どの個別指導塾が子どもに合うのかわからない」「料金だけで選んで後悔したくない」と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
個別指導塾は授業形式や講師体制、サポート内容が塾によって異なるため、選び方を間違えると通塾後にミスマッチが生じることもあります。
この記事では、個別指導塾と集団指導塾の違いや、個別指導塾に向いているお子さんの特徴、後悔しない個別指導塾の選び方をわかりやすく解説します。体験授業や面談で確認したいポイントも紹介するので、候補の塾を比べる際の参考にしてください。
- 個別指導塾と集団指導塾の違いと特徴
- 個別指導塾の特徴|メリット・デメリット
- 個別指導塾のメリット
- 個別指導塾のデメリット
- 個別指導塾に向いているお子さんの特徴
- 個別指導塾の選び方8つ|後悔しないためのポイント
- 塾に通う目的を明確にしておく
- サポート体制が整っているか
- 子どもと相性のよさそうな講師がいるか
- 子どもの性格にあう指導人数か
- 通いやすい立地かどうか
- 実績や口コミの内容に懸念がないか
- 費用が家計の負担にならないか
- 自習室があるか
- 個別指導塾の費用は年間総額で比較する
- 失敗しないための体験授業・面談の活用ポイント
- 個別指導塾の選び方に関するよくある質問
- いつから塾に通い始めるのがおすすめですか?
- 担当講師は途中で変更できますか?
- 授業以外の自習サポートは受けられますか?
- お子さんにあう個別指導塾を選ぼう
個別指導塾と集団指導塾の違いと特徴
個別指導塾と集団指導塾の大きな違いは、指導のペースとカリキュラムの柔軟性にあります。
◆個別指導塾と集団指導塾の比較
| 比較項目 | 個別指導塾 | 集団指導塾 |
|---|---|---|
| 授業進度 | 理解度や目標にあわせて相談 | クラスのカリキュラムに沿う |
| 指導人数 | 1対1や1対複数など塾ごとに異なる | 複数の生徒が同じ授業を受ける |
| 質問方法 | 授業中の質問方法を確認 | 授業前後や質問時間を確認 |
| 時間割 | 選択・振替条件を確認 | 曜日・時間が固定される場合が多い |
集団指導塾はあらかじめ決まったカリキュラムに沿って一定のペースで進むため、周囲の生徒と競争心が刺激されるのが特徴です。
一方、個別指導塾は生徒一人ひとりの理解度にあわせて進むため、苦手科目の克服や得意科目の先取り学習がしやすいという強みを持っています。
たとえば、個別指導塾のなかには、特定単元の復習や部活動との両立について相談できる塾もあります。お子さんの性格と通塾目的にあう授業形式を選びましょう。
個別指導塾の特徴|メリット・デメリット
個別指導塾には、講師1人が生徒1人を指導する形式と、複数の生徒を指導する形式があります。集団指導塾よりも講師と生徒の距離が近い点や、カリキュラムや授業内容に融通が利きやすい点が特徴です。
まずは、塾選びの参考にしたい個別指導塾のメリット・デメリットを解説します。
個別指導塾のメリット
個別指導塾の主なメリットは、以下のとおりです。
一人ひとりにあわせたカリキュラムを設定できる
集団指導塾の場合、多くの生徒が勉強しやすいように調整されたカリキュラムが組まれますが、お子さんの理解度や学力によっては進度に追いつけない可能性があります。
個別指導塾では、一人ひとりにあわせたカリキュラムで、希望や理解度に応じて授業内容を相談できる場合があります。
講師に質問しやすい
集団指導塾では複数の生徒が同じ授業を受けるため、授業中に質問しにくいと感じる場合があります。
そのようなお子さんであっても、個別指導塾であれば不明点や疑問点をすぐに講師に質問しやすい環境が整っています。
スケジュールを調整しやすい
集団指導塾では授業がおこなわれる曜日や時間帯が決まっているので、部活の練習の都合で受講したい授業を受けられない可能性もあります。
個別指導塾では曜日や時間を選べる場合があります。振替条件も確認し、部活動や課外活動と両立できるか検討しましょう。
一人ひとりに応じた受験対策がしやすい
受験学年のお子さんの塾選びをする場合、塾通いの目的は「志望校合格」になります。
学年や受験形式によっては面接試験や小論文試験が課されますが、数十名の生徒に向けて同一カリキュラムで指導をおこなう集団指導塾では個人の能力に焦点をあてた対策を受けられる機会は多くありません。
学校推薦型選抜や総合型選抜を検討している場合は、志望理由書・小論文・面接など、必要な対策に対応している個別指導塾か確認しましょう。
個別指導塾のデメリット
個別指導塾を検討するときは、料金、ほかの生徒との交流、講師との相性も確認しましょう。
個別指導塾の料金は、指導人数や授業時間によって集団指導塾より高くなる場合があります。月額授業料だけでなく、季節講習や諸費用を含む年間総額で比べてください。
授業中に接する生徒が限られるため、仲間と競いながら学びたいお子さんにはあわない可能性があります。一方、周囲を気にせず自分の課題に取り組みたい場合は利点になります。
講師との距離が近い分、説明の仕方や接し方との相性も重要です。体験授業では質問のしやすさと理解確認の方法を見て、講師変更の条件も確認しましょう。
個別指導塾に向いているお子さんの特徴
集団指導塾と個別指導塾はそれぞれメリット・デメリットがありますが、あくまでも「お子さんにあっている塾を選ぶ」という考え方が重要です。
個別指導塾に向いているお子さんの特徴は、主に以下のとおりです。
授業中に不明点や気になる点がある状態では、次に進みたくない・進めないというお子さんもいるでしょう。
集団指導塾ではカリキュラムが決まっているので、理解できない部分があっても授業は進んでしまいます。
個別指導塾でも講師1人あたりの生徒数や質問できるタイミングは異なるため、体験授業で確認しましょう。
きちんと理解できるまで自分のペースで学習したいお子さんにとっては、カリキュラムの柔軟性が高い個別指導塾のほうがあっている可能性が高いです。
また、部活動やほかの習い事をしている場合、練習が長引いて塾の授業時間に間に合わないこともあります。
個別指導塾だと、振替制度がある塾もありますが、申請期限や回数制限が異なります。部活動などで予定が変わりやすい場合は、条件を確認してください。
さらに、個別指導塾は授業内容に対する柔軟性が高いのも特徴です。「普段は数学を受講しているが学校の定期テスト前には英語の勉強もしたい」「化学と物理の授業を隔週で受けたい」といった要望がある場合は、個別指導塾が選択肢の一つになります。
個別指導塾の選び方8つ|後悔しないためのポイント
個別指導塾は数が多く、強みとしている点や指導方針も塾ごとに異なります。知名度や雰囲気をもとに通う塾をなんとなく決めてしまうと、お子さんにあっていない塾を選んでしまう可能性があります。
個別指導塾を選ぶ際に確認すべきポイントは、主に以下のとおりです。
塾に通う目的を明確にしておく
個別指導塾の指導方針はさまざまで、学校内容のフォローを中心におこなっているところもあれば、受験対策に力を入れているところもあります。
定期テストの対策を中心にしてほしいのであれば前者の塾に通うべきですし、志望校合格のために偏差値を伸ばしたいのであれば後者の塾に通うべきです。
どのような目的で個別指導塾に通うのかを明確にしたうえで、塾を選びましょう。
サポート体制が整っているか
塾選びにおいては、生徒や保護者に向けたサポート体制の充実度も重要です。
定期的に面談を実施してくれる、塾での勉強の様子を家庭にレポートで伝えてくれる、授業時間以外で質問対応をしてくれるなど、サポートの形はさまざまです。
家庭での勉強スケジュールまでサポートしてもらえる場合は、自宅学習の習慣づくりにつながる可能性があります。
子どもと相性のよさそうな講師がいるか
個別指導塾は、集団指導塾以上に講師と生徒の相性が重要です。ほぼマンツーマンで指導を受けるにあたり、お子さんと相性がよくない講師が担当になった場合はモチベーションが下がり成績が上がらないリスクがあります。
体験授業制度を設けている塾であれば、体験授業でお子さんと講師の相性を確認しましょう。また、講師を変更できる制度があるか、変更回数に制限がないかどうかも確認しておくのが賢明です。
子どもの性格にあう指導人数か
同じ個別指導塾でも、生徒数が1名と4名では1回の授業で1人の生徒にかけてもらえる時間が異なります。
もちろん、生徒の人数が少ないほうが授業の密度は濃くなりますが、ずっと見られていると委縮してしまうお子さんであれば、生徒が2~4人いる個別指導塾のほうがよいかもしれません。
お子さんの性格も踏まえて、どういった形式の個別指導塾がよいかを判断しましょう。
通いやすい立地かどうか
数年間継続して通うことを考えると、学校や自宅から遠かったりアクセスが悪かったりすると、通塾だけで疲れてしまう可能性があります。
学校や自宅から通いやすい塾、通学途中の駅にある塾を候補にすると、移動の負担を抑えやすくなります。塾の授業は夜遅くに終わることも多いので、帰り道の安全性も確認しておきましょう。
実績や口コミの内容に懸念がないか
志望校合格を目的に塾に通う場合、お子さんの志望校への合格実績も確認しましょう。塾からの案内には合格実績が掲載されていることが多いため、公式サイトや資料に目を通しておきましょう。
実績を確認するときは、合格実績の対象年度や集計条件を見たうえで、口コミだけで判断せず、体験授業や面談でも教室の雰囲気を確かめましょう。
また、学校の成績向上に関しても塾の公式サイトに掲載されていることがありますが、合格実績と比べると掲載のない塾も多いのが現状です。成績に関するリアルな評判を確認したい場合は、その塾に通っていたお子さんや保護者の口コミも参考にしてみてください。
口コミは、成績向上や志望校合格などの実績を確認できるだけでなく、公式サイトや資料からはわからない教室や講師の雰囲気を知るためのよい検討材料になります。
費用が家計の負担にならないか
上述したとおり、個別指導塾は集団指導塾に比べて費用が高くなる傾向があります。あらかじめ、教材費や設備費・季節講習費などを含めた合計費用を確認し、家計にとって負担にならないか確認しておきましょう。
入塾金の割引やキャンペーンを利用する場合は、適用条件、最低受講期間、通常料金へ切り替わる時期を確認してください。
自習室があるか
塾に通いはじめると、自学自習に割く時間も多くなります。自宅で集中しにくい場合は、自習室のある塾も候補です。利用できる曜日・時間と、自習中の質問対応を確認しましょう。
入塾前の面談や体験授業・見学に参加する際、自習室の有無を講師に確認するようにしてください。
個別指導塾の費用は年間総額で比較する
個別指導塾の料金は、学年・受講科目・週の授業回数・授業時間・指導形式・教室によって異なります。月額授業料だけでなく、入塾金・教材費・季節講習費・模試費などを含む年間総額で見積もりましょう。
◆個別指導塾で確認したい費用
| 費用項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 授業料 | 受講科目、週回数、授業時間、指導人数 |
| 入塾時の費用 | 入塾金、登録料、初回教材費 |
| 定期的な費用 | 教材費、教室維持費、システム利用料、テスト代 |
| 追加費用 | 季節講習、受験対策講座、授業追加、講師指定 |
費用を比較するときは、最新の料金表や教室案内で内訳を確認することが大切です。
なお、学年が上がると、授業料や講習の受講科目が変わる場合があります。面談では希望する科目と通塾回数を伝え、通常授業、季節講習、諸費用を含む年間の見積もりを依頼すると比較しやすくなります。
失敗しないための体験授業・面談の活用ポイント
入塾前の体験授業や事前面談は、お子さんと塾のミスマッチを防ぐための重要なステップです。
まずは面談で、現在の学習状況や目標を具体的に伝え、お子さんにあった学習プランを提案してくれるか確認します。
体験授業では、講師の教え方がわかりやすいか、質問しやすい雰囲気かをお子さん自身が体感することが大切です。
たとえば「わからない問題があったとき、すぐに質問できたか」など、授業後の感想を親子で話し合ってみてください。複数の塾で体験授業を受け、同じ確認項目で比較しましょう。
個別指導塾の選び方に関するよくある質問
ここでは、個別指導塾を選ぶ際によくある質問に答えます。
いつから塾に通い始めるのがおすすめですか?
一律に適した時期はありません。学校の授業でつまずいた、定期テスト対策が必要になった、受験準備を始めたいなど、目的が明確になった時点で検討しましょう。
個別指導塾は年度途中から受講できる場合もありますが、希望する曜日・講師・コースに空きがあるとは限りません。開始時期、受講可能な科目、目標までの学習計画を相談してください。
担当講師は途中で変更できますか?
講師変更の可否や手続きは塾によって異なります。教え方や質問のしやすさがあわない場合は教室長へ相談し、変更理由の伝え方、交代までの期間、追加料金、希望条件にあう講師の在籍状況を確認しましょう。
入塾前には、担当講師の決め方、変更制度、講師が休んだ場合の対応も聞いておくと比較しやすくなります。
授業以外の自習サポートは受けられますか?
自習室の有無、利用日、時間、予約方法、料金は塾や教室によって異なります。自習中に講師へ質問できるか、質問できる科目や時間に制限があるかも確認してください。
見学時には、席数、混雑状況、私語や飲食のルール、教材の持ち込み、休校日の扱いを確認し、お子さんが継続して利用できる環境か判断しましょう。
お子さんにあう個別指導塾を選ぼう
個別指導塾には1対1や1対複数などの授業形式があり、指導人数やカリキュラムの決め方は塾によって異なります。
お子さんによって、集団指導塾と個別指導塾のどちらのほうがよりあうかは異なりますので、お子さんの性格を踏まえて塾選びをしましょう。
個別指導塾を選ぶ際は、通塾の目的やサポート体制、立地・アクセスなどの観点を整理することで、子どもにあう塾を見つけやすくなります。
実際に塾に通っていた方やその保護者の口コミも参考になるので、口コミにも目を通しながら通う塾を選ぶとよいでしょう。


