中学受験を検討中の保護者の方のなかには、費用や時間などさまざまな理由から、子どもを塾に通わせることなく受験することを考えている方もいるのではないでしょうか。
中学受験をする場合は、小学3年生か小学4年生の2月ごろから子どもを塾に通わせることが多いです。
塾なしで中学受験をするメリットやデメリットについてきちんと把握したうえで、本当に塾に通わずに中学受験に臨むのかを判断しなければなりません。
本記事では、塾なしで中学受験を成功させることはできるか、塾なしで中学受験をするメリット・デメリットや塾に行かずに合格を目指す勉強法、おすすめの参考書などについて説明します。
- 塾なしで中学受験を成功させることが難しい3つの理由
- 小学校の指導要領外の問題も出題される
- 多くの小学生に受験の経験がない
- モチベーションを保つことが難しい場合がある
- 塾なしで中学受験をするメリット・デメリット
- 塾なし中学受験のメリット
- 塾なし中学受験のデメリット
- 塾なしで中学受験に合格するための勉強方法や戦略
- 子どもとよく相談して志望校を決める
- 小学校低学年から適切な学習方法を身につけさせる
- 親が情報収集などのサポートをおこなう
- テストや模試で子どもの学力を把握する
- 通信教育を活用する
- 【科目別】塾なし家庭の勉強法とおすすめ参考書の選び方
- 国語:漢字・語彙の習慣化と読解の解き方を学ぶ
- 算数:基礎問題の完璧化と優先すべき単元(割合・速さ・図形など)
- 理科:暗記分野と計算分野に分けてインプット・アウトプットを行う
- 社会:歴史の流れ・地理のイメージ化と一問一答を活用する
- 塾なしで中学受験を行う際のスケジュール例
- 小5〜小6の勉強スケジュール例(平日/休日)
- 塾なしでの中学受験に限界を感じたときの選択肢
- 通信教育・オンライン塾・模試だけ通塾という「ゆるい併用」
- 個別指導か集団授業を選び、塾に通う
- 「やっぱり塾に通わせたい」という方におすすめの塾
- 個別指導の明光義塾
- 個別教室のトライ
- 東京個別指導学院(ベネッセグループ)
- 個別指導 スクールIE
- 中学受験の塾選びに迷ったら「Ameba塾探し」を利用しよう
塾なしで中学受験を成功させることが難しい3つの理由
塾なしで中学受験を成功させることは可能なのでしょうか。一般的には、中学受験をする場合は塾を利用することが望ましいです。
なぜなら、塾なしで中学受験に臨む場合には以下のような注意点があり、受験を成功させることが難しいためです。
小学校の指導要領外の問題も出題される
中学受験の入試問題は、小学校で習う内容だけでは対応できないケースが多くあります。特に難関校では、学校の授業では扱わない応用問題や思考力を問う問題が頻繁に出題されます。
算数の特殊算や理科の発展的な実験考察など、独学で1から理解するには相当な時間と労力が必要です。
塾では、こうした指導要領外の内容を体系的に学べるカリキュラムが用意されています。どの単元をどの順番で学ぶべきか、どのレベルまで仕上げる必要があるかといった情報も蓄積されているため、効率的に対策を進められます。
独学の場合は、教材選びから学習計画まですべて自分で判断しなければならず、その負担は決して小さくありません。
多くの小学生に受験の経験がない
小学生にとって中学受験は、人生で初めての本格的な受験となることがほとんどです。試験当日の緊張感や時間配分の難しさ、問題を解く順番の判断など、経験がないと対処しにくい場面が数多くあります。
塾に通っていれば、定期的な模試や実力テストを通じて本番に近い環境を何度も経験できます。試験慣れすることで、当日に実力を発揮しやすくなるのです。
一方、塾なしの場合は模試を受ける機会が限られ、本番で初めて大勢の受験生に囲まれるという状況になりかねません。経験不足からくる不安や焦りが、実力を出し切れない原因になることもあります。
モチベーションを保つことが難しい場合がある
中学受験の勉強は長期間にわたるため、「モチベーションの維持」が大きな課題になります。塾に通っていれば、同じ目標を持つ仲間と競い合いながら学習を進められ、講師からの励ましや適切なアドバイスも受けられます。
しかし、塾なしで勉強していると孤独を感じやすく、やる気が続かなくなることがあります。成績が思うように伸びないときや、難しい問題に行き詰まったときに相談できる相手がいないと、挫折につながりかねません。
保護者がサポートするにも限界があり、親子関係がぎくしゃくしてしまうケースも見られます。第三者の存在がモチベーション維持に果たす役割は想像以上に大きいです。
塾なしで中学受験をするメリット・デメリット
「可能であれば塾なしで中学受験に臨みたい!」というご家庭に向けて、塾なしで中学受験をするメリットとデメリットを詳しく説明していきます。
塾なし中学受験のメリット
まず、塾なしで中学受験をするメリットとしては、以下のような4点が挙げられます。
塾に通うための費用がかからない
小学生が塾に通う場合、塾によって前後しますが、毎月の授業料は数万円ほど発生します。また入会金や教材費などの費用も必要です。
夏休みや冬休みなどの長期休み中に季節講習を受ける場合は、そのための費用も別途必要になります。
それらを含めると必要な費用はかなりのものになるでしょう。塾に通わせずに自学自習をして中学受験に臨めば、そういった支出を抑えることが可能です。
自分のペースで勉強に取り組める
また、自分のペースで勉強に取り組める点もメリットとして挙げられます。
塾に通う場合、毎週決まった曜日の決まった時間に教室で授業を受けなければならず、家での勉強時間の大半を塾の宿題に割くことになります。遊びたい盛りの子どもにとって、息苦しく感じてしまう可能性もあります。
勉強の仕方を自分で決められる
勉強の仕方を自分で決められるのも大きなメリットです。
塾では多くの場合、使用する教材や学習の順序が決められていますが、家庭学習では子どもの理解度や興味に応じて最適な参考書や問題集を自由に選択できます。苦手分野を重点的に学習したり、得意分野はテンポよく進めたりと、個性にあわせた学習方法を採用することが可能です。
たとえば、視覚的に理解しやすい図解が豊富な教材や、段階的に難易度が上がる問題集など、子どもの学習スタイルにもっとも適したものを選択できます。
また、理解に時間がかかる単元は何度でも繰り返し学習し、すでに理解している部分は飛ばして効率的に進めることも自由自在です。
時間に余裕を作りやすい
塾に通わない場合だと、時間に余裕を作りやすい点も見逃せません。
通塾にかかる時間を学習時間に充てることができ、一定の時間的余裕を生み出せます。この時間を活用して、より丁寧に復習に取り組んだり、習い事や家族との時間を確保したりすることができます。
さらに、睡眠時間を十分に確保しやすく、成長期の子どもにとって重要な生活リズムを維持できる点も大きな利点です。また、自宅という慣れ親しんだ環境で集中して学習に取り組めるのも魅力です。
競争環境が苦手な子どもや人が多い場所が苦手な子どもにとっては、塾の環境や通塾時間そのものがストレスにもなります。本人が通塾を望むかどうか、塾の体験授業などに参加して見極めましょう。
塾なし中学受験のデメリット
一方で、塾なしで中学受験をするデメリットとしては、以下のような5点が挙げられます。
難関校合格のためのノウハウや受験情報などが得にくい
塾には、多くの生徒の受験勉強を見守った経験や難関校に合格するためのノウハウが蓄積されています。
塾なしの場合は、大手塾などが一般向けに開催する説明会やセミナーなどに参加して自分から情報を収集・取得する必要があるため、やや非効率です。
ノウハウだけでなく、受験問題に関する傾向などの最新情報も塾ではしっかりとキャッチアップしています。そういった情報をもとにカリキュラムを組んでいるため、塾に通うことでより効果的に学力を伸ばすことが可能です。
学習習慣やモチベーションの維持が難しい
独学だと今自分がどの程度の学力レベルにあるのか、客観的な評価も得づらいことがデメリットとなります。子どもによっては学習習慣やモチベーションを維持することが難しいかもしれません。
塾に通えば自分と同じように中学受験を目指すほかの子どもたちと切磋琢磨することになります。ひとりではモチベーションの維持が難しくても、周囲の仲間によってやる気が起きる場合もあるでしょう。
孤独感を感じてしまう
孤独感を覚えてしまうことも大きな問題です。家庭学習中心では同世代の受験仲間と触れ合う機会が限られ、とくに成績が伸び悩む時期には「一人で頑張っている」という孤独感が強くなりがちです。
この孤独感は学習意欲の低下につながりやすく、「今日は勉強をサボってしまおう」という誘惑に負けやすくなったり、挫折しそうになったときに支えてくれる同世代の友だちがいないことで、継続的な努力が困難になったりする場合があります。
精神的な負担が大きい
精神的な負担が大きくなるのも塾なし中学受験のデメリットです。
精神的な安定は受験合格のために必要不可欠です。いくら当日まで努力して知識を身につけても、精神面で不調をきたして受験当日のコンディションが悪ければ合格からは遠ざかります。
小学生の心は未熟かつ多感です。講師という味方が増えることで、子どもも安心しやすくなります。
家庭のなかに中学受験の経験者がいたり、知り合いの中学受験の経験者から直接教わったりする場合はまだ心強いかと思いますが、そうでない場合は子どもの心に負担がかかることは大きなデメリットです。
親の負担が増える
親の負担が増えるのも塾なし中学受験の大きなデメリットです。
学習計画の作成、教材選び、進捗管理、学習サポートなど、塾が担っていた役割のほとんどを保護者が代替する必要があります。社会の歴史用語や理科の実験問題など、保護者世代が学習した内容とは大きく異なる分野も多く、理解に時間を要する可能性があります。
とくに中学受験の問題は専門性が高く、保護者自身が一から学び直さなければならない分野も多いため、仕事や家事との両立は非常に困難になります。
また、各中学校の入試傾向や最新の受験情報を収集し、それに基づいて対策を立てることも保護者の重要なタスクです。これらすべてを担うことは、保護者にとって大きな負担となり、家庭全体のストレスが増大する可能性もあります。
塾なしで中学受験に合格するための勉強方法や戦略
塾なしで中学受験合格を目指すためには、塾の代わりになる要素をどれだけ家庭学習に導入できるかが重要です。
塾なしで中学受験に合格するための重要なポイントとしては、主に以下のようなことが挙げられます。
子どもとよく相談して志望校を決める
進学先候補となる中学校の校風や受験内容などをよく考慮して、子どもと話し合ったうえで志望校を決めましょう。
家庭学習のみの場合、外的モチベーション(報酬や評価、賞罰、他者からの評価など、外的・人為的な要素から湧き起こる意欲)が得にくくなります。
子どもとよく話し合い、内的モチベーション(自分の内側から湧き起こる意欲)を大切に育みましょう。子どものやる気は自主的な学習につながります。
なお、相談する時期はなるべく早めが望ましいです。
志望校によって試験の内容が大きく異なることが多いのが中学受験。受験が近付いてくると、現実的に合格を目指せる学校の幅も徐々に狭まってきます。
傾向に応じた勉強をする必要もあるため、志望校はなるべく早く決めることを心がけましょう。
小学校低学年から適切な学習方法を身につけさせる
中学受験に向けていざ勉強をはじめようというタイミングで学習習慣が身についていなければ、大幅なロスタイムとなります。
小学校低学年のころから、適切な勉強方法をおこなう癖づけをしておきましょう。
たとえば、暗記ものは忘れることを前提に反復を繰り返す、問題集は間違えたところだけを解き直すなど、効率的に学習することが大切です。
また、使用するテキストを精査することも非常に重要です。
解説ページはわかりやすいか、出題範囲は志望校とあっているかなど、しっかりと確認しましょう。
学習習慣を身につけさせておけば基礎となる学力もある程度確立されるため、勉強もスムーズに進めやすいでしょう。
親が情報収集などのサポートをおこなう
塾に通うことの大きなメリットのひとつに、受験に必要なさまざまな情報を塾が提供してくれることが挙げられます。
塾に通わなければそういった情報はなかなか入手できませんが、大手塾などが受験傾向に関するセミナーなどを開催している場合もあります。親がそういった会に積極的に参加して、情報収集面でのサポートをおこなうことも重要です。
テストや模試で子どもの学力を把握する
塾に通っていなければ、自分の子どもの学力を客観的に判断するのは簡単ではありません。
定期的におこなわれる外部向けのテストや模試を積極的に受けることで、ほかの子どもと比べて自分の子どもの現状や合格の可能性などをある程度把握しやすくなるでしょう。
家庭学習をおこなっていると、ほかの子どもと切磋琢磨する機会があまりありませんが、テストや模試はそういった機会の代替にもなります。
通信教育を活用する
場合によっては、通信教育を利用することも検討してみるとよいでしょう。通信教育では体験談などの情報を得ることができるため、学力の向上以外にも、精神的な面で支えになるでしょう。
また、いわゆる「塾」には通わずとも、「オンライン塾」を利用するのもおすすめです。オンライン塾を利用すれば、家にいながら高品質な授業を受けられます。
オンライン塾はインターネット環境さえあれば利用できるため、近くに進学塾がなく通塾を諦めていた方にもおすすめです。
最近では動画配信サイトや、口コミサイトのコンテンツも充実しています。信頼できるコンテンツを見つけて活用すれば、塾なし中学受験の合格に近付くでしょう。
【科目別】塾なし家庭の勉強法とおすすめ参考書の選び方
塾なし受験では、教材選びが学習の質を左右します。塾のようにプリントが配られるわけではないため、市販の参考書や問題集の中から、子どものレベルに合った良質なものを選び抜く必要があります。
ここでは、主要4科目それぞれの学習ポイントと、塾なし家庭におすすめの具体的な参考書などの教材選びの指針を紹介します。
国語:漢字・語彙の習慣化と読解の解き方を学ぶ
国語は、一朝一夕には成績が伸びにくい科目ですが、正しい方法で継続すれば着実に力がつきます。
まずは「漢字と語彙」です。朝の10分間など、隙間時間を活用してコツコツ積み上げることが大切です。
読解問題については、感覚で解くのではなく、論理的に解く手順を身につけさせます。説明文であれば「接続詞に注目して筆者の主張をつかむ」、物語文であれば「心情を表す言葉に線を引く」など、具体的なテクニックを学びましょう。
参考書選びでは、解説に「なぜその答えになるのか」が論理的に書かれているものを重視してください。
算数:基礎問題の完璧化と優先すべき単元(割合・速さ・図形など)
中学受験において、算数は最も差がつきやすい科目です。塾なしで高得点を取るための鍵は、「難問に手を出さず、標準問題を完璧にすること」です。難関校を目指さない限り、奇抜な難問を解く必要はありません。典型的なパターンの問題を、確実に解けるようにすることが合格への近道です。
特に優先すべき単元は「割合と比」「速さ」「平面図形・立体図形」です。これらは多くの中学校で頻出であり、配点も高い傾向にあります。
参考書としては、解説が詳しく、親が教えやすいものを選びましょう。たとえば、『予習シリーズ』(四谷大塚)は体系的にまとまっており、メインテキストとして優秀です。また、苦手単元に特化した『サイパー思考力算数練習帳シリーズ』なども、苦手分野の克服に役立ちます。
理科:暗記分野と計算分野に分けてインプット・アウトプットを行う
理科は、「生物・地学」などの暗記中心の分野と、「物理・化学」などの計算・理解中心の分野に分けて勉強を進めましょう。
暗記分野は、知識をインプットした直後に問題を解いてアウトプットすることで定着率が高めましょう。一方、計算分野(てこ、ばね、電気回路、水溶液など)は、算数と同様に原理原則を理解することが大切です。丸暗記ではなく、「なぜそうなるのか」を理解してから演習に入りましょう。
中学受験向けの定番参考書として、『メモリーチェック』(日能研)や『コアプラス』(サピックス)などのまとめ教材があります。これらを6年生の夏までに何周もして、基礎知識を盤石にしましょう。理解を深めるための参考書としては、『自由自在』や『裏ワザ』シリーズなども、辞書代わりに手元にあると便利です。
社会:歴史の流れ・地理のイメージ化と一問一答を活用する
社会は、4科目の中で最も努力が報われやすい、すなわち「やればやるほど点数が伸びる」科目です。地理、歴史、公民の3分野がありますが、まずは地理と歴史の基礎を5年生までに固めるのがおすすめです。
歴史は、年号や人名を単体で覚えるのではなく、「流れ(因果関係)」をつかむことが重要です。学習漫画などを活用し、ストーリーとして理解してから用語を暗記するとスムーズです。地理は、地図帳を常に手元に置き、地名や特産品を場所とセットで覚える癖をつけましょう。
インプットした知識の確認には、一問一答形式の問題集が役立ちます。理科同様、『メモリーチェック』や『四科のまとめ』などが使いやすくおすすめです。また、時事問題が出題される学校も多いため、6年生になったら『重大ニュース』などの時事問題集にも目を通しておきましょう。
塾なしで中学受験を行う際のスケジュール例
「塾なしだと、いつ何を勉強すればいいのかわからず、ダラダラしてしまうのではないか」という不安はつきものです。
ここでは、小5〜小6の具体的な週間スケジュール例と、時間の使い方のコツを紹介します。
小5〜小6の勉強スケジュール例(平日/休日)
塾なしで中学受験の勉強を行う場合、通塾時間がない分、時間を有効に使えます。無理のない範囲でルーティン化することが継続の鍵です。
【平日のスケジュール例】
時間 | やること |
|---|---|
| 7:00〜8:00 | 計算・漢字・語彙など |
| 8:00〜16:00 | 登校・学校生活 |
| 16:00〜17:00 | 帰宅・おやつ・休憩 |
| 17:00〜19:00 | 算数や国語のメイン学習 |
| 19:00〜20:30 | 夕食・入浴・自由時間 |
| 20:30〜21:30 | 理社の暗記や復習・翌日の準備 |
| 22:00 | 就寝 |
平日は2〜3時間程度の勉強時間を確保します。ポイントは、帰宅後に一度しっかり休憩を入れ、メリハリをつけることです。
【休日のスケジュール例】
時間 | やること |
|---|---|
| 午前(09:00〜12:00) | 週テストの解き直し・重たい単元の演習 |
| 午後(14:00〜17:00) | 苦手科目の克服・理社のまとめ |
| 夜(19:00〜21:00) | 暗記科目・予備時間 |
休日は模試が入ることも多いですが、ない場合は8時間前後を目安に勉強しましょう。
ただし、詰め込みすぎると息切れするので、日曜の午後は家族で出かけるなど、調整日を設けることも大切です。
塾なしでの中学受験に限界を感じたときの選択肢
塾なしで中学受験に挑戦していても、途中で壁にぶつかることは珍しくありません。無理に独学を続けるよりも、柔軟に学習方法を見直すことが合格への近道になる場合もあります。
ここでは、限界を感じたときに検討したい選択肢を紹介します。
通信教育・オンライン塾・模試だけ通塾という「ゆるい併用」
塾なしの学習スタイルを完全にやめる必要はありません。
通信教育やオンライン塾を取り入れれば、自宅学習のペースを維持しながら専門的な指導を受けられます。費用も通塾型の塾より抑えられるケースが多く、家計への負担を軽減できる点も魅力です。
また、普段は自宅で勉強し、模試のときだけ塾や外部会場を利用するという方法もあります。模試を受けることで自分の立ち位置を客観的に把握でき、弱点の発見にもつながります。
受験勉強のすべてを塾などに頼るのではなく、必要な部分だけ外部のサポートを上手く活用し、塾なしでの中学受験を成功させましょう。
個別指導か集団授業を選び、塾に通う
塾なしで独学での勉強に限界を強く感じる場合は、思い切って塾に通うことも検討しましょう。塾には大きく分けて個別指導と集団授業の2つのタイプがあり、子供の性格や学習状況によって向き不向きがあります。
個別指導は、苦手分野を重点的に克服したい場合や、自分のペースで学びたい子供に向いています。講師と1対1または少人数で授業を受けられるため、わからない箇所をその場で質問しやすい環境です。
一方、集団授業は周囲の受験生と切磋琢磨できる点が強みです。ライバルの存在に刺激を受けて頑張れるタイプの子供であれば、モチベーションを維持しやすい傾向にあります。
どちらが合うか迷う場合は、体験授業を受けて雰囲気を確かめてから決めることをおすすめします。
「やっぱり塾に通わせたい」という方におすすめの塾
塾なしでの中学受験を検討していたものの、いろいろと調べるなかで塾に通うことのメリットを感じるようになり、子どもを塾に通わせようかとお考えの方もいることでしょう。
そんな保護者の方に、中学受験対策におすすめの塾を紹介します。
個別指導の明光義塾
個別指導の明光義塾では、志望校の出題傾向にあわせてオリジナルの学習プランを作成し、生徒にあわせて学習をサポートしています。
さらに中学受験用コースが豊富なのも魅力のひとつ。志望する学校にあわせて効率的に対策ができるため、多くの方によって通いやすいといえるでしょう。
個別指導ではあるものの、講師が生徒につきっきりでないのも特徴。これはテスト本番における「一人で解く力」を大切にしているからです。
基本的には講師と生徒が会話をしながら授業を進めることを大切にしているため、わからないところはすぐにその場で解決できます。
さらに保護者や生徒と定期的にカウンセリングをおこなうことで、受験の悩みや不安をサポートできる点も魅力です。
個別教室のトライ
トライグループが運営する個別教室のトライは、マンツーマンで授業が受けられる個別指導塾。
オーダーメイドのカリキュラムで効率的に対策できるほか、わからないまま授業が進むことはなく、「わかったつもり」を防げる点が魅力です。
カリキュラムを組むのは、最新の中学受験に精通した教育プランナー。今の学力にあわせて、志望校合格に必要な内容を効率よく学ぶことができます。
さらに、ほかの塾と併用できる点も特徴のひとつ。集団授業の塾に通いながら、苦手な科目だけ個別教室のトライで克服することができます。
東京個別指導学院(ベネッセグループ)
東京個別指導学院は、「勉強を好きになること」を目指す塾。勉強が苦手だと思う原因までさかのぼり、最初のつまずきをなくすことで、徐々に「できない」→「あれ、できるかも」→「できた!」まで導きます。
さらに、「できた!」→「ほめられた」→「もっとやりたい」までサポート。段階的に苦手意識を改善していくため、自信と挑戦意欲を引き出します。
宿題は、子どもの学力や学校の宿題、習い事も考慮したうえで量や難易度を決めるため、無理なく学習習慣の定着も図れるでしょう。
個別指導 スクールIE
個別指導 スクールIEは、スケジュールが自由に設定でき、子どもの目的に応じたカリキュラムを組むため、「算数の図形だけが苦手」という子どもも、苦手を克服するために必要な分だけ学習ができます。
さらに、料金も学習した分のみ発生。理解している教科や項目にお金をかけずに、強化したい項目に集中して費用をかけられます。
また、独自の個性診断をおこなうことで、その子にあった効果的な学習方法で効率よく苦手克服を目指すことができます。
中学受験の塾選びに迷ったら「Ameba塾探し」を利用しよう
塾を選ぶ場合、複数の塾を比較検討したうえで最適なところを選ぶのが望ましいですが、たくさんある塾のなかから子どもにあった塾を選ぶのは時間と労力がかかります。
そのようなときに役立つのが塾・学習塾の検索サイトである「Ameba塾探し」です。
Ameba塾探しでは、塾選びに悩んでいる家庭向けに、一人ひとりにあった塾を診断する「ぴったり塾診断」を実施。
さらに、料金や科目といったいくつかの項目で塾の候補を絞って、比較検討することができます。
塾選びで悩んでいる場合は、ぜひAmeba塾探しを活用してみてください。
