英語を勉強したいと思っても、何から始めればよいかわからず、なかなか取りかかれない人もいるでしょう。英語力を伸ばすには、現在のレベルと目的を整理し、単語・文法の基礎と「聞く・読む・話す・書く」の練習を無理なく続けることが大切です。
この記事では、コーチング教室「MCA 達成&成功コーチング」代表の英語・英会話講師、福田美智江さんの監修のもと、初心者が実践しやすい英語の勉強法を技能別に解説します。学習の順番や習慣化のコツも紹介するので、自分にあう方法から始めてみましょう。
- 初心者でも続けられる英語の勉強法|効果的な学習習慣と継続のコツ
- 英語を学べるアプリを活用する
- 【Duolingo】
- 【LearnEnglish Grammar】
- 【レシピー(旧POLYGLOTS)】
- 知らない単語の確認をする
- 数分程度の英語を繰り返し聞く
- 興味のあることと関連づける
- 英語の勉強で意識すべきポイント
- なぜ英語を勉強するのか目的を明確にする
- 英語の勉強を習慣化させる
- 隙間時間を活用する
- 【3つのコツ】初心者がやるべき英語の勉強の進め方
- ステップ①勉強内容の全体像を把握する
- ステップ②基礎を固める
- ステップ③英語のアウトプットの機会を増やす
- 英語の勉強法を種類別で徹底解説
- 【英単語】を効率よく覚える勉強方法
- 1日10単語覚えるより、1日50単語に目を通す
- インプットとアウトプットを活用
- ビジュアル化して覚える
- 接頭語・接尾語・語源と関連づける
- 【文法】の勉強方法
- 文法事項をインプットする
- インプットした知識を定着させる
- 最後にアウトプットをする
- 【リーディング】を鍛える勉強方法
- 文章全体の構成を理解する
- ディスコースマーカーに注目して段落を把握する
- 知らない単語は類推する
- 普段から音読する
- 【英作文】の記述力を養う方法
- 英文法への理解を深める
- 頻繁に英語で日記を書いてみる
- 【リスニング】の勉強方法
- シャドーイングをする
- ディクテーションをする
- 日本のニュースを英語で視聴しよう
- 初心者がやりがちな英語の勉強法
- 聞く・読む・話す・書くのどれかに偏った勉強法
- 習慣化されていない勉強法
- 英語を聞き流すだけの勉強法
- 英語をいろんな教材で中途半端に学習する勉強法
- 一つひとつの単語を和訳したり意味を理解しようとする勉強法
- やることが具体的に決められていない勉強法
- レベルにあっていない勉強法
- 英語の勉強の三日坊主を防ぐポイント
- 期間を自分で決める
- 英語の勉強の過程や成果を可視化する
- 英語を勉強する環境を整える
- 初心者でも英語に苦手意識を持たないことが大切
初心者でも続けられる英語の勉強法|効果的な学習習慣と継続のコツ
英語を学べるアプリを活用する
英語の勉強を毎日続けるためには、気軽に始められることが大切です。スマートフォンアプリなら、アプリを立ち上げるだけで時間のあるときにいつでも英語学習ができます。
なお、無料で始められるものや一部機能が有料のものなど、料金体系はアプリによって異なります。
※2026年9月時点の情報です。最新の対応OSや利用条件は各公式サイトで確認してください。
【Duolingo】
Duolingoは、短いレッスンをゲーム感覚で進めながら、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングを練習できるアプリです。
Duolingo公式サイトでは、独立調査に基づき、34時間の学習が4年制大学の語学教育1学期分に相当すると紹介されています。ただし、学習効果には個人差があるため、ほかの教材や実践練習と組み合わせて活用しましょう。
▶Duolingoの公式サイトはこちら
【LearnEnglish Grammar】
LearnEnglish Grammarは、British Councilが提供する英文法学習アプリです。初級から上級までレベル別に文法問題へ取り組み、理解度を確認できます。
語句の並べ替えや空所補充など、複数形式の問題で文法を練習できます。
▶LearnEnglish Grammarのダウンロードはこちら
【レシピー(旧POLYGLOTS)】
レシピーは、興味のあるニュース記事や動画を使って、リーディングやリスニング、単語などを学べるアプリです。利用できる機能やコンテンツはプランによって異なります。
読むスピードをコントロールできるので、自分のペースで勉強を進めていきましょう。
▶レシピーの公式サイトはこちら
知らない単語の確認をする
英語の音声を聞いていると、知らない単語を耳にすることはよくありますよね?
「いまなんて言った?」と慌てて辞書を引いてしまいがちですが、通常の会話中は辞書を引いている時間はありません。
辞書を引く前に、文章の前後の意味から推測してみることが大切です。想像力を働かせて、「こんな意味じゃないかな」と類推し、確認してみましょう。
類推した後に辞書を引くことで、その単語の印象が深く残り、記憶もしやすくなります。
数分程度の英語を繰り返し聞く
英語初心者の方が一度に映画やドラマなどの長い音声を英語で聞き取ることは難しいですよね。
そこでおすすめなのが、動画やニュースなどで数分程度の英語を繰り返し聞くという勉強法です。
数分程度であれば、繰り返し聞くことで「こういう内容を話しているんだ」と聞き取れるようになります。
聞き取れるようになったら音声をまねして声に出すことで、正しい発音やフレーズを覚えられるようになります。
興味のあることと関連づける
英語が苦手な人のなかには、最初から本格的な英語の勉強に取り組むのを苦痛に感じる人もいるかと思います。
そこでおすすめなのが、自分の興味のある内容と英語を関連づける勉強法です。
たとえば、アニメが好きな人は音声を英語にすることでアニメの内容を楽しみながら英語を学ぶことができます。
好きなものや興味のある分野と英語を組み合わせれば、学習への抵抗感を抑えながら、英語に触れる時間を増やせます。
英語の勉強で意識すべきポイント
英語に苦手意識を持っている方が英語の勉強をする際に意識すべきポイントは以下の3つです。
なぜ英語を勉強するのか目的を明確にする
英語の勉強を始めようと考えたときに、目的を明確にすると勉強に取りかかりやすくなります。まずは、なぜ英語を勉強するのかの目的と自分が英語を勉強することで実現したいことを書き出してみましょう。
たとえば「英検に合格したい」「海外旅行で困らない程度に話せるようになりたい」など目的を明確にすることで、自分にあったレベルの英語の勉強ができるようになります。
英語の勉強を習慣化させる
英語力は短期間で一気に身につくものではないため、継続できる仕組みをつくることが重要です。決まった時間や行動と英語学習を結びつけると、習慣化しやすくなります。
たとえば「寝る前の30分は単語帳に目を通す」「起きたらまずは英語を音読してみる」など毎日決まった時間に少しでも英語に触れることで勉強に対するハードルも低くなり、勉強が楽しくなるでしょう。
隙間時間を活用する
私たちが日本語を話せるのは、生まれた時から日常的に日本語に触れてきたためです。英語も同様に毎日触れることで、着実に身についていきます。
通学・通勤中に英単語を確認する、普段の動画を英語音声で見るなど、短い時間でも英語に触れる機会を増やしましょう。
忙しい中でも、通勤・通学時間などの日常にある隙間時間を活用することで、英語の勉強に対する苦手意識が薄れやすくなります。
【3つのコツ】初心者がやるべき英語の勉強の進め方
英語の勉強の進め方は、下記の3つがポイントです。
ステップ①勉強内容の全体像を把握する
勉強内容の全体像が把握できておらず、やみくもに勉強を進めるだけでは英語が上達している実感を得にくくなります。線ではなく点で勉強しているために、応用の仕方がわからなくなってしまう場合もあります。
まずは自分の英語学習の目標までにどのくらいのスピードでどの程度まで習得するべきなのかを明確にして、勉強の計画を立てましょう。
ステップ②基礎を固める
勉強内容の全体像を把握できたら、まずは基礎を固めましょう。難しく見える英語の文章も、実は基礎知識の組み合わせによって成り立っていることが多くあります。
英語がまわりと比べて苦手だからと、いきなり難しい本や教材で勉強してしまうと、逆効果になることがあります。確実に基礎を固めて勉強することで、応用にも対応できるようになり結果的に勉強のスピードも速まります。
ステップ③英語のアウトプットの機会を増やす
基礎を固めるための勉強ができてきたら、覚えた英語をアウトプットするように心がけましょう。ただ勉強しただけでは一時的に覚えていてもすぐに忘れてしまいます。
覚えた英語を実際にノートに書いてみたり、口に出して発音したりすることで、知識が定着していきます。
単語や文法を使って書いたり話したりすると、理解が曖昧だった部分や、これまで気づかなかった間違いも見つけやすくなります。インプットも大切ですが、アウトプットもしっかりおこなうことで、英語初心者でもだんだん英語が身についていきます。
英語の勉強法を種類別で徹底解説
英語が苦手な人も、理解できるレベルの教材で学習を続ければ、少しずつ英語に慣れ、自分の伸びを実感しやすくなります。
ここでは、種類別に英語の勉強法とおすすめの本や教材を紹介します。英語の勉強方法に悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
【英単語】を効率よく覚える勉強方法
英単語を一度見ただけで覚えられる人はあまりいないのではないでしょうか。
英単語を覚える場合にも、やはり「何度も見る」「繰り返し覚える」ことが大切です。
ここでは「英単語を効率よく覚えるコツ」を解説します。
単語帳や付箋、フラッシュカードなどを使い分けることで、英単語を覚えやすくなります。
それでは、上記のほかに英単語を効率よく覚える方法をまとめたので、見ていきましょう。
1日10単語覚えるより、1日50単語に目を通す
1日10個ずつ記憶しても、5日目にははじめの10個のほとんどを忘れているのではないでしょうか。
一度に完璧に覚えようとせず、一定数の単語へ繰り返し触れ、思い出す練習を重ねることが大切です。扱う単語数は、学習時間や現在の語彙力にあわせて調整しましょう。
コツは、やはり何度も見返すことです。繰り返し見返すことで、印象に残った単語を記憶できます。記憶に残った単語にはチェックを入れて、次回から見返すリストからはずしていきましょう。
記憶に残りにくい単語を頻繁に目にすることになるので、脳に記憶される単語がどんどん増えていきます。
インプットとアウトプットを活用
英単語をただ暗記しただけでは、いつかその単語は忘れてしまいがちです。記憶するには、暗記などのインプットだけでなく、アウトプットも大切です。
英単語を定着させるには、「英文をつくる」「単語を使って会話する」など、意味を思い出して実際に使う練習を取り入れましょう。
ビジュアル化して覚える
文字だけではあまり印象に残らず、記憶することは難しいです。しかし、イラストやマンガでビジュアル化されていると覚えやすいですよね。英単語でも同じことがいえます。
名詞であれば単語帳にその絵を描いてみたり、動詞や助動詞ならその様子をイメージにしてみましょう。そうすることで、英単語を直感的に理解できるようになります。
接頭語・接尾語・語源と関連づける
接頭語・接尾語とは、単語の前方や後方に付いて補足的な意味を表す単語の要素のことです。
頻繁に使われる接頭語・接尾語を覚えておけば、単語の意味を類推する手助けになります。
たとえば、borderlessという単語には、-lessという接尾語がついています。-lessは「ない」という意味。
borderは「境界」という意味なので、borderlessで「境界のない」という単語になります。
また、自転車を意味するbicycleという単語には、biという接頭語がついています。
このbiは「2つ」という意味です。
cycleとはギリシャ語でcircle(輪)という意味なので、bicycleは「2つの輪=自転車」という単語になったのです。
cycleのように語源を知っていると、より暗記しやすくなります。
【文法】の勉強方法
スポーツの場合、ルールだけ勉強しても覚えにくいですよね。ルールを効率よく覚えるには、実際にプレイするのが一番!
英文法も、文法事項を記憶するのでなく問題集を使って実践的に使い方をマスターしていきましょう。
では具体的に、どのような手順で対策をしていけばよいかを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
文法事項をインプットする
まずは、文法事項を理解して使えるようにするインプットをしていきましょう。
たとえば「動名詞は、動詞の原形+ing」や「受動態は、能動態の動詞をbe+過去分詞に変える」など。
英文法は覚えることがたくさんありますが、ひとつずつ理解を深めていきましょう。
インプットした知識を定着させる
インプットした文法の知識を定着させるためには、実践的な問題集を解くことがおすすめです。しかし、たくさんの問題集を買い込んで解く必要はありません。
まずは1冊の問題集を完璧に理解し、解けるようになってください。問題集1冊をマスターしていれば、さまざまな場面で応用できます。
最後にアウトプットをする
文法を理解し問題集が解けるようになったら、受験問題を解いてみましょう。
多くの人たちが受験問題が難しく感じるのは、英文法の知識が整理されていないため。学校の定期試験も受験問題も、英文法の基礎は一緒です。
英文法でのアウトプットとは、勉強した英文法知識を整理して必要なときに的確に取り出せることです。
解けなかった受験問題が教科書や参考書のどの部分から出題されたのか、ひとつずつ確認して整理してみましょう。
【リーディング】を鍛える勉強方法
ここでは、英語の読解力を鍛えるコツを紹介していきます。
はじめから一文一文を正確に読みこなす必要はありません。これから解説する内容に沿って長文読解をマスターしましょう!
文章全体の構成を理解する
長文読解の文章にはテーマがあり、特に受験英語で頻出の論説文はひとつのテーマに沿って段落が構成されています。
長文読解では、この全体のテーマと構成を理解したうえで段落ごとの内容を理解していくことが大切です。
ディスコースマーカーに注目して段落を把握する
段落ごとの内容を理解するには、ディスコースマーカーに注目しましょう。ディスコースマーカーとは、段落のはじめに使われる「結果」「対比」「例」などを表す言葉のことです。
具体的には、「therefore」「but」「However」「for example」などがあります。
たとえば、thereforeは「したがって」という意味なので、この語で始まる段落は、前の段落を受けて内容をまとめているということがわかります。
また、butは「しかし」という意味なので、この語で始まれば、前の段落と逆のことを述べようとしていることがわかります。
ディスコースマーカーに印を付けながら読めば、長文の流れを理解しやすくなります。
知らない単語は類推する
全体の流れを理解したら、段落ごとの内容を読み込んでいきます。知らない単語が出てきたとき、すぐに辞書を引かずに、まずは文章の前後のつながりから意味を類推してみましょう。
実際に類推してみると、ある程度正しく理解できる単語が多いものです。自分なりに類推したあとに、辞書を引くようにしましょう。その際は単語の意味を確認するだけでなく、派生する意味や例文までしっかりと読みましょう。
辞書を読むクセをつけることで、次第に語彙力や読解力がついていきます。
普段から音読する
長文読解を含めた英語全般のスキルを高めるためには、音読は欠かせません。意味と文構造を確認した英文を繰り返し音読すると、語順や音のまとまりを意識しやすくなります。
内容を理解しないまま読むのではなく、音声を聞いて発音を確かめ、意味を意識しながら練習しましょう。
【英作文】の記述力を養う方法
英語に関連することのなかで、英作文が苦手な人は多いのではないでしょうか。ここからは、英作文の記述力を身につける方法を解説していきます。
福田さんのアドバイスも参考にしながら、実践してみてくださいね。
英文法への理解を深める
英文法は暗記するのではなく、理解することが大切です。
英語の文章は、基本の5つの文型からできています。この5つの文型を理解して使えるようになれば、英作文もこの型にはめて書けるようになります。
頻繁に英語で日記を書いてみる
英作文に慣れるには、英語を実際に書く機会を増やすことが大切です。そのためには、毎日英語で日記を書いてみることをおすすめします。
英語で日記を書くというと、ハードルが高そうに聞こえるかもしれません。はじめのうちは簡単な単文を毎日書くことから挑戦してみましょう。
まずは「今日はお昼ご飯に○○を食べた」、「夜は○○と○○をして遊んだ」などその日起きた出来事を書いてみて、簡単な文章から実践してみましょう。
英語に触れる時間を増やすつもりで書くことを習慣にするのがコツです。書くことが習慣化されると、次第に書きたいことが増えていきます。
また、自然と英語で文章がつくれるようになるので、英語が楽しくなりますね!
【リスニング】の勉強方法
リスニングの勉強方法には、多聴と精聴があります。
「多聴」とは、ある程度まとまった会話や音声を聞きながら、全体を理解することを目的とした勉強法。一方の「精聴」は、話している音声を正確に聞き取ることを目的としています。
なかでもシャドーイングは、英語音声を聞きながら発話を追いかける学習法として広く知られています。
福田さんにもおすすめの勉強方法をアドバイスいただきました。
シャドーイングをする
シャドーイングとは、セリフを見ずに音声を聞きながら、その英語を真似て発音する練習方法です。
はじめて聞く音声を、一度で完璧にシャドーイングすることは難しいでしょう。
まず、何度も音声を聞いて、単語の意味や文章全体の構成を理解します。文章を把握できたら、再び聞きながら声に出して発音してみてください。
声に出すことで英語独特の抑揚やリズムを把握できるほか、英語の語順で意味を理解できるようになります。
通勤・通学中のバスや電車では、声に出すことは難しいかもしれませんが、そんなときは、頭のなかに文字を思い浮かべるだけでもシャドーイング効果が得られます。
慣れてきたら、スピードをあげた音声にも挑戦してみましょう。
ディクテーションをする
「ディクテーション」とは、聞き取った音声を文字で書いてみる練習方法です。
慣れないうちはディクテーションは難しく、なかなか知っている単語が聞き取れない、簡単な文章なのに書けない、などの経験をして落胆するかもしれません。
ディクテーションの大きな目的は、読む英語と聞く英語の違いを知ることです。聞き取れないときは、その原因を探ってみることが大切です。
単語や文法を知らなかったのであれば、勉強をしてから再び聞いてみましょう。学習してから聞いてみると、前回より比べ物にならないくらい聞き取りやすくなっているはずです。
このように、ディクテーションの学習方法は「聞く→勉強する→聞く」の繰り返しです。ディクテーションなら、隙間時間でも効率よく勉強できます。
日本のニュースを英語で視聴しよう
ある程度のボリュームや会話スピードに慣れてきたら、テレビやYouTubeを使って勉強することも効果的です。
テレビニュースの2ヶ国語放送や、YouTubeでは、NHK WORLD-JAPANなどの英語ニュースを活用できます。
YouTubeなら動画の再生速度を変えられるので、自分のレベルにあわせて勉強を進められます。
初心者がやりがちな英語の勉強法
聞く・読む・話す・書くのどれかに偏った勉強法
英語は、生活のなかで実際に使われるコミュニケーションツールです。
リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4つの技能を、必要に応じて使い分けなければなりません。
勉強でも「書く」「読む」「声に出す」「自分の発音を聞き返す」といった活動を組み合わせましょう。目的に応じて複数の技能を練習すると、覚えた知識を実際に使える力へつなげやすくなります。
習慣化されていない勉強法
英語を習得しようと考えたときに、一番大切なことは継続です。
継続することで英語に触れることに慣れていきますし、一度学習した内容も繰り返しおこなうことで身につきます。英語の勉強を習慣化しない限り、上達は難しいでしょう。
習慣化を妨げる要因のひとつは、やる気だけに頼ってしまうことです。「夕食後に10分音読する」など実行しやすい時間と内容を決め、慣れてから少しずつ学習量を増やしましょう。
英語を聞き流すだけの勉強法
先述したように、多聴という学習方法があります。しかし、この学習方法は初心者にはおすすめしていません。
英文法や単語をしっかり理解できない状態で聞き流していては、その意味を理解できないからです。
まずは単語や熟語、文法の知識を十分に蓄えて、自分が聞き取れるレベルの教材からリスニングを学習しましょう。
英語をいろんな教材で中途半端に学習する勉強法
教材を次々に替えると復習が浅くなりやすいため、まずは目的にあう主教材を1冊決め、繰り返し取り組むのがおすすめです。辞書や技能別教材など、役割が異なるものは必要に応じて併用しましょう。
英語学習は、地道な努力が必要なため、すぐには勉強の効果が実感できません。英語が上達した実感がないと「この参考書じゃだめだ」「友人が使っている問題集がよさそう」と目移りしてしまいがちです。
ただし、教材ごとに対象レベルや扱う範囲は異なります。目標に必要な内容が含まれているかを確認し、学習後は問題演習や会話・作文などで理解度を確かめましょう。
一つひとつの単語を和訳したり意味を理解しようとする勉強法
英語は決して「英語を日本語に訳す能力」ではありません。
単語一つひとつの日本語訳はひとまず置いておき、英語を使えるようになることを意識しましょう。
日本語と英語では、語順や文の組み立て方、自然に聞こえる表現が異なります。単語を一対一で置き換えるだけでは意味やニュアンスを捉えにくいため、文脈や語のまとまりを意識して読みましょう。
英単語1つとってもいろいろな意味があり、すべてを知らないと不便なこともあります。とはいえ全部を覚えるのは簡単なことではありません。単語の日本語訳やその言葉を理解するのもよいですが、感覚で学んでいくのも大切です。
やることが具体的に決められていない勉強法
英語の勉強において、習慣化と同じくらい大切なのが、具体的な行動目標です。
たとえ毎日英語学習の時間を確保していたとしても、その時間で漠然と「今日は単語を覚える」「今日は音読する」など曖昧な内容だと、最終的な目標がわからなくなってしまいます。
自分で立てた目標に対し、「いつまでに」「何を」「どのくらい」できるようになっているのが良いのか整理し、具体的に数値目標として持っておくことが大切です。
そうすることで、迷いなく確実に英語学習を進めることが可能です。
レベルにあっていない勉強法
英語学習をしている方のなかには、自分の英語レベルを把握できていないまま「難易度の高い長文読解の問題に1日2時間取り組もう」などの目標を掲げていないでしょうか。
最初は意気込んで取り組むことができるかもしれません。しかし、自分のレベルにあっていない勉強をしていると、難易度が高すぎて挫折してしまう可能性もあります。
また、基礎が固まっていないために、結果として英語が身につかない事態に陥るかもしれません。自分の英語の理解度を把握して勉強の内容を決めることが大切です。
すぐに英語を習得したい、資格取得などの目に見える成果を出したいなどの気持ちはわかりますが、長期的な目線で少しずつ英語を身につけていきましょう。
英語の勉強の三日坊主を防ぐポイント
英語初心者の中には、英語の勉強に挫折して諦めてしまう方もいるかもしれません。
英語の勉強の三日坊主を防ぐためには下記の2つが重要です。
期間を自分で決める
英語の勉強で目標を掲げたとしても、具体的な期間を決めないとモチベーションが維持できず、なかなか長く続きません。
三日坊主になっているならば、「3日間でここまで覚える」など目標と期間を自分で決めて、まずは3日継続できるようになりましょう。
慣れてきたら無理のない範囲で期間を延ばしていくことで、英語のレベルや継続力が身についていきます。
英語の勉強の過程や成果を可視化する
英語の何を勉強したかの過程や、どこまでできるようになったかの成果を記録して可視化することは三日坊主を防ぐうえでとても重要です。
自分の努力を可視化できる状態にしておくことで、「英語が苦手な自分でもここまでできた」という自信につながります。三日坊主の方はぜひ、過程や成果を可視化して英語の勉強に取り組んでみてください。
英語を勉強する環境を整える
勉強をする際に集中できる環境になっているかどうかは非常に大切なポイントです。机や部屋が散らかっているならば、整理整頓し勉強の妨げになるものは置かないようにしましょう。
自室で勉強に集中できない場合は、他の部屋に移動する、カフェや図書館で勉強するなど自分が最も集中できる環境を見つけましょう。
初心者でも英語に苦手意識を持たないことが大切
英語初心者が学習を続けるには、現在のレベルと目的にあう方法を選び、短い時間でも復習と実践を重ねることが大切です。主なポイントを振り返りましょう。
上達を感じるまでの期間は、目標や学習時間、開始時のレベルによって異なります。定期的にできるようになったことを記録し、必要に応じて教材や学習量を見直しながら、無理なく継続しましょう。