四大予備校のひとつである河合塾は、大学受験を控えた高校生や浪人生、既卒生の受験勉強をサポートするため、全国各地に校舎を展開しています。
大学受験対策のために河合塾への通塾を検討している方のなかには、どれくらいの費用がかかるか気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、河合塾の料金を、高校グリーンコースと大学受験科に分けて解説します。口コミによる月額の参考額や、利用できる入塾金免除・奨学制度も紹介しますので、入塾を検討する際の参考にしてください。
※2026年8月31日時点の公開情報です。
河合塾の特徴と指導方針
日本の大手予備校のひとつである河合塾は、長年にわたり大学受験指導に携わってきた予備校です。
まずは河合塾の特徴と指導方針をみていきましょう。
河合塾の特徴
河合塾の特徴としては主に以下が挙げられます。
河合塾は厳しい採用基準に基づいて講師を選抜しており、経験豊富で専門性の高い講師が数多く在籍しています。そのため、各教科に特化した専門の講師によって、生徒の理解を深めるように工夫された授業を受けることが可能です。
また、河合塾では、志望大学や学力レベルに応じたクラス編成がされており、自分にあったレベルで効率的に学習できます。
クラスごとに設けられたカリキュラムは、年間を通して「基礎→応用→実戦」と段階的に力をつけられるように設計されているので、受験までに必要な力をバランスよく養えるでしょう。
さらに、河合塾が実施している「全統模試」は、多くの受験生が受験する代表的な模試の一つです。
全国的な順位や偏差値を把握できることに加え、模試後に確認できる成績表の内容が非常に詳細であることから、弱点分析や志望校合格可能性の判断に役立ちます。
また、充実したサポート体制も河合塾の魅力のひとつ。生徒一人ひとりに専属の担任(チューター)がつき、気軽に質問や相談ができるだけでなく、進路指導やメンタルサポートまでさまざまなサポートを受けることが可能です。
河合塾では、授業の内容をアップデートして生徒に適切な指導をおこなうために、全国にある大学の入試傾向を分析しています。一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜や総合型選抜の対策にも対応しており、昨今の多様化する大学入試への対策をするにあたり、心強い存在といえるでしょう。
河合塾の指導方針
河合塾では、「自ら学ぶ力」を育成することに重きを置いています。単に知識を与えるだけではなく、自分で考え、理解し、応用できるようにするための考え方や指針を伝える授業を重視しています。
自習室の整備や学習管理のアドバイスなども、自立した学習を支えるために必要不可欠な要素です。
河合塾の授業は集団授業が基本ですが、進路指導や学習アドバイスは個別に実施します。これにより、生徒の志望校や特性にあわせた「個別指導」が可能です。
受験は人生における大きなイベントのひとつですが、受験自体が目的というわけではなく、受験後も人生は続いていきます。
河合塾では、受験を通じて「努力する力」「考える力」「生き抜く力」を育てるという理念を掲げており、受験だけにとどまらない「人間教育」の実施を目指しています。
これらのことから、河合塾は以下のような人に向いているといえます。
河合塾の料金体系を高校グリーンコース・大学受験科別に解説
河合塾の授業料は、エリア、学年や受講形式(対面・映像・個別指導)、講座の時間数・回数によって異なり、学費は以下の3つで構成されています。
ここでは、2026年度の公式情報をもとに、高校生と高卒生の学費の仕組みを解説します。講座・地区・受講開始時期によって金額が異なるため、最終的な支払額は申込画面や校舎で確認してください。
※2026年8月時点の公開情報です。金額はすべて税込です。
高校生(高校グリーンコース)
河合塾の高校生向けコースは「高校グリーンコース」です。2026年度の学費は、入塾金・授業料・塾生サポート料で構成されます。
授業料は受講する講座と講数によって異なります。公式サイトの支払例では、対面の「難関国立大英語」が1講6,560円です。教材費や学習指導費は授業料に含まれます。
塾生サポート料には、対象となる模試の受験料、在籍データ管理料、施設利用料、システム利用料などが含まれます。受講講座を増やすと授業料も増えるため、年間費用を比較するときは、通常講座だけでなく講習や追加講座の予定も含めて総額を出しましょう。
なお、講座やコース、地区によって費用が異なります。最新の授業料や入塾金は、受講を検討しているコースの案内ページでご確認ください。
入塾金は、過去の河合塾在籍歴や申込方法などの条件を満たすと、全額または一部が免除される場合があります。インターネット申込では16,500円の免除が案内されています。
※参照:河合塾 高校グリーンコース 学費の仕組み・支払方法
既卒生(大学受験科)
高卒生向けの「大学受験科」では、学費は入塾金と授業料の合計です。入塾金は100,000円で、授業料には正規授業の学習指導費や教材費などが含まれます。
授業料は地区・校舎・コース・受講開始月で異なります。たとえば2026年度のコースには、大学別・レベル別のほか、オンライン講師個別指導を組みあわせたコースもあるため、希望校舎の申込画面で最新額を確認しましょう。
大学受験科では、授業や学習管理にタブレット端末を使用するコースがあります。端末の準備費用、講習やオプション講座、寮を利用する場合の費用などは、基本の学費とは別に確認が必要です。
大学受験科も、過去の在籍歴、入塾説明会・個別相談への参加、インターネット申込などによって、入塾金が全額または半額免除になる場合があります。適用条件は地区やコースで異なるため、申込前に確認してください。
※参照:河合塾 大学受験科 学費・入塾手続き方法
口コミによる月額平均料金
なお、Ameba塾探しに寄せられた口コミによると、河合塾に通っている生徒の毎月の平均料金は以下のとおりです。
【口コミによる月額平均】
※上記の金額は2026年8月31日時点のグラフ用データをもとに算出しています
口コミデータによると、小学生は平均37,750円、中学生は平均29,781円、高校生は平均37,712円でした。回答数は小学生4人、中学生136人、高校生999人で、学年によって母数が大きく異なります。小学生は回答数が少ないため、参考情報としてご覧ください。
口コミの月額平均には、受講講座数や講習費などが異なる回答が含まれます。公式の授業料とは集計方法が異なるため、目安として参照し、実際の費用は受講予定の講座をもとに見積もりましょう。
河合塾の授業料は月払い・一括払いから選べる
高校グリーンコースは、申し込みごとに「月払い(分割払い)」または「一括払い」を選択でき、学費総額は同額です。月払いでは、初回に入塾金、初月分の授業料、目的別講座の授業料、初月分の塾生サポート料を支払います。
大学受験科は、受講開始時期やコースによって支払方法が異なります。なお、2026年度の9月受講開始に関する学費規定では一括払いが案内されているため、申込時点の規定を確認してください。
一括払いと月払いでは請求時期が異なるため、入塾時に必要な金額だけでなく、受講年度末までの支払総額と請求スケジュールを確認しておくと安心です。講座を追加・変更・取りやめる場合の精算方法も、学費規定で確認しましょう。
高校グリーンコースの初回決済は、クレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easyを利用できます。2回目以降はクレジットカード、口座振替、Pay-easyに対応しています。
※参照:河合塾 学費の仕組み・支払方法
河合塾で授業料以外にかかる費用
河合塾に通塾するために必要な費用は先述したとおりですが、基本的な授業料以外にも以下に挙げるような費用が必要になる場合があります。
オプション講座費用は、オンライン講師個別指導などのオプション講座を申し込んだ場合にかかる費用です。
講習費用は、春期講習、夏期講習、冬期・直前講習などの講習を受講する場合にかかり、多くの講座を受講すると、まとまった金額の出費が発生します。
模試費用は、塾生サポート料に含まれる対象模試以外や上限回数を超えて模試などを受験する際にかかる費用のこと。
デジタル端末費用は、デジタル端末を使用する講座で、インターネットに接続できる通信機器代や通信費などを含めた費用です。
これらの費用がどの程度かかるかは、生徒によって大きく異なります。河合塾で受ける予定の講座や模試がある程度決まっている場合は、その予定を踏まえて教務担当やチューターに確認してみるのがよいでしょう。
河合塾に通った方の口コミから料金をチェック
河合塾への入塾を検討している方は、料金に関する口コミを確認するのも有効です。
Ameba塾探しには、実際に塾に通った方の口コミが数多く寄せられているので、これまでに河合塾に通った方の料金に関する口コミをチェックしてみましょう。
通塾時期や地域によって異なる部分もありますが、ぜひ参考にしてみてください。
【ポジティブな口コミ】
ポジティブな内容の口コミでは、「金額以上に手厚くサポートしてもらえた」「手厚い指導を受けられる」と、指導やサポートの充実度を鑑みて、金額に納得している内容が多く見られました。
また、「毎日自習室に行っていたため高いとは思わない」「教材や自習室の使用などが含まれていると考えると思ったよりは安い」といった口コミも見られました。
自習室などを利用するかどうかは生徒により異なりますが、十分に活用できたと感じている方は、費用に関して高くないと感じているようです。
その一方で、以下に挙げるようなネガティブな口コミも見られました。
【ネガティブな口コミ】
予備校に通う以上、季節講習や模試を受講する方が大半なので、「模試や講習には別途お金がかかる」「夏期講習で思ったより費用がかかる」といった意見が見られました。
費用を抑えるには、自学自習できる内容と講義の受講が必要な内容をきちんと線引きして、講習や模試の受講を必要最小限にするなどの工夫をして対策しましょう。
また、「授業料をまとめて支払わなければならないのが家計を圧迫した」という口コミもありました。
河合塾の授業料は、大学受験科の場合、一括払いもしくは2回の分割払いで支払わなければならないので、まとまった金額の出費が発生することを苦しく感じる方もいるようです。
支払い方法としてクレジットカードを選択すれば、「あとから分割払い」などで負担を分散させることができるので、そのような方法も用いながら家計の負担を抑えるようにしましょう。
河合塾で利用できる各種割引特典・特別奨学制度を紹介
河合塾で授業を受けるためにはさまざまな費用が必要ですが、以下に挙げるような家計への負担を抑えられる制度もいくつかあります。
※2026年8月31日時点の情報です。最新の情報は公式サイトまたは最寄りの教室でご確認ください。
2026年度の高校グリーンコースでは、過去の河合塾関連コースへの在籍歴などにより、入塾金33,000円が全額または半額免除になる制度があります。また、インターネット申込では16,500円の免除が案内されています。
大学受験科でも、在籍歴のほか、入塾説明会・個別相談への参加やインターネット申込などで、入塾金100,000円が全額または半額免除になる場合があります。対象条件は地区・校舎・コースによって異なります。
なお、期間限定の特典が実施される場合もあるため、申込前に必ず公式サイトを確認しましょう。
また、大学受験科では、自然災害で被災した方を対象とした特別奨学制度が案内されています。入塾金免除や授業料減免の条件は、最新の募集要項をご確認ください。
奨学制度や免除制度は、対象者、申込期間、地区、コースが限定される場合があります。利用を希望する方は、最新の募集要項と公式サイトで条件を確認してください。
大学受験で豊富な実績のある河合塾の入塾説明会に参加しよう
河合塾は、大学受験指導における実績とノウハウがある大手予備校です。最新の受験情報を活用した指導を受けながら、志望校合格に向けて効率的に学習を進めることができます。
河合塾への入塾を検討している方は、まずは入塾説明会に足を運ぶことをおすすめします。本当に入塾すべきかどうかを判断するために必要な、さまざまな情報を入手し、検討することが可能です。
なお、河合塾の高校グリーンコースでは、実際の授業を体験できる制度が設けられています。どの講座が自分にあっているか確認したい方、校舎や教室の雰囲気が知りたい方は、ぜひ体験授業を受けてみてください。


