「勉強しなければいけないとわかっているのに、やりたくない」「机に向かっても、すぐにスマートフォンを見てしまう」と悩んでいる学生は少なくありません。また、子どもが勉強をやりたがらず、どのように声をかければよいのか困っている保護者もいるでしょう。
勉強をやりたくないと感じる理由は、人によって異なります。勉強内容が難しい、疲れている、目的がわからないなど、原因にあわせて対処することが大切です。
本記事では、勉強をやりたくないと感じる主な原因や、すぐに試せる対処法を紹介します。小学生・中学生・高校生それぞれの対策や、保護者がお子さんに接するときのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
- 勉強をやりたくないと感じるのは珍しいことではない
- 勉強をやりたくないと感じる人は少なくない
- やる気だけに頼らなくてもよい
- まずは「やりたくない原因」を見つけることが大切
- 勉強をやりたくないと感じる主な原因
- 勉強する目的がわからない
- 授業内容が難しく理解できない
- 勉強方法が自分にあっていない
- 勉強しても成果が出ず自信をなくしている
- スマートフォンやゲームなど誘惑が多い
- 疲れや睡眠不足で集中できない
- 完璧を目指しすぎて勉強を始められない
- 勉強をやりたくないときに試したい対処法
- まずは5〜10分だけ勉強してみる
- 勉強する内容を具体的に決める
- 勉強しやすい環境を整える
- スマートフォンを手の届かない場所に置く
- 小さな目標を設定して達成感を積み重ねる
- 適度に休憩を取りながら勉強する
- 自分にあう勉強法を見つける
- 【学年別】勉強をやりたくないときの対処法
- 小学生の場合
- 中学生の場合
- 高校生の場合
- 勉強をやりたくないときは塾を活用するのもおすすめ
- 勉強する環境を確保できる
- 勉強方法を教えてもらえる
- モチベーションを維持しやすい
- 自分にあった塾を選ぶことが重要
- 【保護者向け】勉強をやりたくないお子さんへの接し方
- 頭ごなしに叱らない
- お子さんの話を最後まで聞く
- 努力や成長を具体的に褒める
- 勉強しやすい家庭環境を整える
- 必要に応じて塾など第三者の力を借りる
- 勉強をやりたくない気持ちは工夫次第で変えられる!
勉強をやりたくないと感じるのは珍しいことではない
勉強をやりたくないと感じることは、珍しくありません。まずは自分を責めるのではなく、なぜ勉強に気持ちが向かないのかを考えてみましょう。
勉強をやりたくないと感じる人は少なくない
勉強では、すぐに成果が出るとは限りません。覚えることが多かったり、苦手な問題に向き合ったりする必要があるため、面倒に感じることもあるでしょう。
部活動や学校行事で疲れているときや、テストで思うような点数を取れなかったときには、勉強への意欲が下がりやすくなります。
「自分だけが勉強をやりたくないのでは」と悩む必要はありません。大切なのは、やりたくない気持ちを否定するのではなく、その状態から少しずつ勉強を始められる方法を見つけることです。
やる気だけに頼らなくてもよい
勉強を始めるために、必ずしも強いやる気が必要なわけではありません。「やる気が出たら勉強しよう」と考えていると、いつまでも始められないことがあります。
やる気を待つのではなく、机に座る、教材を開く、問題を1問だけ解くなど、簡単な行動から始めてみましょう。
勉強を始めると気持ちが切り替わり、そのまま続けられることもあります。最初から長時間集中しようとせず、始めるための負担を小さくすることがポイントです。
まずは「やりたくない原因」を見つけることが大切
勉強をやりたくないときに、無理に長時間机に向かっても効率よく進まない可能性があります。
まずは、「疲れているから」「内容が難しいから」「何をすればよいかわからないから」など、自分が勉強を避けたくなる理由を整理しましょう。
原因がわかれば、休息を取る、基礎から復習する、学習計画を作るといった具体的な対策を考えられます。
勉強をやりたくないと感じる主な原因
勉強をやりたくない理由は一つではありません。複数の原因が重なっていることもあるため、自分にあてはまるものがないか確認してみましょう。
勉強する目的がわからない
勉強する目的がわからないと、意欲を保つのは難しくなります。とくに、将来使う場面を想像しにくい教科では、「この勉強に意味があるのだろうか」と感じることもあるでしょう。
そのような場合は、志望校に合格する、次のテストで前回より点数を上げる、苦手な単元をひとつ克服するなど、自分にとって身近な目標を考えてみてください。
大きな目標だけでなく、短期間で達成できる目標を持つことで、勉強に取り組む理由が明確になります。
授業内容が難しく理解できない
授業内容がわからない状態で勉強を続けると、問題を解けず、勉強そのものが嫌になることがあります。
学習内容は積み重なっているため、以前に習った内容の理解が不十分だと、新しい単元も理解しにくくなります。
教科書や問題集を見てもわからない場合は、無理に先へ進まず、理解できているところまで戻って復習しましょう。学校や塾の先生に質問することも大切です。
勉強方法が自分にあっていない
時間をかけて勉強しているのに内容を覚えられない場合は、勉強方法が自分にあっていない可能性があります。
たとえば、教科書を読むだけでは覚えにくい人もいれば、ノートに何度も書くだけでは理解が深まらない人もいます。
英単語なら声に出す、数学なら問題演習を増やす、社会なら自分で説明してみるなど、教科や自分の得意・不得意にあわせて、勉強方法を変えてみましょう。
勉強しても成果が出ず自信をなくしている
頑張って勉強してもテストの点数が上がらないと、「勉強しても意味がない」と感じてしまうことがあります。
しかし、勉強の成果が成績に表れるまでには時間がかかる場合もあります。また、点数には表れていなくても、以前より問題を解くスピードが上がったり、理解できる範囲が広がったりしているかもしれません。
点数だけで判断せず、自分ができるようになったことにも目を向けましょう。
スマートフォンやゲームなど誘惑が多い
勉強する場所にスマートフォンやゲームがあると、通知や新しい情報が気になり、集中しにくくなることがあります。
スマートフォンを完全に使わないようにするのではなく、勉強中は別の部屋に置く、利用する時間帯を決めるなど、自分や家庭にあったルールを作ることが大切です。
疲れや睡眠不足で集中できない
部活動や習い事などで疲れているときは、勉強する気持ちが起こりにくくなります。また、睡眠が不足している状態では、授業中や家庭学習中に眠くなり、集中しづらくなることもあります。
勉強時間を増やすために睡眠を極端に削るのではなく、生活リズムを整えることを意識しましょう。
完璧を目指しすぎて勉強を始められない
「今日は問題集を全部終わらせなければならない」「集中して2時間勉強しなければ意味がない」と考えると、勉強を始めること自体が負担になります。
最初から完璧を目指す必要はありません。「問題を3問解く」「英単語を5個覚える」など、達成しやすい目標を設定しましょう。小さな目標を達成したら、少しずつ学習量を増やす方法がおすすめです。
勉強をやりたくないときに試したい対処法
勉強をやりたくないときは、気合いだけで乗り切ろうとするのではなく、始めやすく続けやすい仕組みを作ることが重要です。
まずは5〜10分だけ勉強してみる
勉強を始める負担を減らすために、まずは5〜10分だけ取り組んでみましょう。短時間であれば、「これくらいならできそう」と感じやすくなります。
時間になったら一度やめても構いませんが、集中できている場合はそのまま続けてもよいでしょう。勉強時間の長さよりも、まず行動を起こすことを意識してください。
勉強する内容を具体的に決める
「今日は勉強する」という目標だけでは、何から始めればよいかわからず、後回しにしやすくなります。
「数学のワークを2ページ進める」「英単語を10個復習する」のように、取り組む内容を具体的に決めましょう。前日のうちに翌日の学習内容を決めておくと、机に向かったあとすぐに勉強を始められます。
勉強しやすい環境を整える
机の上に漫画やゲーム、不要な文房具などが置かれていると、注意がそれやすくなります。勉強を始める前に机の上を整理し、必要な教材だけを用意しましょう。
自宅で集中できない場合は、学校や塾の自習室、図書館などを利用する方法もあります。自分が集中しやすい場所を見つけることがポイントです。
スマートフォンを手の届かない場所に置く
スマートフォンが近くにあると、使用していなくても通知が気になってしまうことがあります。
勉強中は電源を切る、通知を停止する、別の部屋に置くなどの工夫をしましょう。家族に預けたり、一定時間アプリを使えなくする機能を利用したりするのもひとつの方法です。
保護者は、スマートフォンのルールを一方的に決めるのではなく、子どもと話し合いながら決めると取り組みやすくなります。
小さな目標を設定して達成感を積み重ねる
難しい目標だけを設定すると、達成できずに自信を失うことがあります。
まずは、短時間で達成できる目標を設定しましょう。目標を達成できたら、カレンダーに印をつけたり、学習記録を残したりすると、努力を実感できます。
小さな成功体験を積み重ねることで、「自分にもできる」という気持ちが育ち、勉強を続けやすくなります。
適度に休憩を取りながら勉強する
長時間休まずに勉強すると、集中力が低下しやすくなります。一定時間勉強したら短い休憩を取り、体を動かしたり水分を補給したりしましょう。
ただし、休憩中に動画やゲームを始めると、勉強へ戻りにくくなる場合があります。休憩時間もあらかじめ決めておくことが大切です。
自分にあう勉強法を見つける
同じ勉強法を続けても成果が出ない場合は、やり方を見直しましょう。問題を解いたあとに答え合わせだけで終わらせず、間違えた理由を確認することも重要です。
覚えた内容を何も見ずに説明したり、定期的に復習したりすることで、理解度を確認できます。勉強方法がわからない場合は、学校や塾の先生に相談してみてください。
【学年別】勉強をやりたくないときの対処法
勉強をやりたくない理由は、学年や生活環境によって異なります。ここでは、小学生・中学生・高校生に分けて対処法を紹介します。
小学生の場合
小学生は、勉強する目的を自分だけで理解することが難しく、保護者に言われて仕方なく取り組んでいる場合があります。
まずは、興味のある教科や得意な問題から始め、勉強に対する抵抗感を減らしましょう。クイズ形式で問題を出したり、学んだ内容を日常生活と結びつけたりする方法もあります。
また、保護者が一方的に学習内容を決めるのではなく、お子さんと一緒に無理のない計画を立てることも大切です。
中学生の場合
中学生になると、学習内容が難しくなるだけでなく、部活動や学校行事などで忙しくなります。勉強時間を確保できないことが、やりたくない気持ちにつながっている場合もあります。
帰宅後すぐ、夕食後、入浴前など、勉強を始める時間を決めて習慣化しましょう。定期テストの日程から逆算し、1日ごとの学習内容を決めることも有効です。
わからない内容を放置すると苦手意識が強くなるため、早めに先生へ質問しましょう。
高校生の場合
高校生は、学校の授業や課題に加え、大学受験を意識した学習も必要になります。
受験制度は年度によって変わるため、志望校の募集要項や大学入学共通テストの最新情報を確認しながら学習計画を立てましょう。苦手分野がある場合は、難しい問題に進む前に基礎を復習することが大切です。
受験までの長期的な計画だけでなく、1週間単位の目標も設定すると、学習を進めやすくなります。
勉強をやりたくないときは塾を活用するのもおすすめ
一人では勉強を始められない、勉強方法がわからないという場合は、塾を活用するのも選択肢のひとつです。
勉強する環境を確保できる
塾へ行く時間を決めることで、勉強する時間を確保しやすくなります。
自宅では誘惑が多く集中できない人も、塾の教室や自習室であれば勉強に取り組みやすいでしょう。
勉強方法を教えてもらえる
塾では、問題の解き方だけでなく、復習方法や学習計画の立て方について指導を受けられる場合があります。
自分にあう学習の進め方がわかれば、家庭学習にも取り組みやすくなります。
モチベーションを維持しやすい
講師に学習状況を確認してもらったり、同じ目標を持つ生徒と勉強したりすることで、意欲を保ちやすくなることがあります。
一人で勉強を続けるのが難しい人にとって、定期的に声をかけてもらえる環境は大きな支えになるでしょう。
自分にあった塾を選ぶことが重要
塾を選ぶ際は、集団授業と個別指導の違いや、通いやすさ、費用、サポート体制などを確認しましょう。
勉強習慣を身につけたいのか、苦手教科を克服したいのかによって、一人ひとり適した塾は異なります。体験授業などで教室の雰囲気や講師との相性を確認し、自分にあった塾を選ぶことが大切です。
【保護者向け】勉強をやりたくないお子さんへの接し方
お子さんが勉強をやりたがらないと、保護者も不安になるでしょう。しかし、強く叱ったり無理に机へ向かわせたりすると、勉強への抵抗感が強まる可能性があります。
頭ごなしに叱らない
「勉強しなさい」「このままでは困るよ」と何度も叱ると、お子さんは責められていると感じることがあります。
まずは、なぜ勉強をやりたくないのかを落ち着いて聞きましょう。疲れているのか、内容がわからないのかによって、必要なサポートは異なります。
お子さんの話を最後まで聞く
保護者がすぐに解決策を提示するのではなく、まずお子さんの気持ちを受け止めることが大切です。
「どこが大変なの?」「何なら始められそう?」と尋ね、一緒に対策を考えましょう。話を聞いてもらえることで、お子さんの不安が軽くなる場合もあります。
努力や成長を具体的に褒める
テストの点数だけで評価するのではなく、勉強を始めたことや、以前より集中できたことなども認めましょう。
「毎日10分続けられているね」「前より計算が速くなったね」といったように具体的に褒めると、お子さんも自分の成長に気付きやすくなります。
勉強しやすい家庭環境を整える
お子さんがリビングで勉強しているときはテレビの音量を下げる、必要な教材を整理するなど、集中しやすい環境を作りましょう。
スマートフォンのルールを決める場合は、保護者が一方的に指示するのではなく、お子さんの意見も聞くことが重要です。
また、規則正しい生活や家庭学習の習慣づくりは、家庭全体で無理のない範囲で協力しながら進めることが大切です。
必要に応じて塾など第三者の力を借りる
保護者が勉強を教えようとすると、親子で感情的になってしまうことがあります。
家庭だけでのサポートが難しい場合は、学校の先生や塾の講師などに相談しましょう。保護者以外の大人からアドバイスを受けることで、お子さんが素直に話を聞ける場合もあります。
勉強をやりたくない気持ちは工夫次第で変えられる!
勉強をやりたくないと感じることは、決して珍しくありません。勉強内容が難しい、疲れている、目的がわからないなど、まずは原因を整理することが大切です。
やる気が出るまで待つのではなく、5〜10分だけ始める、取り組む内容を具体的に決める、スマートフォンを遠ざけるといった工夫を取り入れてみましょう。
また、勉強方法がわからない場合や、一人では学習を続けられない場合は、塾を活用することも有効な選択肢です。
保護者は、お子さんを頭ごなしに叱るのではなく、話を聞きながら原因や対処法を一緒に考えましょう。小さな努力や成長を認め、勉強に取り組みやすい環境を整えることが大切です。
