「浪人が決まったけれど、予備校の学費が高すぎて親に言い出せない…」「予備校の費用を安く抑えたいけれど、安かろう悪かろうで不合格になるのだけは避けたい」
浪人生活をスタートさせるにあたって、避けて通れないのがお金の問題です。大手予備校のパンフレットを開けば、入学金、授業料、講習費と積み重なり、最終的な見積もりに目眩がしたという方もいるのでは。
とはいえ、「高いお金を払わなければ合格できない」というのは思い込みに過ぎません。ITの進化や新しい学習スタイルの登場により、質の高い指導を安価で受けられる選択肢も増えています。
この記事では、浪人生の予備校費用の相場から、費用を抑えられるおすすめの予備校、さらには学費を大幅にカットする裏ワザまでを徹底解説します。あなたの経済的な不安を合格への自信に変えるお手伝いをします。
- 浪人生の予備校費用は平均いくら?相場を知って比較しよう
- 大手予備校(集団授業)の年間費用の目安
- 個別指導塾の年間費用の目安
- オンライン予備校・映像授業の年間費用の目安
- 【タイプ別】費用が安い浪人生向けおすすめ予備校7選
- 【オンライン】予備校おすすめ2選|低価格でプロの授業を受けるなら
- 【映像授業】予備校おすすめ2選|必要な科目だけを絞って受講できる
- 【通学型】予備校おすすめ|中堅校で地域密着型の指導
- 【単科・定額制】予備校おすすめ2選|通い放題の塾も
- 予備校費用をさらに安くする!学費免除・割引のコツ
- 「特待生制度」を活用する
- 「入学金免除キャンペーン」が実施される時期を狙う
- 友人や兄弟の紹介による紹介割引を確認する
- 早期申込割引で季節講習や入学金をお得にする
- 費用を抑えて浪人生活を送るための3つの工夫
- ①すべての科目を予備校に頼らず「単科受講」を活用する
- ②スタディサプリなどの月額制サービスと自習室を併用する
- ③季節講習で講座を取りすぎないための計画術
- 安さだけで選んで大丈夫?予備校選びで失敗しないための注意点
- 自習室の利用可能時間や環境をチェック
- 質問対応や進路指導の充実度を確認する
- トータルコスト(交通費・模試代・季節講習)で比較する
- 【Q&A】浪人の予備校費用に関するよくある質問
- 予備校費用を賢く抑えて志望校合格を掴み取ろう!
浪人生の予備校費用は平均いくら?相場を知って比較しよう
まずは、一般的な浪人生活にいくらかかるのか、その相場を正しく把握しましょう。ここを基準にすることで、どの予備校が本当に安いのかが見えてきます。
大手予備校(集団授業)の年間費用の目安
河合塾、駿台予備学校、代々木ゼミナールなどのいわゆる「大手予備校」に通う場合、年間の総額は約100万円〜120万円が相場です。
内訳としては、入学金が10万円前後、授業料が70〜80万円程度。ここに夏期講習や冬期講習、直前講習などの費用が上乗せされます。
国立大志望か私立大志望か、あるいは医学部コースかによっても変動しますが、年間100万円は最低ラインと考えておくのが現実的です。
個別指導塾の年間費用の目安
講師と1対1、あるいは1対2で指導を受ける個別指導塾の場合、さらに高額になる傾向があります。
週2〜3回の通塾で、年間約120万円〜150万円以上かかることも珍しくありません。一人ひとりにあわせたカリキュラムが魅力ですが、浪人生が全教科を個別指導で補おうとすると、費用は青天井になってしまいます。
オンライン予備校・映像授業の年間費用の目安
近年、急速に普及しているのがこのタイプです。オンライン予備校であれば、年間約3万円〜30万円程度と、大手予備校の半分から10分の1以下の費用で済むケースもあります。
校舎を持たないことで、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。
【タイプ別】費用が安い浪人生向けおすすめ予備校7選
それでは、具体的におすすめの予備校を見ていきましょう。自分の性格や学習スタイルにあわせて選んでみてください。
【オンライン】予備校おすすめ2選|低価格でプロの授業を受けるなら
場所を選ばず、高いレベルの講義を最安値で受けたいなら、オンライン塾一択です。
スタディサプリ(大学受験講座)
ベーシックコースなら月額約2,000円台から利用できる、教育業界の革命児ともいえるスタディサプリは、年間3万円以下で、一流講師による神授業が全教科見放題です。
追加料金一切なしで夏期講習相当のライブ授業がおこなわれることもあり、授業の質に関しては大手予備校に引けを取りません。強制力がないのが欠点ですが、自己管理ができる浪人生にとっては心強いツールとなります。
【大学受験専門オンライン塾】逆転コーチング
授業をしない代わりに、志望校までの最短ルートを管理してくれるコーチング型のオンライン塾です。
月額3万円〜5万円程度と大手予備校に通うよりも安く、かつ「今何をすべきか」を毎日指定してくれます。オンラインで現役難関大生の講師がマンツーマンで指導するため、地方に住みながら難関大を目指す浪人生にとって、情報の格差を埋める心強い味方です。
【映像授業】予備校おすすめ2選|必要な科目だけを絞って受講できる
映像授業をおこなう予備校は、校舎に通って自習室を使いつつ、費用をコントロールしたい人に向いています。
河合塾マナビス
河合塾マナビスは、受講する講座数に応じて料金が決まる仕組みです。1講座(約45分〜90分×20回程度)で約7〜8万円が目安。
すべての教科をセットで取る大手予備校のコースとは違い、「苦手な数学と英語だけをマナビスで、他は独学」といった戦略が取れます。必要な分だけを厳選すれば、年間40〜60万円程度に抑えつつ、大手河合塾の高品質な自習室とアドバイザーの支援を得られるのが強みです。
東進衛星予備校
日本トップクラスの講師陣による映像授業が魅力の東進衛星予備校は、通期講座1講座につき約7万7千円とわかいやすい料金設定です。浪人生向けの専科コースもありますが、あえて単科受講を重ねることで費用を抑えることが可能。
映像授業なので自分のペースで進めることができ、短期間で基礎を固めて早期に過去問演習に入りたい浪人生に適しています。ただし、担任助手による講座提案が多くなりがちなため、自分に必要なものを取捨選択する強い意志が必要です。
【通学型】予備校おすすめ|中堅校で地域密着型の指導
地域に根差した指導をおこなう中堅予備校は、大手のような広告宣伝費が莫大でない分、授業料が安く設定されていることがあります。
KEC近畿予備校
関西圏で強い実績を持つ、少人数・対面指導の予備校です。大手予備校が100万円を超える中で、高卒生コースの学費は年間で約60〜70万円程度と、3割〜4割ほど安く設定されています。
少人数制のため講師との距離が近く、質問しやすい環境が整っているのが特徴。アットホームな雰囲気の中で、仲間と切磋琢磨しながらコストも抑えたい関西の浪人生には外せない選択肢です。
【単科・定額制】予備校おすすめ2選|通い放題の塾も
単科制や定額制の予備校(塾)は、毎月の支払額が決まっているため、家計の管理がしやすいのがメリットです。
武田塾
「授業をしない」という独自のスタイルで、参考書による自学自習の徹底管理をおこないます。料金は受講する科目の数や管理の頻度によりますが、年間約50万〜100万円程度を目安としてください(※)。
科目を絞って対策する場合は60万円前後に抑えることも可能ですが、主要3〜5科目をすべて管理対象にする場合は100万円を超えるケースも。
最大のメリットは、大手予備校のような「夏期講習費」などの追加費用が原則として発生しない定額制であること。追加料金を気にせず、1年間サボれない環境で自習室にこもり、徹底的に学習管理を受けたい浪人生に適しています。
※料金についてはお近くの教室にお問い合わせください。
個別指導WAM
個別指導でありながら、月額数千円〜というリーズナブルなコース設定があるのが特徴です。オンライン個別と対面指導を使い分けることができ、浪人生なら平日の昼間の空いている時間を活用することで、さらに効率的に指導を受けられます。
「全教科予備校は無理だが、数学だけはつきっきりで見てほしい」といった部分的な補強に使うことで、トータルコストを劇的に下げることができます。
予備校費用をさらに安くする!学費免除・割引のコツ
予備校によっては、割引制度や特典が存在します。
「特待生制度」を活用する
多くの予備校では、成績優秀者を対象に授業料を免除する「特待生制度」を設けています。
「自分はそんなに成績が良くないから…」と諦めるのは早計です。昨年度の模試の結果(河合模試や駿台模試など)を持参するだけで、入学金が全額免除になったり、授業料が10〜30%割引になったりする予備校もあります。
特に3月の入会時期には「診断テスト」を実施している予備校もあり、その結果次第で大幅な減免になる可能性があります。
「入学金免除キャンペーン」が実施される時期を狙う
多くの予備校は、現役生の卒業時期や新年度開始の直前(2月後半〜3月)に入学金免除キャンペーンをおこないます。
通常、入学金が数万円かかりますが、入学金が無料になるだけで参考書を何十冊も買える計算になります。気になる予備校の公式サイトはこまめにチェックしておきましょう。
友人や兄弟の紹介による紹介割引を確認する
予備校の紹介制度も費用をお得にすることができます。
既にその予備校に通っている友人がいたり、過去に兄弟が通っていたりする場合、図書カードがもらえたり、入学金が割引になったりするケースも。同じ志望校を目指す仲間を見つけ、予備校を紹介してもらうのも一つの手です。
早期申込割引で季節講習や入学金をお得にする
3月上旬までに申し込むことで、早期割引が適用される予備校も存在します。また、早期に入会することで、4月の開講を待たずに自習室が使い放題になるケースもあり、実質的なコストパフォーマンスがさらに向上します。
費用を抑えて浪人生活を送るための3つの工夫
予備校選びが終わった後も、日々の工夫次第で費用はさらに節約できます。
①すべての科目を予備校に頼らず「単科受講」を活用する
予備校のコースで見かける「国立セット」「私立文系コース」などのパック商品は便利ですが、実は不要な科目まで含まれていることがあります。
たとえば「英語と国語は独学でいけるが、世界史だけが不安…」という方なら、世界史だけを通学型予備校で取り、他は自習で済ませるハイブリッド型の受講がおすすめです。
②スタディサプリなどの月額制サービスと自習室を併用する
「家では集中できない」という理由だけで予備校に100万円払うのはもったいないことです。
たとえば、月額数千円〜1万円程度の「有料自習室」を契約し、勉強内容はスタディサプリで補う。これだけで、年間費用は10〜15万円程度に抑えられます。予備校を、授業を受けるところではなく、場所を借りるところとして再定義してみましょう。
③季節講習で講座を取りすぎないための計画術
大手予備校の費用で気を付けたいのが、季節講習です。勧められるままに講座を取ると、夏期講習だけで30万円、冬期講習だけで40万円など、あっという間に費用が跳ね上がります。
「季節講習は、自習ではどうしても解決できない苦手分野だけ受講する」「最大3〜4講座まで受講する」など、自分の中でルールを決めておきましょう。
安さだけで選んで大丈夫?予備校選びで失敗しないための注意点
安さを追求しすぎて、結果的にもう1年浪人することになれば、それが一番高くつきます。以下の点だけは妥協しないでください。
自習室の利用可能時間や環境をチェック
浪人生が最も長い時間を過ごすのは、予備校の教室ではなく自習室です。
- 土日も開いているか
- 朝は何時から、夜は何時までか
- 席数は十分か(せっかく行ったのに座れないことはないか)
これらが自分の生活リズムにあっていないと、結局、別の場所で勉強することになり、カフェ代などがかさむことになります。
質問対応や進路指導の充実度を確認する
安い予備校の中には、授業を映像で流すだけで質問ができないことがあります。
わからない問題にぶつかったときに、すぐに解消できる仕組みがあるかを確認してください。また、精神的にきつい時に相談できるスタッフがいるかどうかも浪人生には大切な点です。
トータルコスト(交通費・模試代・季節講習)で比較する
たとえば「授業料が月2万円!」と謳っていても、施設利用料やテキスト代、半強制的な講習費を足していくと、結局大手と変わらないこともあります。
予備校を検討する際は、3月から入試が終わる来年3月まで、合計いくら支払う必要があるかを正確に計算してください。
また、往復の交通費が月1万円かかるなら、年間で12万円の加算です。近場の高い塾と遠くの安い塾、どちらがトータルで安いか、冷静に判断しましょう。
【Q&A】浪人の予備校費用に関するよくある質問
ここでは、予備校の費用に関するよくある質問を紹介します。
予備校費用を賢く抑えて志望校合格を掴み取ろう!
お金がないから浪人を諦める必要も、高い予備校に行かなければ受からないと不安になる必要もありません。
大切なのは、自分にとって必要なサービスだけを、納得できる価格で購入するという姿勢です。
- まずはオンラインや単科受講を検討して、ベースの費用を下げる
- 特待生制度やキャンペーンをフル活用する
- 予備校に依存せず、自学自習の効率を最大化する
この3つを実践すれば、大手予備校の半額以下の費用で、それ以上の学習環境を作り出すことは十分に可能です。
親御さんとお金の話をするのは勇気がいることかもしれません。しかし、あなたが「これだけの費用で、こういう計画で合格を目指したい」と具体的に示せば、きっと全力で応援してくれるはずです。
費用を賢く抑えて、浮いたお金は合格後のお祝いや、充実した大学生活のために取っておきましょう。あなたの浪人生活が、経済的な不安なく、最高の結果につながることを心から応援しています。