高校生の夏期講習は、学年や受講科目、塾の授業形式によって費用が大きく変わります。とくに大学受験を控える高3生は、志望校対策や共通テスト対策で総額が高くなりやすいため、事前の確認が大切です。
本記事では、2026年の公式情報をもとに大手塾・予備校の夏期講習費用を比較し、授業料以外にかかる費用や安く受講する方法、費用面で注意したいポイント、塾選びの考え方まで解説します。予算と目的にあう講習を探す参考にしてください。
- 高校生の夏期講習はいくらかかる?大手塾・予備校の費用を紹介
- 高校生の夏期講習の費用相場【学年別】
- 高校生の夏期講習の費用相場【指導形態別】
- 【高校生】大手塾や予備校の夏期講習の費用相場を比較
- 【高校生】夏期講習の費用内訳を紹介
- 【高校生】夏期講習の費用を安く抑える5つの方法
- 本当に必要な講座・科目だけの受講
- 早期申し込みや兄弟割引など割引制度の活用
- 地域の補助制度や助成金の利用
- 通塾コストがかからないオンライン塾の利用
- 無料体験授業の活用
- 【高校生】夏期講習の費用に関する3つの注意点
- 割引制度やキャンペーン条件の確認
- 通常授業も含めたトータル費用の想定
- 支払い期日の確認
- 高校生の夏期講習の選び方!4つのポイント
- 授業形式|集団・個別・オンラインの選択
- 塾の指導方針や講師の質|目的とのマッチ度
- 立地・アクセス|通いやすさと安全性
- 合格実績や口コミ・評判|懸念点の有無
- 高校生の夏期講習は目的や予算に応じてぴったりな塾を選ぼう
高校生の夏期講習はいくらかかる?大手塾・予備校の費用を紹介
高校生が夏期講習に通うためにかかる費用は、通う塾やその指導内容によって異なります。
ここでは、大手予備校や塾の費用を例に挙げて解説します。
高校生の夏期講習の費用相場【学年別】
高校生の夏期講習の費用相場は、学年が上がるにつれて高くなる傾向があります。大学受験が近づくにつれて受講する科目数が増えたり、より専門的な対策講座が必要になったりするためです。
ここでは、高校1年生から高校3年生・高卒生までの学年別に、一般的な夏期講習の費用相場を紹介します。
高校1年生の夏期講習の費用相場
高校1年生の夏期講習の費用相場は、約2万〜6万円です。高校生活最初の夏休みは、1学期の基礎固めや苦手科目の克服が主な目的となります。
たとえば、英語と数学の2科目に絞って受講する場合、費用を安く抑えやすいでしょう。部活動や学校行事と両立しながら、無理のない範囲で学習習慣を身につけることが重要です。
高校2年生の夏期講習の費用相場
高校2年生の夏期講習の費用相場は、約3万〜8万円です。高2の夏は「受験の天王山」の準備期間とも言われ、基礎学力の定着に加えて応用問題にも取り組み始める時期です。
文系・理系に分かれて専門的な科目の受講が増えるため、高1よりも費用が上がります。たとえば、英数国に加えて理科や社会の基礎講座を選択すると、費用がやや高くなります。
高校3年生・高卒生の夏期講習の費用相場
高校3年生や高卒生(浪人生)の夏期講習の費用相場は、約10万〜25万円と高額になります。
本格的な大学受験対策が始まり、志望校別の対策講座や共通テスト対策など、受講する講座数が大幅に増えるためです。
たとえば、難関大志望で朝から晩まで複数の講義を詰め込む場合、20万円を超えることも珍しくありません。必要な講座を厳選して受講することが大切です。
高校生の夏期講習の費用相場【指導形態別】
夏期講習の費用は、集団授業、個別指導、オンライン塾といった指導形態によっても大きく異なります。お子さんの性格や学習目的にあわせて、最適な指導形態を選ぶことが重要です。
それぞれの指導形態別にかかる費用の相場と特徴を見ていきましょう。
集団授業の夏期講習の費用相場
集団授業の夏期講習の費用相場は、約3万〜10万円です。あらかじめ決められたカリキュラムに沿って、複数の生徒と一緒に授業を受け、1コマあたりの単価が比較的安く設定されているのが特徴です。
たとえば、有名予備校の夏期講習で複数科目をパッケージで受講する場合、個別指導よりも割安になるケースが多く見られます。集団授業塾は、ライバルと切磋琢磨したいお子さんに適しています。
個別指導の夏期講習の費用相場
個別指導の夏期講習の費用相場は、約5万〜15万円です。生徒一人ひとりの理解度や目標にあわせたオーダーメイドのカリキュラムを組むため、集団授業よりも費用が高くなる傾向があります。
たとえば、苦手な数学だけを週に数回、講師と1対1で徹底的に対策するといった柔軟な通い方が可能。個別指導は、自分のペースで学習を進めたいお子さんにおすすめです。
オンライン塾の夏期講習の費用相場
オンライン塾の夏期講習の費用相場は、約1万〜5万円です。教室の設備費や維持費がかからないため、通塾型の塾に比べて費用を安く抑えられます。
たとえば、映像授業を見放題で受講できるプランや、オンライン上で質問対応をしてくれるサービスなどがあります。部活動で忙しく、すきま時間を有効活用して学習したい高校生にぴったりです。
【高校生】大手塾や予備校の夏期講習の費用相場を比較
大手塾や予備校で開催される2026年の夏期講習費用の一例は、以下のとおりです。
なお、学年や講座によって受講料が異なる塾がほとんどであるため、詳細は各塾の公式サイトをご確認ください。
【大手塾・予備校の2026年夏期講習費用】
| 塾・予備校 | 対象 | 2026年夏期講習の費用・制度 |
|---|---|---|
| 河合塾 | 高校生・高卒生 | 一般生:22,700円 塾生:22,200円 ※1講座90分×5講の場合。高1生・高2生は500円で受けられる講座あり |
| 駿台予備学校 | 高校生・高卒生 | 講座例:19,900円~29,800円 ※50分×6講座、50分×12講座など講座により異なる |
| 市進学院 | 高校1~3年生 | 夏期講習受講料50%OFFなどのキャンペーンあり ※適用条件あり。具体的な受講料は教室へ確認 |
| 個別指導 スクールIE | 高校1~3年生 | 3,300円(個別指導90分×4回) ※1対2の個別指導。初めて受ける方対象のお試しパック |
| 個別指導なら森塾 | 高校生 | 2026年夏期講習は5日間無料体験を受付 ※通常授業料は学年・受講内容・校舎により異なるため要確認 |
| 四谷学院 | 高校生・高卒生 | 夏期講習・夏期特訓を開講 ※受講料は資料請求や無料個別相談で確認 |
| 代々木ゼミナール | 高校生・高卒生 | 16,000円(90分×4回) ※レベル別対策講座・受験対策講座の場合。小論文テストは9,400円または18,900円 |
※2026年7月時点で各塾・予備校の公式サイトに掲載されている情報を参照しています。※金額は記載がある場合、税込みです。※講座や校舎、申込条件によって費用は異なるため、最新情報は公式サイトや各教室で確認してください。
塾や予備校によって料金設定は大きく異なりますし、割引制度を設けているような塾もあります。
夏期講習の受講を検討している塾があれば、費用を抑えられるようなキャンペーンや制度がないか確認してみるとよいでしょう。
【高校生】夏期講習の費用内訳を紹介
夏期講習にかかる費用は授業料だけではなく、以下に挙げるようなさまざまな費用が必要です。
金額やそれぞれの費用の有無は塾によって異なるので、授業料だけでなくトータルの費用を確認しましょう。
ただし、教室を持たないオンライン塾は設備維持費がかからないため、一般的な集団授業をおこなう塾や個別指導塾よりは、費用が安くなる傾向にあります。
以下の記事では、高校生の通塾にかかる費用について詳しく解説しています。ぜひご確認ください。
【高校生】夏期講習の費用を安く抑える5つの方法
夏期講習は季節講習のなかでは期間の長い講習なので、費用もそれなりにかかるのが一般的です。
夏期講習の費用を安く抑えるためには、以下に挙げるような方法を検討するとよいでしょう。
本当に必要な講座・科目だけの受講
夏期講習は、集中的に学習をおこない大学受験合格の可能性を高められる貴重な機会です。総復習や演習特化など、塾によってさまざまな内容の講義を設けています。
自分自身の裁量で受講する講座や科目を選べる場合、不安な気持ちから多数の授業を申し込んでしまうケースもあるでしょう。しかし、多数の授業を申し込んだ分だけ、夏期講習の受講料も高くなってしまいます。
夏期講習の費用を抑えるためには、本当に必要な講座・科目だけを受講するという意識が重要です。自学自習でこなせそうな内容や、自宅にある参考書で対応できそうな内容の授業に関しては、受講するのが適切かどうか親子で話し合ってみましょう。
早期申し込みや兄弟割引など割引制度の活用
塾によっては、早期に申し込むことで講習費用が安くなる早期割引や、兄弟と一緒に通うことで授業料が安くなる兄弟割引など、各種割引制度を用意していることがあります。
割引制度は公式サイトにわかりやすく書かれていることが多いので、気になる塾がある場合は割引や特典をうまく活用して費用を抑えましょう。
地域の補助制度や助成金の利用
地方公共団体によっては、塾費用の補助がおこなわれているところもあります。
たとえば、東京都では「受験生応援チャレンジ支援貸付事業」(※)を設けており、一定所得以下の世帯に、学習塾をはじめ受験対策講座、通信講座、補助教室の受験料など、必要な資金の貸付をおこなっています。
この制度では、高校3年生を対象に、一部の塾に限り上限20万円の塾費用や上限8万円の受験料を無利子で貸付を受けることが可能です。志望校に合格した場合、所定の手続きをもって返済が免除されるので、東京都で通塾を検討している方は検討してみてください。
各自治体によって制度の内容が異なるため、住んでいる地域の奨学金制度や補助制度について調べてみましょう。
※参考:東京都「受験生応援チャレンジ支援貸付事業」
通塾コストがかからないオンライン塾の利用
集団塾や個別指導塾よりも塾代が安い傾向にあるオンライン塾を利用するのも、ひとつの手です。
オンライン塾は設備費用がかからないので費用が抑えられるうえ、自宅で受講するので通塾するための交通費もかかりません。さらにオンライン塾は、学習管理システムやAIを活用した個別学習プラットフォームが整備されていることから、個別に最適化された学習が可能なのもメリットです。
なお、オンライン塾は自宅などの好きな場所で好きな時間に受講できるのがメリットですが、勉強に集中するためには自己管理能力が必要です。誰かに見られていないと勉強に集中できる自信のない方は、個別指導をおこなうオンライン塾の夏期講習をおすすめします。
無料体験授業の活用
夏休みの期間中、体験授業も兼ねて無料の夏期講習をおこなう塾もあります。
塾に通っていない高校生や転塾を考えている高校生は、無料の夏期講習を積極的に利用して、自分にあう塾を見つけるのもおすすめです。
【高校生】夏期講習の費用に関する3つの注意点
夏期講習にかかる費用は、塾選びに影響する重要な要素です。
夏期講習の費用を考える際には、以下に挙げるような点にも注意しましょう。
割引制度やキャンペーン条件の確認
早期割引や兄弟割引といった割引制度を設けていたり、入塾金無料などのキャンペーンを実施したりしている塾は多いですが、無条件でそういった割引やキャンペーンの恩恵を受けられるとは限りません。
割引制度やキャンペーンには適用条件が設けられているので、割引制度やキャンペーンを利用しようと考えているのであれば、それらの条件に該当するかどうか確認しておきましょう。
通常授業も含めたトータル費用の想定
夏期講習で通った塾は、夏期講習が終わったあとにそのまま通い続けるケースも多いです。
夏期講習の費用がお得だからと受講を決め、そのまま通塾すると決めた場合、通常授業の費用が予算を超えてしまって家計を圧迫してしまう可能性も否定できません。
あらかじめ通塾にかけられる予算を想定したうえで、気になる塾の夏期講習費用+通常授業費用のトータルでかかる費用を確認しておきましょう。
夏期講習だけでなく通常授業も含めたトータルの費用について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
支払い期日の確認
夏期講習費用の支払い期日は、塾によって異なります。自分にあう塾の夏期講習を見つけられたとしても、支払い期日までに支払いが間に合わなければ受講できない可能性もあります。
申し込みが済んだら、支払い期日までに入金するのを忘れないようにしましょう。
高校生の夏期講習の選び方!4つのポイント
夏期講習の費用をなるべく抑えることはもちろん重要ですが、費用のみで夏期講習を選ぶべきではありません。
費用に加えて、以下に挙げるようなポイントで複数の塾を比較しましょう。
授業形式|集団・個別・オンラインの選択
塾の授業形式には集団授業・個別指導・オンライン塾があり、自分の性格や塾に通う目的によって、最適な授業形式は異なります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
【授業形式ごとの特徴】
| 授業形式 | 特徴 | メリット | 懸念点 |
|---|---|---|---|
| 集団授業 | 講師1人対多数 | 仲間と切磋琢磨できる | 質問がしにくい場合がある |
| 個別指導 | 1対1~4人程度 | 質問しやすく柔軟に学べる | 緊張感が薄れる場合がある |
| オンライン | 映像授業など | 好きな時間に受講しやすい | 自己管理が必要 |
集団授業の塾では、学校の授業のように講師一人が大勢の生徒に対して指導をおこないます。学力別や志望校別にクラス分けをすることも多く、同じ目標を持った生徒と一緒に切磋琢磨しながら勉強できるのは大きなメリットです。
ただし、授業は基本的に講師から生徒への説明が中心なので、授業中に気になることやわからないことがあってもすぐには質問しにくいかもしれません。
個別指導塾では、講師と生徒が1対1または1対2~4程度で指導がおこなわれます。生徒の理解度や希望に応じて柔軟にカリキュラムを組んでもらえますし、質問もしやすいのがメリットです。
ただし、講師と生徒の距離が近すぎるがゆえに、緊張感が減ってしまうケースも考えられます。わからないところがあったときにすぐに質問して解決したい、講師と会話をするような形で授業を受けたい、そう考える方には個別指導塾があっているでしょう。
オンライン塾では、自宅もしくは専用のブースで映像による授業を受講します。あらかじめ撮影しておいた授業の映像を視聴するオンデマンド形式であれば、自分の好きなタイミングで授業が受けられます。
部活動の練習などで決まった時間に授業を受けるのが難しい場合でも、オンライン塾なら都合のよいタイミングで授業を受けられて便利です。
塾の指導方針や講師の質|目的とのマッチ度
塾の講師には、アルバイト講師と専任講師がおり、それぞれ以下のような特徴があります。
専任講師は安定して授業をおこなっているため、必然的に指導経験が多くなる傾向にあります。一方、アルバイト講師は大学生が中心で、生徒との年齢も近く話しやすいので、授業でわからないところを質問しやすいのがメリットです。
指導方針は講師によってさまざまで、厳しくスパルタなタイプの講師もいれば、親身になって指導してくれる講師もいます。指導方針に関してはどれがよい、どれがダメということではないので、お子さんの目的や性格にあった講師がいる塾を選びましょう。
こういった情報は公式サイトの情報だけでは詳しくわからないことも多いため、口コミを参考にしたり体験授業に参加したりしながら、講師の質や指導方針を確認するのがおすすめです。
立地・アクセス|通いやすさと安全性
自宅や学校から通いやすく、帰路が安全な立地の塾を選びましょう。
とくに、夏期講習後にも塾に通い続ける場合、学校が終わった夕方~夜の時間帯に通塾することになるので、立地やアクセスはより重要なポイントになります。
たとえば、自宅や学校の最寄り駅や、通学で乗る路線の途中の駅などにある塾を選ぶのが理想的です。自宅や駅から離れた場所にある場合は、車での送迎も視野に入れておくとよいでしょう。
合格実績や口コミ・評判|懸念点の有無
実際にその塾に通ったことがある方や現在通っている方の口コミ、合格実績も必ず確認しておきましょう。
クラスメイトや友だち、近所の人など、塾の特徴や講師について知っている人から情報を得るのもおすすめです。また、忖度のないインターネットの口コミや評判も参考になります。
なお、複数の校舎を展開している塾だと、校舎によって合格実績に差がある場合もあります。大学受験対策として夏期講習を受講する場合は、その塾の合格実績を塾全体と校舎の2軸でチェックしましょう。
高校生の夏期講習は目的や予算に応じてぴったりな塾を選ぼう
高校生が夏期講習に通うために必要な費用は、塾や受講コマ数によって異なります。
塾によっては早期割引や兄弟割引といった割引制度を設けていますし、無料体験授業を受けられる場合もあるので、そういった制度を活用して費用を抑えましょう。
もちろん、塾を費用だけで選ぶわけにはいきません。授業形式や講師の質などを踏まえて、お子さんにあった塾を選ぶことが重要です。
塾のパンフレットを確認したり、実際に通っている友だちから情報を得たりして比較検討しましょう。塾の評判に関しては、インターネットに投稿された口コミを確認するのもひとつの方法です。
「Ameba塾探し 」には数多くの口コミが投稿されているので、塾選びの際に参考になるでしょう。お子さんにぴったりの塾を見つけて、この夏を有意義に過ごしましょう!
