論文だけではなく、受験に必要なさまざまな科目に対する指導を受けられるのも魅力です。
個別指導塾:武田塾
武田塾は、一般的な学校や塾のような講師による授業はおこなわず、生徒の自学自習のサポートを中心とした指導を実施している個別指導塾です。
授業をしない代わりに、勉強を自分で「やってみる」ことや自分で「できる」ことに重点を置き、生徒の自主学習と講師による「テスト・フィードバック」で学力を育んでいます。
授業はしないものの、生徒それぞれに個別カウンセリングをおこない、志望校などからオーダーメイドの特訓カリキュラムを作成します。
小論文の添削指導にも対応しているので、何度も添削を繰り返してもらうなかで、小論文の実力を伸ばしていけるでしょう。
個別指導塾:個別指導学院サクシード
個別指導学院サクシードは、高い指導力を持つ講師陣が勉強のやり方から丁寧に指導し、やればできると自信をもってもらうことからスタートする個別指導塾です。
きめ細かな指導が受けたい、自立学習を身につけたいなど、さまざまな目的に応じた個別指導をおこなっているので、小論文対策のカリキュラムを組んでもらうこともできます。
総合型選抜・推薦入試対策コースのなかには「小論文強化コース」があり、文章作成に強い講師が小論文の対策・添削をおこないます。
小論文作成の基礎から受験本番を意識した練習など、合格に向けたきめ細かなサポートが受けられます。
個別指導塾:個別指導WAM
個別指導WAMは、指導経験豊富なプロ講師陣による指導が受けられる個別指導塾です。
学習のことをなんでも相談できる教育アドバイザーに、授業内容以外のことも親身にサポートしてもらえる点も魅力です。
総合型選抜・学校推薦型選抜対策として、小論文や志望理由書の書き方指導、実践的な面接指導もおこなっています。小論文指導では「型」の理解を促し、文章が苦手な生徒でも合格点を取れるよう指導を進めるため、「何を書けばよいのかわからない」という生徒にも向いています。
総合型選抜と一般選抜の両方に対する対策も可能なので、どちらも受けようと考えている方にはおすすめです。
個別指導塾:ITTO個別指導学院
ITTO個別指導学院は、生徒のペースにあわせたきめ細やかな指導を実施している個別指導塾です。担当講師を指名できるので、前向きな気持ちで授業を受けることができます。
一人ひとりの目標・目的にあわせた最適なカリキュラムを提案しているので、小論文対策の指導や実力アップも期待できるでしょう。
集団授業塾:湘南ゼミナール 高等部
湘南ゼミナール 高等部は、「湘ゼミ合格逆算カリキュラムⓇ」という独自のカリキュラムをもとに学びを提供する塾です。
「湘ゼミ合格逆算カリキュラムⓇ」には、湘南ゼミナールが40年以上にわたり培ってきた指導ノウハウが凝縮されているので、効率的かつ着実に学力を伸ばすことができます。
総合型選抜・推薦入試対策として、集団授業と個別指導を組み合わせ、インプットとアウトプットを繰り返す指導で生徒が持っている考えを磨け上げてきます。
総合型選抜・推薦入試に加えて一般入試の対策も受講できるので、両立に不安を感じている方は相談してみてはいかがでしょうか。
集団授業塾:創研学院(首都圏)・創研学院(西日本)
創研学院は、復習を重視し、塾で学んだ内容を家庭学習でしっかり復習し習慣化する指導をおこなっている塾です。
生徒や保護者とのコミュニケーションを大切にしており、最新の入試情報の提供や進路相談、個別相談などを随時おこなっています。
生徒がすぐに質問できる体制を整えているので、生徒が「わからない」状態でいる時間が短く、勉強に対するやる気につながります。
入試頻出ポイントで確実に得点できるような指導を実施しているので、小論文以外の部分での得点力向上も期待できるでしょう。
集団授業塾:臨海セミナー 大学受験科
臨海セミナー 大学受験科は、少人数制のライブ授業や講師との共演授業を通して、生徒の基礎学力を向上させることを重視している塾です。
現役合格を果たした優秀な臨海卒業生による個別指導集団「T.A.(ティーチングアシスタント)」が、学習上のアドバイスや進路相談、精神面のケアなどを多岐にわたり担当しています。
定期的におこなわれる個人面談では、これからすべきことや自習時間での学習法など、幅広い観点からのアドバイスをもらえます。
総合型選抜の対策として、小論文対策を含めた指導を実施しています。小論文対策だけでなく面接指導や志望理由書の添削なども受けられるので、総合型選抜での受験に対する全面的なサポートが期待できるでしょう。
集団授業塾:みやうち塾
みやうち塾は、先取りペース&アウトプット重視の授業で理解度・定着度を高める塾です。
英語と国語は自分のペースでレベルUPできる無学年制を採用しているので、自分の習熟度にあった学習が可能です。
原理や原則から深く理解することを重視しているので、これまで解いたことがないような応用問題に出会ったときでも、基本的な考え方の組み合わせで答えを導き出せるような力をつけることが期待できます。
集団授業塾:京都進学セミナー
京都進学セミナーは、地元密着型の学習塾として30年以上の指導実績を誇り、生徒参加型の集団授業が強みの塾です。
講師が生徒と連携を取って学習することの楽しさを実感できる授業を展開し、生徒全員がモチベーションを高く維持しながら正しい学習方法を継続できるようにサポートしています。また、最低年3回は面談を実施し、さまざまな情報、学習内容、勉強法などのアドバイスをおこなっています。
高校生向けとして大学受験対策コースと学校定期テスト対策コースが設けられており、学校定期テスト対策コースで総合型選抜や指定校推薦対策が可能です。
小論文対策は塾なしでも可能?おすすめの勉強法を紹介
小論文対策として、塾に通わない学生も一定数います。しかし、文章の読解力や文章作成能力に自信がない方には塾での対策をおすすめします。
塾なしでの小論文対策で大切なのは、書く練習と添削を受ける機会を自分で確保することです。ここでは、塾なしで実践できる3つの方法を紹介します。
学校の先生へ添削を依頼する
小論文の上達には、第三者からのフィードバックが欠かせません。学校の国語や現代文の先生に添削をお願いすれば、無料で質の高い指導を受けられます。
担任の先生だけでなく、小論文指導の経験が豊富な先生を探してみるのもおすすめです。
先生に依頼する際は、志望校の過去問や練習で書いた小論文を持参しましょう。添削後は指摘された点を意識して書き直し、再度見てもらうことで着実に力がつきます。
同じテーマで複数回書き直すと、論理構成や表現力の改善を実感できるはずです。先生によっては放課後や昼休みに時間を取ってくれる場合もあるため、早めに相談してみてください。
市販問題集・過去問を活用する
書店には小論文対策の問題集が数多く並んでおり、独学でも体系的に学べる環境が整っています。
特に、模範解答と解説が詳しい問題集を選ぶことで、自分の文章との違いを比較しやすくなります。解説を読み込み、なぜその構成や表現が評価されるのかを理解することが大切です。
志望校の過去問にも積極的に取り組みましょう。出題傾向やテーマの特徴を把握できるため、本番を意識した練習が可能です。
過去問は大学の公式サイトや赤本シリーズで入手できます。まずは時間を気にせず書き、慣れてきたら制限時間内に仕上げる訓練へと進めていくと効果的です。
ニュース・時事問題でインプットの習慣をつける
小論文では、社会問題や時事的なテーマが出題されることが多くあります。日頃からニュースに触れ、幅広い知識を蓄えておくことが重要です。
知識の引き出しが多いほど、どのようなテーマが出題されても対応しやすくなります。
新聞やニュースアプリを毎日チェックする習慣をつけましょう。気になるテーマがあれば、自分なりの意見をノートに書き出してみると、本番で使える材料が増えていきます。
賛成・反対の両方の立場から考えを整理しておくと、論述の幅が広がります。インプットとアウトプットを繰り返すことで、説得力のある文章が書けるようになります。
小論文対策の実績が豊富な塾を選ぼう!
小論文では、指示されたテーマについて自分で筋道を立てて、それを論理的に説明することが求められます。
また、序論、本論、結論の3つに分けて構成されるように、一般的な「型」が決まっており、その型に当てはまるように文章を構成する必要があります。
小論文対策の経験が豊富な講師が在籍している塾に通い、添削・指導を受けるのが、小論文対策の近道です。
本記事で紹介した塾も参考にしつつ、自分にあった塾を選び志望校合格を目指しましょう!
