予備校は講師が学習をサポートしてくれるほか、自習室や学習スペースなども利用できるため、受験により集中できる環境で学習に励むことができます。宅浪は経済的負担は少ないものの、自己管理の難しさが課題となります。
本記事では、予備校と宅浪それぞれのメリット・デメリットを比較し、どちらが向いているかの判断基準を解説します。さらに、予備校選びの4つのポイントや、文系・理系別の費用相場、おすすめ予備校7選まで網羅的に紹介するので最後までお読みください。
- 浪人生は予備校に通うべき?宅浪との違いや選び方とは
- 浪人生は予備校と宅浪、どちらが多いのか
- 予備校が向いている浪人生の特徴
- 宅浪が向いている浪人生の特徴
- ハイブリッド(宅浪+予備校・オンライン)もおすすめ
- 浪人生が予備校に通う5つのメリット
- 1.受験勉強を講師が徹底サポートしてくれる
- 2.大手予備校は浪人生にあわせたカリキュラムを組んでいるため
- 3.浪人生専用校舎・自習室で集中できる環境が手に入る
- 4.予備校に通うことで生活リズムが整えられる
- 5.同じ立場にある人たちと受験に向き合える
- 浪人生の予備校選びで重要な4つのポイント
- 1.予備校は早めに選ぶ
- 2.自分の目標にあわせた予備校選びを心がける
- 3.予備校に何を求めているのかを明確にする
- 4.予備校選びは複数の候補から比較する
- 【文系・理系別】浪人生の予備校費用の違いとは
- 文系が予備校で浪人する際の費用
- 理系が予備校で浪人する際の費用
- 浪人生におすすめの予備校7選
- 最先端AIで苦手の克服を目指せる「駿台」
- 「河合塾」は目的別に講座をカスタマイズできる!
- 「代々木ゼミナール」は教科別アドバイザーやスタッフが徹底サポート
- 毎日授業を受けられる!「東進ハイスクール」の高速学習
- 「武田塾」は自宅学習をサポートする宿題ペース管理が特長
- 「坪田塾」は高卒生コースがあり浪人生も通いやすいのが特徴
- 「四谷学院」は独自学習システムで着実なステップアップが可能
- 浪人生が予備校で時間割を組む際のポイント
- 基礎固めと応用のバランスを考えた時間割の組み方
- 自習時間の確保を忘れないように注意する
- 季節ごとの時間割調整のポイント
- 浪人生が予備校に通う際の注意点
- 浪人生の予備校通学の注意点
- 年度途中から予備校に入る浪人生の注意点
- 浪人生こそ予備校で効率的に学習に励もう
浪人生は予備校に通うべき?宅浪との違いや選び方とは
大学受験において、志望校合格を目指してもう1年頑張ることを決めたとき、最初に直面するのが「予備校に通うべきか、それとも自宅で学習する(宅浪)べきか」という選択です。
結論からいえば、多くの浪人生にとって予備校に通うことは、合格への近道となる可能性が高いといえます。しかし、すべての受験生に予備校が最適とは限りません。
浪人生は予備校と宅浪、どちらが多いのか
浪人生の半数以上が予備校や塾に通って学習を進めているといわれています。予備校に通わずに自宅や図書館などで独学をする「宅浪」を選択する方は比較的少ない現状です。
予備校派が圧倒的に多い背景には、「強制力」と「情報量」の差が大きく関係しています。浪人生活は現役時代とは異なり、学校のような決まった時間割がありません。
自由な時間が増える分、自己管理能力が問われることになります。予備校に通うことで、規則正しい生活リズムを維持しやすくなり、最新の入試情報やプロの指導を受けられる点が大きなメリットです。
一方で、宅浪は費用を抑えられる反面、モチベーションの維持や学習計画の修正をすべて自分で行わなければならず、精神的な負担が大きくなりがちです。
予備校が向いている浪人生の特徴
予備校に通うことで合格率を高められる浪人生には、いくつかの共通した特徴があります。もし以下のリストに多く当てはまる場合は、予備校の利用を前向きに検討することをおすすめします。
予備校は、学習環境を提供するだけでなく、受験生活のペースメーカーとしての役割も果たします。自分を律することに不安がある場合は、予備校という「強制力のある環境」に身を置くことが、結果的に学習時間を最大化することにつながります。
宅浪が向いている浪人生の特徴
一方で、予備校に通わずとも成果を出せる、あるいは宅浪の方が効率的に学習できるタイプも存在します。以下の特徴に当てはまる場合は、宅浪や独学中心の学習も選択肢の1つです。
宅浪は自由度が高い分、すべての責任が自分に降りかかります。成功すれば大きな自信になりますが、途中で挫折するリスクも高いため、慎重な判断が求められます。
ハイブリッド(宅浪+予備校・オンライン)もおすすめ
近年増えているのが、完全な予備校通いでも宅浪でもない、「ハイブリッド型」の学習スタイルです。
これは、基本的には自宅や図書館で自習を進めながら、必要に応じて予備校の単科講座や季節講習、あるいはオンライン予備校を活用する方法です。
例えば、得意な英語や国語は独学で進め、苦手な数学だけ予備校の授業を受ける、といった使い方が可能です。また、学習管理やコーチングに特化した塾を利用し、計画の作成や進捗管理だけをプロに依頼するケースもあります。
このスタイルであれば、費用を抑えつつ、独学のデメリットである「計画の迷走」や「孤独感」を解消できます。自分の性格や学力状況にあわせて、柔軟に環境を組み合わせることも、賢い浪人生活の送り方です。
浪人生が予備校に通う5つのメリット
自宅学習を積み重ねるか、予備校に1年間通い成績アップを目指すか、夏期講習のような短期講習会と自宅学習を組み合わせるか。ほかにも家庭教師とマンツーマンで合格を目指すといった方法もあるでしょう。
そんななかで、予備校に通うことが浪人生におすすめの学習方法である5つの理由を解説していきます。
1.受験勉強を講師が徹底サポートしてくれる
また、授業以外のサポート体制も充実しています。多くの予備校では、講師室で自由に質問ができたり、チューター(進路指導スタッフ)が学習相談に乗ってくれたりします。
予備校ならすぐに疑問を解消できるため、学習の停滞を防ぎ、効率よく知識を吸収していくことが可能です。さらに、記述模試や過去問の添削指導を受けられる点も、独学では得にくい大きなメリットです。
2.大手予備校は浪人生にあわせたカリキュラムを組んでいるため
現役時代は学校の授業や行事があり、受験勉強だけに集中することは難しかったかもしれません。
しかし、浪人生向けのカリキュラムは、朝から夕方まで受験に必要な科目だけで構成されています。志望校のレベルや現在の学力にあわせたクラス分けが行われるため、自分のレベルに合った授業を受けることができます。
「今日は何を勉強すればいいのか」と迷うことなく、予備校のカリキュラムに沿って学習を進めるだけで、自然と必要な範囲を網羅できるのです。
3.浪人生専用校舎・自習室で集中できる環境が手に入る
予備校には、勉強するためだけに設計された専用の自習室が完備されています。静かで緊張感のある空間に身を置くことで、自然とスイッチが入り、長時間集中して学習に取り組むことができます。
また、一部の大手予備校には「浪人生専用校舎」や「高卒生専門コース」を持つ校舎もあります。
そこには現役高校生がおらず、朝から晩まで受験勉強に励む浪人生だけが集まっています。現役生の放課後の賑やかさに気を取られることなく、落ち着いた環境で学習できるのは大きな魅力です。
4.予備校に通うことで生活リズムが整えられる
学校がないため、朝起きる時間も寝る時間も自由になってしまい、昼夜逆転の生活に陥る浪人生は少なくありません。一度リズムが崩れると、勉強の効率が下がるだけでなく、メンタル面でも不安定になりがちです。
予備校に通えば、毎朝決まった時間に講義が始まるため、強制的に早起きをして通学する習慣がつきます。「朝起きて、電車に乗って予備校に行き、授業を受ける」というルーティンができることで、生活にメリハリが生まれます。
5.同じ立場にある人たちと受験に向き合える
予備校には、同じように志望校合格を目指して努力する仲間(ライバル)がたくさんいます。自習室で真剣に机に向かう周囲の姿を見ることで、「自分も頑張らなければ」という健全な焦りやモチベーションが生まれます。
また、休憩時間に言葉を交わしたり、模試の結果について話し合ったりできる友人の存在は、心の支えになります。辛いときや不安なときに、同じ境遇の仲間と気持ちを共有できるだけで、ストレスが軽減されることもあります。
浪人生の予備校選びで重要な4つのポイント
浪人生にとって予備校は、1年間学習をおこなう拠点となるべき場所です。それだけに自分にあった予備校を探し出すのは非常に重要です。
そこで、浪人生が予備校を選ぶ際に重要となる以下のポイントを紹介していきます。
以上の4点について、以下に続く見出しで詳しく解説していきます。
志望校合格の可能性を高めていくために、それぞれのポイントを心に留めながら探していきましょう。
1.予備校は早めに選ぶ
先述のとおり、予備校にはコースごとにカリキュラムが設定されています。
春から夏にかけて基礎学習をおこない、夏以降は実際に志望校を絞り込んだ対策の授業となっているのが一般的です。
そのため、4月から予備校に通い始めれば、予備校で勉強するメリットを最大限に享受することができます。
浪人生にとっては、入試の結果が出てすぐの期間となりますが、浪人時の通学・通塾先は早めに検討を始めるのがおすすめです。
また、4月や夏期講習前など、早めの入学を心がけると、人数に制限がある少人数制のコースや、人気の授業を受講できる可能性が高くなる、学費や待遇面での特典を受け取れるといった利点があります。
2.自分の目標にあわせた予備校選びを心がける
予備校を選ぶ際は、まず目標設定をおこなうのがおすすめです。具体的には「どの大学」の「どの学部」を目指すのかを明確にするということです。
そのうえで自分の学力を冷静に判断し、得意科目をより磨くのか?苦手科目を集中的に克服するのか?を考えておきましょう。
自分の状況を冷静に分析し、自分の勉強方針に近い予備校を選ぶことは、効率的かつスムーズな学習の積み重ねにつながります。
3.予備校に何を求めているのかを明確にする
自分の目標を明確にし、そのために何が必要かを考えたら、予備校に何を求めるかを考えていきましょう。予備校に求めるものが変われば、予備校を選ぶ基準も変わります。
単にランキングや知名度だけで予備校を選ぶと、自分にあわない予備校を選んでしまうかもしれません。予備校に求めるものを踏まえたうえで、以下の5つの項目を調べ、自分にあった予備校を選びましょう。
予備校の比較項目
- 学習形態・カリキュラム・コース
- 自習室などの設備
- サポート体制
- 志望校対策・受験情報
- 合格実績
学習形態・カリキュラム・コース
予備校では、受験生の状況にあわせて、さまざまな学習形態やカリキュラム、コースが用意されています。どのようなことをどのようなレベルで学びたいのかを踏まえて、学習形態などを選びましょう。
また、現役生と浪人生では最適なカリキュラムが異なります。浪人生の場合は、浪人生向けのコースがある予備校を選択しましょう。
自習室などの設備
予備校の多くは、受験生向けに自習室を提供しています。自宅や学校では集中できない方でも、予備校の自習室なら集中しやすいでしょう。
自習室の有無だけではなく、座席数が多いか、利用可能時間が長いか、静かな環境か、学習に十分なスペースがあるか、自習中に講師に質問可能か、なども調べるのがおすすめです。
サポート体制
欠席した授業の振替えや授業時間外での質問対応などのサポート体制が整っている予備校なら、トラブルで授業に出席できなかった場合や、苦手科目がある場合でも、問題なくカリキュラムを進められるでしょう。
また、志望校に合格するためには、受験期間中のモチベーション維持やメンタルケアも必要です。長い受験期間を有意義に過ごすためにも、定期的な面談やカウンセリングを実施している予備校を選ぶのがおすすめです。
志望校対策・受験情報
大学の入試制度は複雑化しており、合格するためには正確な受験情報を知っておくことが大切です。受験情報が豊富にそろっている予備校であれば、過去の出題傾向などから、最適な学習カリキュラムを提案してもらえます。
合格実績
大学や学部によって、合格するために学ぶべき内容は異なります。自分の志望校の合格実績が豊富な予備校であれば、合格するうえでどのような学習が必要か把握しやすくなります。
合格実績を調べる際は、合格の体験談も併せて調べることをおすすめします。
自分と同じような境遇にある受験生が、予備校で何を学んで合格を勝ち取ったかを調べれば、その予備校が自分にあっているかどうかも判断しやすくなります。
4.予備校選びは複数の候補から比較する
複数の候補から比較検討するのも重要なポイントです。複数の候補から資料を取り寄せ、合格実績やカリキュラム・コースなどをじっくり比較しましょう。
なかには自分の住んでいる地域の校舎数が少なく、比較が難しいという方もいるかもしれません。
そういった方は、スマートフォンやタブレットがあれば受講できるオンライン授業の配信をおこなうサービスなども併せて検討してみましょう。
【文系・理系別】浪人生の予備校費用の違いとは
浪人生活を送る上で、予備校費用は家計に大きな影響を与える要素です。
文系・理系の違いや予備校の規模により費用は異なり、年間数十万円から百万円を超える場合まで幅があります。事前に費用を把握し、家族で十分に相談することが重要でしょう。
文系が予備校で浪人する際の費用
文系浪人生の予備校費用は、比較的抑えやすい傾向にあります。国公立大学志望なら英語・国語・社会の3科目、私立大学志望なら英語・国語・社会または英語・国語・小論文の組み合わせが基本となります。
入学金や授業料、教材費、模試代などを含めた年間費用は、受講科目数や予備校の規模により変動します。
大手予備校のフルコースから、必要科目のみの単科受講まで選択肢は幅広く、予算に応じた学習プランを組むことが可能です。文系は理系に比べて必要科目数が少ないため、苦手科目に絞った受講で費用を大幅に削減できます。
ただし、小論文指導や面接対策、志望校別の特別講座などを追加する場合は、その分の費用増を見込んでおく必要があるでしょう。
【文系】大手予備校の費用
| 予備校名 | 費用 | 金額 |
|---|---|---|
| 駿台(難関国公立大文系コース) | 入学金 | 70,000円 |
| 授業料 | 1,000,000円 | |
| 合計金額 | 1,070,000円 | |
| 代々木ゼミナール(オリジナルカリキュラム[私立文系]) | 入学金 | 88,000円 |
| 授業料 | 547,800円 | |
| 合計金額 | 690,800円 |
※上記の価格は税込みです。
<参考資料>
駿台「高卒(浪人生)クラス 難関国公立大文系」
代々木ゼミナール「大学受験科 年間学費」
理系が予備校で浪人する際の費用
理系浪人生の予備校費用は、文系と比較して高額になる傾向があります。
英語・数学・理科2科目の4科目が基本で、国公立志望ならさらに国語も必要となるため、科目数の多さが費用に反映されます。
理科の実験考察問題や数学の記述対策など、専門的な指導が必要な分野が多いことも特徴です。
医学部や薬学部などの医療系学部を志望する場合は、専門的な対策が必要となり、一般的な理系コースよりもさらに費用が上昇します。
専門予備校では個別指導や少人数制クラスが中心となるため、きめ細かな指導を受けられる反面、費用負担は大きくなると理解しておきましょう。
【理系】大手予備校の費用
予備校名 | 費用 | 金額 |
|---|---|---|
河合塾 (東大理類コース) | 入学金 | 70,000円 |
授業料 | 586,000円 | |
合計金額 | 656,000円 |
<参考資料>
河合塾「大学受験科 学費」
浪人生におすすめの予備校7選
そこで、浪人生にとってありがたい施設を完備していたり、選びやすいコースを用意していたりといった、浪人生におすすめできる要素を持つ予備校をご紹介します。
最先端AIで苦手の克服を目指せる「駿台」
本校所在地 | 東京都千代田区神田駿河台2-12 (お茶の水校1号館) |
|---|---|
全国教室数 | 32か所 (北海道/宮城/東京/千葉/埼玉/神奈川/静岡/愛知/京都/大阪/奈良/兵庫/広島/福岡) |
代表的なコース | EX東大理系演習コース EX京大理系演習コース EX早慶大文系演習コース EX国公立大医系演習コース |
オンライン授業 | あり |
| 年間費用の目安 | 100〜150万円 |
駿台は、河合塾、代々木ゼミナールと並ぶ老舗三大予備校のひとつ。とくに理系学部への進学率の高さが特徴で、理系学部を目指す学生・浪人生から圧倒的な支持を受けています。
大学名 | 合格者数 |
|---|---|
東京大学 | 1,351名 |
京都大学 | 1,422名 |
国公立大学医学部医学科 | 1,867名 |
早稲田大学 | 3,574名 |
慶応義塾大学 | 2,691名 |
私立大学医学部医学科 | 2,359名 |
駿台「2025年度入試 駿台の合格実績」
駿台は老舗ながら、新しい学習方法・指導方法の実践にも力を入れています。特筆すべきは最先端AIを導入した「atama+」でしょう。筆記模試で判明した各科目(英語・数学・物理・科学)の苦手分野をAIが分析し、弱点を集中的に補強する学習メニューを構築してくれます。
また、授業は受講生の集中力が途切れない50分授業を導入。短くとも濃密な授業で、効率的に学力向上を目指しています。
「河合塾」は目的別に講座をカスタマイズできる!
本校所在地 | 愛知県名古屋市千種区今池2-1-10 (千種キャンパス千種校) |
|---|---|
全国教室数 | 508か所
(富山/島根/鳥取/長崎/宮崎/鹿児島を除く41都道府県) |
代表的なコース | 東大理類コース 京大文系コース 私立大文系コース |
オンライン授業 | あり |
| 年間費用の目安 | 100〜150万円 |
河合塾は「文系の河合塾」と呼ばれたこともあり、文系の大学や学科に多数の合格者を輩出してきました。近年は理系の学科の合格者も増え、大手予備校として幅広い受験生に支持されています。
また全国最大規模の模試も実施しており、自分の正確な実力を判断するにはおすすめです。
大学名 | 合格者数 |
|---|---|
東京大学 | 1,174名 |
京都大学 | 1,420名 |
北海道大学 | 709名 |
早稲田大学 | 5,947名 |
慶応義塾大学 | 3,901名 |
東京理科大学 | 5,144名 |
河合塾「2025年度大学入試 合格実績」
河合塾の大学受験科は、志望大学を目指して1年間、受験対策をするコースです。基礎学力から東大・京大などの最難関大学・学部に合格する実戦力を身につけ、各大学入試に対応できる学力を伸ばします。
また、「基礎事項の定着」「実戦力アップ」などの目的に合わせてコースを選ぶことができます。
「代々木ゼミナール」は教科別アドバイザーやスタッフが徹底サポート
本校所在地 | 東京都渋谷区代々木2-25-7 (本部校 代ゼミタワー) |
|---|---|
全国教室数 | 6か所 (代々木/札幌/新潟/名古屋/大阪南/福岡) その他全国47都道府県各地に「代ゼミサテライト予備校」あり |
代表的なコース | トップレベル国公立大コース(理系・文系)
ハイレベル国公立大コース(理系・文系) スタンダード国公立大コース(理系・文系) |
オンライン授業 | あり |
| 年間費用の目安 | 80〜120万円 |
「三大予備校」として、駿台、河合塾と並び称されるのが代々木ゼミナールです。古くから充実の講師陣が自慢であり、確かな指導力は合格実績にも表れています。
その「指導力」を支えるのが充実したスタッフ体制です。受験する大学の相談を請け負う「クラス担任」を配置する予備校は多いですが、代ゼミはクラス担任に限らず、教科別アドバイザー、先輩チューターがサポートにあたります。それぞれのスタッフが、受験生の相談を親身に聞いてくれます。
また、スカラシップ制度や経済的支援制度、被災者支援制度も充実。授業料の全額免除、一部免除などの制度があり、多くの浪人生を経済面でもフォローしてくれます。
毎日授業を受けられる!「東進ハイスクール」の高速学習
本校所在地 | 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-6-1 吉祥寺スバルビル1階 (東進ハイスクール 吉祥寺南口校) |
|---|---|
全国教室数 | 1か所(新宿校)
その他全国47都道府県各地に「東進衛星予備校」あり |
代表的なコース | 東京大学文系/理系クラス 早慶文系/理系クラス 国立/私立医学部クラス |
オンライン授業 | あり |
| 年間費用の目安 | 90〜130万円 |
「今でしょ!」で一躍有名になった林修先生をはじめ、多くの人気講師を抱えるのが東進ハイスクールです。
カリキュラムの特長は「高速学習」。一般的な予備校の授業は、同じ科目の授業は週に1、2回ですが、東進ハイスクールは毎日受講可能。毎日同じ科目の授業が受けられるため、最短2週間程度で高校1年間分の授業を吸収することができます。
単に早いだけではなく、短期間に集中して同じ科目を学ぶことで、その科目を集中して学ぶことができ、結果理解はより深まるはずです。
本番の受験で基礎が足りていない教科がはっきりしている浪人生に向けた、時間を無駄にせず、効率的に復習できる学習カリキュラムを設け、国公立・私立の難関大学に多数の合格者を輩出しています。
大学名 | 合格者数 |
|---|---|
東京大学 | 815名 |
京都大学 | 488名 |
国公立医系 | 991名 |
早稲田大学 | 3,467名 |
慶応義塾大学 | 2,161名 |
私立医系 | 602名 |
東進ハイスクール「現役合格実績(2025年)」
また、オンライン授業にも力を入れており、各科目の人気講師のオンライン授業を、全国各地で受講することができます。
とはいえ、対面指導をおろそかにしているわけではなく、浪人生のクラスでも各生徒に担任がつき、細やかな進路指導、学習指導をおこなっています。
「武田塾」は自宅学習をサポートする宿題ペース管理が特長
本社所在地 | 東京都文京区本郷2丁目8-3 天野ビル本館4階 |
|---|---|
全国教室数 | 400校以上 47都道府県すべてに校舎あり その他インターネットで特訓が受けられる「サイバー特訓」あり |
代表的なコース | 宿題確認特訓 個別管理特訓 |
オンライン授業 | あり |
| 年間費用の目安 | 80〜100万円 |
「授業をしない」学習スタイルが話題を集める武田塾。授業はおこなわず、「自主学習のサポート」に特化しています。各校舎でも生徒は自主学習をおこない、その進行管理を講師がおこなう、家庭教師に近いシステムです。
また、浪人生にとっては非常に難しい自宅学習の管理にも重きを置いています。毎日自宅で何をどのように勉強すべきかを、担当講師が徹底サポート。この「宿題ペース管理」で、自ら学ぶ力をサポートします。
授業はおこなわないものの、担当講師が細かい部分までしっかりと相談に乗ってくれるので、自分の学力、目標とする大学、自分の勉強ペースを完全に把握することができます。
「坪田塾」は高卒生コースがあり浪人生も通いやすいのが特徴
坪田塾の基本情報
全国教室数 | 24か所
(東京/神奈川/千葉/埼玉/大阪/兵庫/愛知) |
|---|---|
代表的なコース | 中学生コース 高校生コース 高卒生コース オンラインコース |
オンライン授業 | あり |
| 年間費用の目安 | 100〜140万円 |
「子別指導」で注目を集める坪田塾。生徒一人ひとりの個性や学習特性を科学的に分析し、その子に最適な指導法を提供する「教えない、支える指導」が特徴です。
講師は「教える」のではなく「引き出す」役割を担い、生徒との対話を通じて自ら答えにたどり着けるよう導きます。
正解を教えるのではなく、考え方のプロセスを重視。この指導法により、生徒は自信を持って自走できる学習者へと成長していきます。
また、「ビリギャル」で話題となった坪田信貴先生の教育理念のもと、どんな生徒も必ず伸びるという信念で指導。
偏差値30台からの難関大学合格など数多くの逆転合格実績を生み出しており、生徒の「できない」を「できる」に変える、可能性を最大限に引き出す学習塾です。
「四谷学院」は独自学習システムで着実なステップアップが可能
四谷学院の基本情報
| 本社所在地 | 東京都新宿区四谷1-10 |
|---|---|
| 全国教室数 | 31か所 (札幌/仙台/東京/神奈川/埼玉/千葉/静岡/愛知/京都/大阪/兵庫/広島/福岡) |
| 代表的なコース | 東京大学文系/理系/医学部コース 早慶文系/理系コース 国公立医学部コース |
| オンライン授業 | あり |
| 年間費用の目安 | 60〜100万円 |
科目別能力別授業と55段階個別指導のダブル教育システムが特徴の四谷学院。
「誰でも才能を持っている」という理念のもと、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す独自の学習システムを展開しています。
科目別能力別授業では、科目ごとに自分のレベルにあったクラスで学習。得意科目は上級クラスで実力を伸ばし、苦手科目は基礎クラスでじっくり理解を深められます。
この細分化されたクラス編成により、「わかる」から「できる」への着実なステップアップを実現します。
55段階個別指導では、中学レベルから東大レベルまで55段階のスモールステップで学習を進行。各段階で個別指導を受けながら、自分のペースで確実に実力を積み上げていきます。
プロの講師による1対1の指導で、疑問点はその場で解決。理解の穴を作らない徹底したシステムです。
この2つのシステムの相乗効果により、偏差値29から北海道大学医学部合格など、数々の大逆転合格を実現するなど、生徒の「なりたい自分」を全力でサポートする予備校です。
浪人生が予備校で時間割を組む際のポイント
浪人生活を成功させるカギは、効果的な時間割の作成にあります。1年間という限られた期間で最大限の成果を出すために、戦略的な時間割設計が不可欠です。
ここでは、多くの浪人生が陥りがちな失敗を避け、合格への最短ルートを歩むための時間割作成術を解説します。
基礎固めと応用のバランスを考えた時間割の組み方
浪人生の時間割作成で最も重要なのは、基礎と応用のバランスです。春から夏前半(4~7月)は基礎7割、応用3割の配分が理想的です。
この時期に基礎を徹底的に固めることで、秋以降の応用問題への対応力が格段に向上します。基礎科目は毎日触れることが大切です。
英語なら単語・文法、数学なら公式の理解と基本問題、理科なら法則の理解など、各科目の土台となる部分を午前中の頭が冴えている時間帯に配置しましょう。
夏以降(8月~)は徐々に応用の比率を上げ、基礎5割、応用5割へとシフト。秋からは志望校の過去問演習も組み込み、実戦力を養います。
また、週に1回は基礎の総復習日を設けることで、知識の定着と抜け漏れ防止につながります。
自習時間の確保を忘れないように注意する
多くの浪人生が陥る失敗が「授業の詰め込みすぎ」です。授業を受けただけでは学力は向上しません。重要なのは、授業内容を自分のものにする自習時間の確保です。
焦りから授業を詰め込みすぎる傾向がありますが、1日4~5コマに抑え、自習時間を3~4時間確保することが大切です。授業と自習は「1対1」のバランスが理想的です。
苦手科目と得意科目の配分は「2対1」を目安に、苦手科目は週3~4コマ、得意科目も週1~2コマは最低でも時間割に組み込むことをおすすめします。
とくに夏期講習は弱点補強の貴重な期間として、効率的な活用を心がけましょう。
季節ごとの時間割調整のポイント
浪人生活は長期戦です。1年間同じペースで学習を続けることは困難なため、季節ごとに時間割を見直し、最適化していく必要があります。
春期(4~5月):基礎徹底期
4~5月の春期間は、全科目の基礎固めに集中しましょう。
授業は少なめ(3~4コマ/日)にして、自習で高校範囲の総復習を行うことをおすすめします。この時期の頑張りが1年間の土台となります。
夏期(6~8月):実力養成期
夏期間は、夏期講習を活用し、苦手分野の集中克服を図りましょう。
通常授業に加えて講習を2~3講座追加し、一部応用も進めることで実力を伸ばすことを意識しましょう。ただし、詰め込みすぎは禁物で、とくにお盆期間は総復習週間として、春からの学習内容を整理することをおすすめします。
秋期(9~11月):応用力強化期
秋期間は、志望校別対策講座を時間割に組み込みましょう。
本格的に過去問演習を開始し、週2~3回程度の実施で、時間配分の感覚を養います。基礎の復習も週1回は必ず行い、知識の定着を確認しましょう。
冬期・直前期(12~2月):実戦演習期
冬期間や受験直前期には授業を減らし(2~3コマ/日)、演習中心の時間割に切り替えることをおすすめします。
本番と同じ時間帯に過去問を解く「実戦シミュレーション」を週3回以上実施。体調管理を最優先に、無理のないスケジュールを心がけましょう。
また、各季節の変わり目には、模試結果を分析して時間割を微調整することが大切です。柔軟に対応できる時間割こそが、合格への最短ルートとなります。
浪人生が予備校に通う際の注意点
浪人生活は現役生とは異なる特有の課題があります。予備校選びから通学方法まで、慎重な判断が必要です。
浪人生の予備校通学の注意点
通学時間は学習効率に大きく影響します。片道1時間以上なら年間約500時間を移動に費やすことになるため、90分以上かかる場合は下宿や寮生活も検討すべきです。
予備校の寮は規則正しい生活と仲間との切磋琢磨が魅力ですが、プライバシーの確保が難しいことや人間関係のストレス、月額目安として十数万円の費用がかかります。
寮選びでは個室か相部屋か、門限や自習室の充実度を確認し、見学してから決めましょう。自宅通学で生活リズムを整え、予備校の自習室や地域の図書館を活用してメリハリのある学習環境をつくることが大切です。
自分の性格や自己管理能力を考慮して、最適な通学方法を選びましょう。
年度途中から予備校に入る浪人生の注意点
5月以降など年度途中の入学では基礎授業を逃している可能性があります。
録画授業や補講でフォローできますが、夏休みまでに追いつく計画が必要なので、個別指導の併用も効果的です。
人間関係の不安もありますが、同じ目標を持つ仲間として、授業での質問や情報交換から自然に輪に入れることが多く、勉強の話題は共通の関心事であるため、良好な関係を築きやすいでしょう。
費用面では年間費用を月割り計算する予備校が多いものの、入学金は満額かかる場合が多いです。
浪人生こそ予備校で効率的に学習に励もう
そんなとき、受験生を強力にサポートしてくれるのが予備校です。通学時間や学費など考えるべきポイントはありますが、それ以上に勉強効率を上げることは大きな学力アップにつながります。
浪人することが決まったら、できるだけ早く、できれば4月はじめから予備校に通えるように探し始めましょう。
予備校はどこが一番でどこがダメということはありません。自分の学力や志望校、得意科目、苦手科目などを考慮し、自分の学習プランにあった予備校を見つけてください。
