本記事では、小学生・中学生・高校生の通塾回数の目安、集団授業や個別指導での違い、費用や見直しのポイントまでわかりやすく解説します。家庭学習とのバランスも考えながら、いま必要な学習量にあう通い方を親子でじっくり見つけましょう。
- 塾に週何回通う?小学生から高校生の通塾率を紹介
- 小中高生の通塾率|中学生は約6割が塾に通っている
- 週に何回通うかは塾の授業形式や目的、学年によって異なる
- 塾に週何回通う?通塾回数の決め方や目安を紹介
- 集団授業塾の場合|受講科目で通塾回数が決まる
- 個別指導塾の場合|目的にあわせて通塾回数を決めよう
- 小学生の場合|まずは週1回から塾通いを始めよう
- 中学受験をする小学生の場合|週3回以上が目安
- 中学生の場合|中学1・2年生は週1~2回から
- 高校受験を控える中学3年生の場合|週3回以上が目安
- 高校生の場合|志望大にあわせて通塾回数を決めよう
- 部活や習い事と塾を両立させる通塾回数のポイント
- 部活で忙しい学生は週1~2回の通塾がおすすめ
- スケジュール調整しやすい個別指導塾も検討しよう
- 通塾回数と費用の関係|回数別の料金相場を解説
- 週1回・週2回・週3回以上の月額料金の目安
- 予算にあわせて通塾回数や受講科目を調整しよう
- 塾の通塾回数を増やす・見直す最適なタイミング
- 定期テスト前や夏期講習などの長期休み
- 学年が上がる時期や受験対策を本格化させる時期
- 塾に週何回通うかは子どもの状況や目的にあわせて決めよう
塾に週何回通う?小学生から高校生の通塾率を紹介
塾に週何回通うべきか考えるとき、通塾回数が多いほどたくさん勉強できるからよいと考えがちですが、実はそうではありません。
たとえば、小学校低学年のうちは勉強以外の体験も大きな学びにつながるため、勉強と遊びの程よいバランスを取る必要があります。
また、中学や高校において、部活との両立を考えるなら、塾通いは子どもにとって無理のない回数にするのがよいでしょう。
塾の回数を決める際には、小中学生の通塾率や通塾回数を決めるためのポイントも参考にしてください。
小中高生の通塾率|中学生は約6割が塾に通っている
「Ameba塾探し」で、全国の小中高校生の子どもがいる保護者3,090人を対象にアンケートをおこなった結果、以下の通塾率となりました。
◆学年別の通塾率
| 小学生 | 中学生 | 高校生 | |
|---|---|---|---|
| 通塾率 | 約38% | 約59% | 約49% |
通塾率は、学年が上がるにつれて高くなる傾向があります。小学生では、中学受験対策が本格的に始まる5年生・6年生で塾に通う割合が大きく増加します。
中学生の通塾率は小学校・中学校・高校のなかで一番高く、中学3年生になると65.2%にものぼります。
どの学年においても、「学習塾にとても通わせたい」「学習塾にやや通わせたい」と回答した方の割合が約40~50%を占めています。
このことから、入塾に前向きなご家庭が多いことがうかがえます。
週に何回通うかは塾の授業形式や目的、学年によって異なる
塾に週何回通うかは、お子さんの学年や通塾の目的、家庭学習の状況、授業形式やコースによって変わります。
学習習慣がついていて、自分で予習・復習ができるなら、塾に通う頻度は少なくても問題ありません。塾通いを嫌がっている場合にも、無理して通わせるべきではないでしょう。
反対に、お子さんが塾に行きたがるなら通塾の回数を増やしても構いません。お子さんが家では集中して勉強できず、塾のほうが効率よく勉強できるというなら、塾の回数を増やすのもよい方法です。
塾には、「〇回通わなければならない」という縛りはありません。一般的な答えを探すより、お子さんにあった回数を模索しましょう。
塾に週何回通う?通塾回数の決め方や目安を紹介
ここからは、通塾回数の決め方を授業形式や学年別に紹介します。
お子さんの学習状況や塾に通う目的、本人のモチベーションや勉強以外の活動とのバランスを取りながら、週に何回塾に通うのか決めましょう。
集団授業塾の場合|受講科目で通塾回数が決まる
集団授業塾では、受講科目数で通塾回数が決まります。一般的に、1教科につき週1~2コマの授業を実施しており、通塾回数は以下のようになります。
◆受講科目数ごとの通塾回数の目安
| 1科目 | 2科目 | |
|---|---|---|
| 通塾回数 | 週1~2回 | 週2~4回 |
集団塾は授業の時間割が決まっています。自分が受講している科目の授業が同じ日におこなわれていれば、1日に2科目の授業を受けられます。その場合、塾に滞在する時間は長くなるものの、1週間のうちに塾へ通う回数は減ります。
また、塾によっては、コースごとに受講科目と回数が決められている場合もあります。たとえば「国語・算数コース」なら2科目で週2コマ、「受験対策コース」なら3科目で週6コマという形です。受講科目数を増やしたり、レベルの高いコースに変更したりすると、必然的に通塾回数も増えていきます。
個別指導塾の場合|目的にあわせて通塾回数を決めよう
個別指導塾には、集団授業塾のような決められた時間割はありません。生徒の状況や目的にあわせて自由にスケジュールを調整でき、通塾回数も自由に決められます。
塾に通う回数は、受講コマ数や受講科目に比例して増えます。1日に複数科目の授業を受けると、塾にいる時間が長くなる代わりに通塾回数は減ります。逆に、1日に受ける授業のコマ数を減らすと通塾する回数は増えます。
なお、個別指導塾は、20時以降、土日のみの受講など、自分のスケジュールにあわせて設定できるので、部活やほかの習い事で忙しい方も受講することが可能です。受講科目や受講コマ数は、塾の講師や家族と相談して決めましょう。
小学生の場合|まずは週1回から塾通いを始めよう
低学年の場合、無理して塾に通った影響で勉強嫌いになっては本末転倒です。
まずは週1回から塾に通うことを始めてみましょう。高学年になると、中学受験をするかしないかで必要な通塾回数が変わります。
◆小学生の通塾回数の目安
| 学力定着・補習 | 中学受験対策 | |
|---|---|---|
| 低学年 | 週1~2回 | - |
| 高学年 | 週2~3回 | 週3回以上 |
小学校の塾選びについては以下の記事で詳しく解説しています。塾選びのポイントに加え、入塾時期についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
中学受験をする小学生の場合|週3回以上が目安
中学受験を目指すなら、週3回以上の通塾が目安です。小学4年生頃から本格的な受験対策が始まると、国語・算数・理科・社会の4教科を受講するケースが増えます。
たとえば、平日の夕方に2回、土曜日に1回といったスケジュールで通塾します。授業のない日は自宅で復習や宿題に取り組む流れが一般的です。
受験学年である小学6年生になると、さらに通塾回数が増えることもあります。子どもの体力や集中力に配慮しながらスケジュールを組みましょう。
中学生の場合|中学1・2年生は週1~2回から
中学生の場合、部活をしている中学生は部活と両立できるよう、無理なく通える回数にしましょう。
中学校1~2年生までは通塾頻度を1~2回にし、3年生の部活動を引退するタイミングで塾へ行く回数を増やすのがおすすめです。高校受験目前となる中学校3年生は、週3回以上通う生徒も多いです。
なお、以下の記事では、中学生の塾選びのポイントと注意点を解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
高校受験を控える中学3年生の場合|週3回以上が目安
高校受験を控えた中学3年生は、週3回以上塾に通うのが一般的です。中学1・2年生のうちは英語と数学の週2回だった生徒も、3年生の夏休み以降は理科や社会、国語を加えた5教科を受講するケースが多くなります。
たとえば、平日に3日通って苦手科目を克服し、週末に模試や特別講座を受けるといったスケジュールです。受験直前期になると毎日のように塾の自習室へ通う生徒も増えるため、学習習慣をしっかり定着させることが大切です。
高校生の場合|志望大にあわせて通塾回数を決めよう
大学受験対策として塾に通う高校生の場合、大学ごとに受験科目数が違うことに加え、入試形式が多様化しています。そのため、通塾回数は志望大学によって異なります。
私立大学の一般選抜では、3教科3科目が一般的です。しかし、国立大学では5教科7科目を課される場合がほとんどであるため、早期からしっかりとした対策が必要となります。
また、推薦での入学を狙うなら、内申点を上げるために1年生から気を抜かずに学習する必要があります。一方で、部活をしている高校生は、無理なく通塾できる回数にすることが大切です。
塾に通っていない方は、塾でおこなわれている無料の個別相談や体験授業を利用して、受験のプロに相談してみましょう。
なお、高校生の塾選びについては以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
部活や習い事と塾を両立させる通塾回数のポイント
部活や習い事と塾を両立させるには、子どもの生活リズムにあわせた無理のない通塾回数を設定することが重要です。
たとえば、平日は部活の練習で帰宅が遅くなる場合、平日の通塾は週1回に留め、土曜日に集中して授業を受けるといった工夫が考えられます。
また、通学にかかる時間を短縮するために、自宅や学校から近い塾を選ぶことも両立のポイントです。睡眠時間や休息の時間を削ってしまうと学習効率が落ちるため、体力面にも配慮してスケジュールを調整しましょう。
部活で忙しい学生は週1~2回の通塾がおすすめ
部活で忙しい中学生や高校生には、まずは週1〜2回の通塾から始めるのがおすすめです。
毎日遅くまで部活がある生徒が急に週3回以上通塾すると、疲労で授業に集中できなくなる恐れがあります。
たとえば、部活が休みになる水曜日と、比較的時間に余裕のある土曜日の週2回に設定すれば、無理なく通い続けられます。
まずは少ない回数から始めて学習習慣を身につけ、部活を引退したタイミングで徐々に回数を増やすのが理想的です。
スケジュール調整しやすい個別指導塾も検討しよう
部活や習い事で予定が変わりやすい場合は、スケジュールを柔軟に調整できる個別指導塾がおすすめです。
集団指導塾はあらかじめ曜日や時間が決まっていますが、個別指導塾なら自分の都合に合わせて通塾日時を選べます。「部活が終わった後の20時から」「平日は忙しいので土日だけ」といった調整が可能です。
また、急な試合や大会が入った際にも、別の日に授業を振り替えやすいというメリットがあります。忙しい日々の中でも着実に学力を伸ばしたい方は、個別指導塾の活用も検討してみてください。
通塾回数と費用の関係|回数別の料金相場を解説
塾の費用は、通塾回数や受講する科目数に比例して高くなるため、あらかじめ料金相場を把握しておくことが大切です。一般的に、回数が増えればその分月額料金も上がります。
また、集団指導塾よりも個別指導塾の方が、1コマあたりの料金がやや高く設定されている傾向があります。家計への負担を考慮しつつ、目的や予算にあった適切な通塾回数を選ぶようにしましょう。
週1回・週2回・週3回以上の月額料金の目安
通塾回数ごとの月額料金の目安は、以下の通りです。
◆通塾回数ごとの月額料金の目安
| 週1回 | 週2回 | 週3回以上 | |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 1万〜2万円 | 2万〜3万円 | 3万〜5万円 |
たとえば、苦手な数学だけを週1回受講する場合は費用を抑えられます。しかし、高校受験に向けて英語・数学・国語を週3回受講すると、月額3万円を超えるケースが多くなります。
また、学年が上がるにつれて単価が高くなる塾も多いため、中学3年生や高校3年生ではさらに費用がかかる傾向にあります。
塾のパンフレットや公式サイトで実際の料金表を確認し、具体的な金額をシミュレーションしておきましょう。
予算にあわせて通塾回数や受講科目を調整しよう
家計の予算にあわせて、通塾回数や受講する科目を柔軟に調整することが重要です。すべての科目を塾で受講すると費用が高額になってしまいます。
たとえば、英語と数学は塾でプロの指導を受け、国語や理科・社会は市販の参考書を使って自宅で学習するといった工夫が効果的です。これにより、費用を抑えつつ総合的な学力アップが図れます。
また、普段は週1回の通塾に留め、テスト前だけコマ数を追加できる塾を選ぶのも一つの方法です。無理のない範囲で継続して通えるよう、必要な科目を見極めて受講プランを組み立てましょう。
塾の通塾回数を増やす・見直す最適なタイミング
塾の通塾回数は一度決めたら終わりではなく、子どもの学習状況にあわせて定期的に見直すことが大切です。
成績が伸び悩んでいる時や、逆に家庭での学習習慣がしっかり身について塾への依存を減らせる時などが、見直しのきっかけになります。
また、部活を引退して自由に使える時間が増えたタイミングで、通塾回数を増やす生徒も多く見られます。
保護者と子ども、そして塾の担当者で定期的に面談をおこない、その時々に最適な通塾スケジュールを再検討しましょう。
定期テスト前や夏期講習などの長期休み
定期テスト前や長期休みは、通塾回数を増やすのに最適なタイミングです。
多くの塾では、定期テストの2週間前から対策講座や自習室の開放時間を延長しています。この期間だけ一時的に通塾回数を増やし、集中してテスト勉強に取り組むことで点数アップが期待できます。
また、夏休みや冬休みなどの長期休暇中は、季節講習を利用してこれまでの総復習や苦手科目の克服に時間を充てる絶好の機会です。
普段は少ない回数で通い、テスト前や長期休みなどの重要な時期に集中的に学習量を増やすメリハリのある通塾が効果的です。
学年が上がる時期や受験対策を本格化させる時期
進級する時期や受験対策が本格化するタイミングも、通塾回数を見直す重要な節目です。たとえば、中学2年生から3年生に上がる春休みに、受験を見据えて受講科目を増やし、週2回から週3回へと通塾ペースを上げるケースがよく見られます。
また、高校生であれば、高校2年生の秋から冬にかけて大学受験対策の講座を追加する生徒が増加します。学年が上がるにつれて学習内容も難しくなるため、早い段階で必要な学習量を見極め、スケジュールを調整していきましょう。
塾に週何回通うかは子どもの状況や目的にあわせて決めよう
塾に週何回通うかは、子どもの学年や状況、通う目的にあわせて決めることをおすすめします。
小学校低学年や、部活に忙しい中学生は週に1~2回が目安です。中学受験や高校受験対策のために塾に通うなら、週3回以上の通塾も視野に入れて検討してください。
高校生の場合には、志望大学や入試方式によって通塾回数が変わります。そのため、塾で担当講師に相談し、最適な回数を決めるようにしましょう。
