子どもにどう英語の勉強をさせればいいか迷っていませんか。小学生の英語の勉強は、学年にあった方法で無理なく続けることが大切です。
この記事では、家庭学習の進め方、教材の選び方、保護者の関わり方、英語塾や英会話教室を選ぶポイントをわかりやすく解説します。
- 小学生の英語学習の重要性と現状
- 小学生が英語を勉強するメリット
- 小学校の英語教育はどうなっている?
- 英語教育が小学校から始まる背景
- 家庭でできる小学生の英語勉強法
- 音声を聞き、フォニックスで文字と音の関係を学ぶ
- 日常生活で短い英語表現を使う
- 英語の歌や絵本で音と意味に触れる
- 学年別|小学生の英語の勉強
- 小学生向け英語教材の選び方と活用法
- 市販教材は目的と音声の有無を確認する
- オンライン教材は内容・操作性・料金を比較する
- 無料アプリは対象年齢・広告・課金を確認する
- 英語塾や英会話教室を利用する方法もある
- 小学生が英語の勉強を続けるためのポイント
- 保護者は一緒に楽しみ、取り組みを具体的に認める
- 無理のない時間と内容で習慣化する
- 子どもにあう目標でモチベーションを支える
- 小学生の英語の勉強でよくある質問
- 小学生の英語の勉強を無理なく続けるために
小学生の英語学習の重要性と現状
小学校の英語学習では、発達段階に応じて英語の音や基本表現に慣れ、コミュニケーションへの関心を育てていきます。
早く始めれば必ず高い英語力が身につくわけではありません。子どもが意味のある場面で聞く・話す経験を重ね、高学年では読む・書く活動にも少しずつつなげることが大切です。
小学生が英語を勉強するメリット
小学生のうちから英語に触れると、日本語とは異なる音や表現に気づき、英語を使うことへの抵抗感を減らしやすくなります。中学校以降の学習につながる基礎をつくれることもメリットです。
発音は開始年齢だけで決まるものではなく、触れる量や学び方、個人差なども関係します。ネイティブのように話すことだけを目標にせず、相手の話を聞き、自分の考えや気持ちを伝えようとする経験を大切にしましょう。
小学校の英語教育はどうなっている?
2020年度から全面実施された現行の小学校学習指導要領では、小学3・4年生は外国語活動を、小学5・6年生は教科として外国語を学びます。標準授業時数は、3・4年生がそれぞれ年間35単位時間、5・6年生がそれぞれ年間70単位時間です。なお、1単位時間は45分です。
小学3・4年生は「聞くこと」「話すこと」を中心に英語へ慣れ親しみ、5・6年生は、これらに「読むこと」「書くこと」を加え、教科として評価の対象になります。
※参照:文部科学省「外国語教育について知る」
英語教育が小学校から始まる背景
外国語を使って考えや気持ちを伝え合う力を段階的に育てるため、小学校・中学校・高校を通した学びが重視されています。小学校では、音声や基本表現に慣れ、言語や文化への理解を深めることが中心です。
他国との単純な開始年齢の比較だけで、日本の英語教育の効果を判断することはできません。家庭では学校の学習内容を確認し、子どもの理解度と興味にあわせて英語に触れる機会を補うことが大切です。
家庭でできる小学生の英語勉強法
家庭学習では、学校で扱った表現を復習しながら、英語の音と意味を結びつける活動を取り入れます。長時間を一度におこなうより、子どもが集中できる短い時間で繰り返すほうが続けやすいでしょう。
音声を聞き、フォニックスで文字と音の関係を学ぶ
まずは学校教材や信頼できる音声を聞き、リズムやイントネーションをまねします。フォニックスは、英語の文字と音の対応関係を学ぶ方法の一つで、初めて見る単語を読む手がかりになります。
ただし、英語にはフォニックスの基本規則だけでは読めない語もあります。音と文字の関係を少しずつ学びながら、単語の意味や実際の使い方も一緒に確認しましょう。教材は子どもの学年と理解度に合うものを選び、音声を聞く、まねする、文字を指すという流れで進めます。
日常生活で短い英語表現を使う
あいさつ、曜日、天気、食べ物など、生活に結びつく短い表現を使ってみましょう。たとえば、朝に「Good morning.」、天気を見て「It is sunny.」と声に出すと、場面と意味を結びつけやすくなります。
保護者が流暢に話す必要はありません。学校で習った表現を子どもに教えてもらったり、音声教材を一緒に聞いたりする方法もあります。誤りを細かく直し続けるより、伝わった内容を受け止め、英語を使う機会を増やしましょう。
英語の歌や絵本で音と意味に触れる
子どもが好きな歌や、絵から内容を想像しやすい英語絵本は、音と意味に楽しく触れる教材になります。最初からすべてを訳さず、絵を見ながら繰り返し出てくる語や表現を確かめましょう。
音源付きの絵本なら、音声を聞いた後に一緒に読んだり、気に入った一文をまねしたりできます。内容を理解できているかを確認しつつ、同じ作品を繰り返し楽しむことがポイントです。
学年別|小学生の英語の勉強
低学年(1〜2年生)は、歌やチャンツ、絵本、音声教材を使って英語の音に親しみましょう。1回5〜10分でも、毎日続けることが大切です。
中学年(3〜4年生)は、学校の外国語活動にあわせて、あいさつ、自己紹介、色や数など身近な表現を家庭でも使うと定着しやすくなります。
高学年(5〜6年生)は、聞く・話すに加えて、読む・書く活動も少しずつ取り入れましょう。教科書の音読、単語の確認、基本文型の練習が効果的です。
小学生向け英語教材の選び方と活用法
英語教材には、紙のドリルや絵本、音声・動画を使うオンライン教材、アプリなどがあります。年齢表示だけで選ばず、学校での学習状況、英語経験、伸ばしたい力、利用できる時間を確認しましょう。教材を増やしすぎず、使い切れるものから始めることが大切です。
なお、家庭学習は費用を抑えやすく、学校の復習に向いています。通信教材は計画的に進めやすく、英会話教室は会話経験を増やしたい場合に向いています。
市販教材は目的と音声の有無を確認する
紙の教材は、進んだ範囲や間違えた箇所を把握しやすく、書く練習にも使えます。低学年は絵や音声が多いもの、高学年は学校で学ぶ語句や表現を復習できるものなど、目的にあわせて選びましょう。
発音やリスニングも学ぶ場合は、QRコードやウェブサイトで音声を再生できるか確認します。答えを書くだけで終えず、音声を聞く、声に出す、短い文で使う活動を組み合わせてください。
オンライン教材は内容・操作性・料金を比較する
オンライン教材には、動画、発音練習、クイズ、講師との会話などさまざまな形式があります。体験版があれば、子どもが一人で操作できるか、説明が理解しやすいか、学習履歴を確認できるかを試しましょう。
楽しさだけでなく、学校の学習や目標につながる内容かを確認することが大切です。利用端末、通信環境、受講可能時間、解約条件、追加料金も事前に比較してください。
無料アプリは対象年齢・広告・課金を確認する
無料アプリは、短い時間で単語や音声に触れるきっかけになります。一方で、広告表示、アプリ内課金、外部サイトへの移動、利用者情報の登録がある場合もあります。
保護者が対象年齢、利用規約、課金設定、プライバシー項目を確認し、必要に応じて端末の購入制限を設定しましょう。無料で使える範囲や提供内容は変わることがあるため、利用前に公式情報を確認してください。
英語塾や英会話教室を利用する方法もある
家庭だけでは会話の機会をつくりにくい場合や、子どもにあう順序で教えてほしい場合は、英語塾や英会話教室を利用する方法があります。目的が学校英語の補習、英会話、資格対策のどれかによって、適した教室は異なります。
体験授業では、指導内容、講師との相性、宿題の量、振替制度、月謝以外の費用を確認しましょう。通うだけで英語力が伸びるとは限らないため、家庭で無理なく復習できるかも大切です。
教室を探す際は、「Ameba塾探し」で対象学年や目的、地域を絞り、教室の特徴や口コミを比較できます。
小学生が英語の勉強を続けるためのポイント
英語学習を続けるには、子どもの興味と生活リズムにあう方法を選び、達成できる量から始めることが大切です。保護者は答えを教え込むのではなく、始めるきっかけと学びやすい環境を整えましょう。
保護者は一緒に楽しみ、取り組みを具体的に認める
小学生は、学習の準備や時間管理を一人でおこなうことが難しい場合があります。保護者は教材や音声を用意し、「今日は歌を1曲聞こう」など、最初の行動を具体的に示しましょう。
英語が得意でなくても、一緒に音声を聞いたり、子どもから習った表現を教えてもらったりできます。「発音が上手」と結果だけを評価するより、「毎日5分続けたね」「聞いた表現を使えたね」と行動を具体的に認めてください。
無理のない時間と内容で習慣化する
集中できる時間には個人差があります。まずは5〜15分程度でも、生活のなかで続けやすい時間帯を選びましょう。学年や年齢だけを基準に、一律の学習時間を決める必要はありません。
疲れている日は音声を一つ聞く、週末は絵本を読むなど、内容に変化をつける方法もあります。ただし、計画どおりに進まない場合は、本人の努力不足とは限りません。学習する時間、難易度、教材の量を見直して、続けやすい形に調整しましょう。
子どもにあう目標でモチベーションを支える
「今週は曜日を英語で言う」「好きな絵本を1冊聞く」など、短期間で達成できる目標を子どもと決めます。シールや学習記録を使う場合は、正解数だけでなく、取り組んだ日や挑戦した内容を記録しましょう。
実用英語技能検定(英検®)などの資格試験を目標にする方法もありますが、受検を急ぐ必要はありません。小学生のうちは、まず英語に親しみ、聞く・話す経験を積むことを優先しましょう。
小学生の英語の勉強でよくある質問
小学生の家庭学習について、保護者が迷いやすい点をまとめました。子どもの性格や学習状況によって適した方法は異なるため、様子を見ながら調整してください。
小学生の英語の勉強を無理なく続けるために
小学生の英語の勉強は、学年にあった方法で短時間でも続けることが大切です。学校教材を中心に、フォニックス、歌、絵本、オンライン教材などを目的にあわせて取り入れましょう。
なお、学習時間に一律の正解はありません。短い時間でも継続し、子どもの理解度や興味にあわせて内容を調整してください。保護者は正しい発音を直接教え込むより、信頼できる音声を一緒に聞き、取り組みを具体的に認める役割を担います。
家庭だけで会話の機会や学習の順序を整えにくい場合は、英語塾や英会話教室も選択肢です。目的、指導内容、費用、通いやすさを比較し、体験授業で子どもとの相性を確認しましょう。