大学受験が近いのに勉強していない子どもの姿を見て、不安を感じている保護者の方もいるのではないでしょうか。しかし、「勉強しなさい!」と感情的に注意すると、かえってやる気を失わせてしまったり、親子関係がギクシャクしてしまったりすることもあります。
子どもが受験勉強に向き合わない背景には、本人なりの理由があるケースが多いです。勉強に向き合えていない理由を理解して、適切な方法で子どもと向き合っていきましょう。
本記事では、大学受験が近づいているにも関わらず勉強しない理由や、子どもの気持ちに寄り添いながらやる気を引き出す工夫に加えて、高3の時期別の学習計画例や保護者の声かけ例も紹介します。
大学受験が近いのに勉強しない理由
大学受験が近いのに勉強しない理由としては、以下のようなものが挙げられます。お子さんへ適切な働きかけをするためにも、まずはお子さんが勉強しない理由や背景を見極めていきましょう。
将来像や目的がはっきりせずモチベーションが低い
お子さんが将来の進路や志望校について明確なイメージを持っていない場合、「なぜ勉強しなければならないのか」が自分ごととして捉えられず、「面倒くさい」「やる気が出ない」と感じて受験勉強への意欲が湧かないことがあります。
保護者から見ると「今勉強することが将来のためになる」と理解していても、本人にとっては目の前の学習と自分の将来像が結びついておらず、勉強に取り組む理由が実感できていない状態です。「まだ何とかなる」と受験を甘く見てしまうと、必要な学習時間を確保できないまま受験本番を迎えるおそれがあります。
勉強の仕方がわからず手が付けられない
「勉強しないといけない」と思いながらも、何から始めればよいのかわからず、受験勉強に踏み出せないことがあります。定期テストと比べると大学受験は格段に範囲が広く、勉強計画が立てられないまま途方に暮れてしまうケースは少なくありません。
また、成果に結びつく正しい勉強法がわからず、学力アップや志望校合格へ着実に進んでいる実感が持てないために、モチベーションが維持できず勉強を続けられないこともあります。
ゲーム・スマートフォンなどの誘惑があり集中できない
受験勉強は成果が出るまで時間がかかり、地道な努力が求められます。すぐに満足感を得られるスマートフォンやゲームに手を伸ばしてしまい、勉強を後回しにしてしまうのは、勉強ができないときのよくある理由のひとつです。とくに自宅ではリラックスした気分になりやすく、周囲の誘惑に打ち勝って集中力を維持するのは難しいものです。
また、ゲームやスマートフォンのほかに、部活やアルバイトに時間や意識を取られて、「疲れて勉強に手がつかない」「机に向かう気力がわかない」といった状況に陥ってしまうケースも多くあります。
授業がわからなくて、やる気や自信を失っている
学校の授業が理解できず、勉強への意欲を失ってしまうケースも見受けられます。
わからないことが積み重なったまま授業が進んでいくと遅れを取り戻すハードルは高まり、自力で取り戻すのが難しくなっていきます。結果として「わからないからやりたくない」という悪循環に陥ってしまうことも多く、定期テストの点数が下がれば自信まで失われてしまうこともあるでしょう。
基礎的な内容からつまずいている場合、まずは過去の範囲に立ち戻って復習することが必要となります。
親の期待やプレッシャーで逃避している
保護者が子どもに期待をかけるのはごく自然なことですが、その期待が過剰になると、逆効果になることもあります。「将来が不安だ」「兄や姉は合格できたのに」といった言葉は、本人にとって想像以上の重圧となり、現実逃避の一因になり得ます。
また、親の言葉や行動が度を超えて干渉的になると、子どもが反発心を持ち、「こんな風に言われるくらいなら勉強したくない」と意地になってしまうこともあります。親としては善意のつもりでも、子どもにとっては「どうせ何をしても否定される」というネガティブな気持ちになってしまうケースも想像できます。
大学受験に向けて子どものやる気を出させる方法
お子さんが勉強しない理由を理解したうえで具体的な対策についても考えていきましょう。大学受験に向けてお子さんのやる気を引き出すには、将来への意識づけ、主体性を持たせるための関わり方の工夫、学習環境の改善などが重要です。それぞれ以下で詳しく見ていきましょう。
- 勉強が将来の進路選択に繋がることを伝える
- 子どもの努力を認めて主体性を持たせる
- 勉強のための環境を整える
勉強が進路にとって重要であることを伝える
お子さんが勉強に前向きに取り組むためには、「なぜ勉強するのか」という勉強の必要性を理解し、納得することが大切です。ただ「やりなさい」というのではなく、勉強が将来にどうつながるのかを親子で一緒に考えてみましょう。
たとえば「〇〇大学で△△を学びたい」「□□の仕事に就きたい」といった目標があれば、それが将来のビジョンになると同時に、今の勉強を意味づける強い動機になります。将来のありたい姿と今の勉強の関係が見えることで、義務としてとらえていた勉強を、将来の夢をかなえるための手段として意識できるようになります。
そのためにも、雑談レベルでもよいのでまずは将来や興味のある分野について話し合う時間をつくることを心がけましょう。親として情報や方向性を示しつつも、答えを押しつけるのではなく、対話を通じて子どもの本音や関心を引き出す姿勢が重要です。
子どもの努力を認めて主体性を持たせる
やる気を引き出すために「勉強しなさい」と言いたくなる場面もあるでしょうが、まずは模試やテスト結果から得意分野や努力の跡を見つけて、「この前の英語、点数上がっていたね」「前より集中して取り組めているね」など、成果や姿勢を具体的に認めてあげましょう。
ポジティブな声かけを重ねることで、「もっと頑張ってみようかな」という自信や意欲が自然と育っていくでしょう。一方で、必要以上に干渉したり否定的な言葉をぶつけてしまったりすると、反発や無気力を招くこともあるため注意が必要です。
親としては、子どもの一番の理解者として信頼することで、子どもが主体的に学習に取り組めるような状況や気持ちづくりをサポートしていきましょう。
勉強のための環境を整える
大学受験に向けて子どものやる気を引き出すには、学習に集中できる環境を整えることも大切です。勉強部屋や勉強専用のスペースを用意し、ゲーム・漫画などが目に入らない空間を確保するところから始めていきましょう。
また、本格的に受験勉強に取り組むうえでは通塾を検討するのも有効な手段です。塾に通うことで自然と勉強の習慣が身につき、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することで刺激も得られます。家庭での環境づくりと塾でのサポートを組み合わせることで、受験に向けた基盤がよりしっかりと整えられます。
まだ間に合う!大学受験塾の選び方
学習環境を整えるために通塾を検討するなら、塾選びの基本的なポイントを押さえておくと失敗が少なくなるはずです。塾選びでチェックしておきたいポイントとして、次の5つが挙げられます。
一般選抜対策なのか、学校推薦型選抜・総合型選抜対策なのか、あるいは苦手科目の克服に重点を置きたいのかなど、目的によって最適な塾選びは異なります。通塾の目的を明確にしたうえで、授業形式やサポート、受講コースや費用などの細かな部分をチェックしていきましょう。
また、塾が自宅から通いやすい場所にあるかも重要なポイントです。通塾に時間を取られて勉強時間を確保しづらくなると本末転倒なので、通える範囲にある塾に候補を絞り込んでいきましょう。
そのほか、口コミや合格実績からは塾の雰囲気や得意分野が見えてくることがあります。ただし、合格実績は塾によって集計基準が異なるため、数字だけでなく基準も確認したうえで参考にしましょう。
大学受験に向けた塾選び│お子さんにあった塾を探すなら
大学受験に向けていざ塾を選ぼうとなると、どの塾が子どもにとって一番あっているのか悩んでしまうこともあるかもしれません。
大学受験に向けて塾選びをする際は、「Ameba塾探し」も選択肢のひとつとして活用できます。地域、カリキュラム・コース、授業形式などから希望条件で塾を探すことができます。
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料金・コース・サポート体制などの塾選びの決め手となる情報や、生徒や保護者のリアルな口コミの掲載もあり、子どもの性格や勉強の悩みにあわせて塾選びが可能です。
大学受験に向けて子どもとの向き合い方を見直そう
大学受験が近いのに子どもが勉強しない理由は、将来像が明確ではない、勉強の仕方や授業がわからない、誘惑があり集中できない、親の期待やプレッシャーで逃避しているなどが考えられます。
大学受験に向けて子どものやる気を出させる方法としては、勉強が進路に重要になることを伝える、子どもの努力を認めて主体性を持たせる、勉強のための環境を整えるなどが挙げられます。
大学受験が近いのにお子さんが勉強しないとき、親としては焦りや不安からつい強く言ってしまいがちですが、その背景を理解して適切な働きかけを試みることが大切です。
まずはお子さんの気持ちに寄り添い、なぜ勉強に手がつかないのかを一緒に考えるところから始めましょう。
