予備校運営の学生寮は、学習をするための環境があらかじめ揃っており、受験生にとって理想的な空間です。
本記事では、予備校の寮を利用するメリットや施設の設備について解説するとともに、寮生活で必要となる費用などをまとめました。
大手予備校が首都圏に設けている学生寮の料金や設備なども掲載していますので、寮の利用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 予備校の寮とは?直営寮・提携寮・学生会館の違い
- 直営寮(予備校専用寮)の特徴
- 提携寮・指定寮の特徴
- 学生会館・学生マンションから通う場合の特徴
- 予備校の寮を利用する4つのメリット
- メリット①勉強に集中できる環境が用意されている
- メリット②通学時間を大幅に短縮できる
- メリット③栄養バランスのとれた食事を提供してもらえる
- メリット④仲間と切磋琢磨できる・サポート体制
- 予備校の寮生活のスケジュールや設備、規則を紹介
- 毎日のタイムスケジュール例
- 予備校の寮に多い設備(共用部・個室)
- 寮の規則は厳しい?門限・スマホ・外泊ルール
- 【相場】予備校の寮での入居時の費用や月々の費用はいくら?
- 入寮費・保証金・寝具リースなど初期費用
- 月々の寮費・水道光熱費・通信費の内訳
- 大手予備校の代表的な寮を紹介
- 河合塾「東京飛躍寮」
- 駿台「ドーミー御茶ノ水」
- 四谷学院「光雲寮」
- 代々木ゼミナール「ベルヴュタワー寮」
- 予備校の寮はやめとけといわれる理由は?向かない人・向いている人を解説
- 予備校の寮生活に向かないタイプ(やめておいた方がよいケース)
- 寮生活が向いているタイプ
- 予備校の寮を選ぶときに確認すべきポイント4つ
- 立地・通学時間・周辺環境
- 設備・部屋タイプ・自習環境
- 規則の厳しさと自分との相性
- 費用条件と家計への影響
- 費用が安い予備校の寮の探し方
- 地方都市・郊外エリアの寮を検討する
- 食事なしプラン・自炊可能な寮を選ぶ
- 相部屋タイプや設備がシンプルな寮を選ぶ
- まとめ
予備校の寮とは?直営寮・提携寮・学生会館の違い
予備校が受験生向けに提供している寮は、単なる宿泊施設ではありません。学習する環境として適切な設備・空間が整えられており、受験生は寮ごとに定められたルールにしたがって生活します。
規則正しい生活のなかで勉強効率を最大化できるのが、予備校の寮の最大の特徴です。予備校の寮には「直営寮」と「提携寮」があり、そのほか「学生会館」といった選択肢があります。
直営寮(予備校専用寮)の特徴
予備校が直接運営・管理を行うのが「直営寮」です。最大の特徴は、入居者が全員同じ予備校に通う生徒であるという点にあります。同じ目標を持つ仲間だけに囲まれた環境は、受験勉強におけるモチベーション維持に最適です。
寮長や寮母が常駐しており、生活面でのサポートが手厚いのも魅力のひとつ。予備校の校舎から徒歩圏内など、通学に便利な立地にあることが多く、通学時間を勉強時間に充てられます。
また、予備校のカリキュラムに合わせたスケジュール管理が行われるため、規則正しい生活リズムを維持しやすい環境が整っています。
ただし、人気が高いため早期に満室になることも多く、早めの検討が必要です。
提携寮・指定寮の特徴
予備校が外部の運営会社(共立メンテナンスなど)と提携し、生徒に紹介する住まいが「提携寮」や「指定寮」です。予備校生専用の棟もあれば、大学生や専門学生と混在するタイプもあります。
直営寮と同様に、寮長・寮母が常駐し、朝夕の食事が提供されるケースが一般的です。設備面では、大浴場やランドリールームなどが充実している物件が多く、快適な生活を送れます。直営寮に比べて物件数が多く、希望するエリアや予算に合わせて選びやすいのがメリットです。
一方で、予備校生以外も入居している場合、生活リズムの違いが気になることもあるため、事前に環境を確認しておきましょう。
学生会館・学生マンションから通う場合の特徴
学生会館や学生マンションは、予備校とは直接関係のない民間企業が運営する学生向けの住まいです。予備校生だけでなく、大学生や専門学生も多く暮らしています。
寮のような厳格な門限やスケジュール管理が少ないため、比較的自由度の高い生活が送れるのが特徴です。食事付きのタイプもあれば、キッチン付きで自炊ができるタイプもあり、ライフスタイルに合わせて選べます。
特に「費用を安く抑えたい」と考える場合、食事なしの学生会館を選んで自炊をする、あるいは少し離れた立地の物件を選ぶといった工夫が可能です。
ただし、自由度が高い分、自己管理能力が問われる環境でもあります。
予備校の寮を利用する4つのメリット
予備校の寮での生活にはどのようなメリットがあるのか、代表的な4つのメリットを、ほかの環境と比較しながら見ていきましょう。
メリット①勉強に集中できる環境が用意されている
自宅で生活する場合は、自分の部屋で学習することになりますが、自宅の部屋には勉強と無関係な趣味のものも多く、勉強に集中できるとは言い難い環境です。
予備校の寮であれば、掃除や洗濯など必要最低限の家事はあるものの、食事は多くの場合用意してもらえます。
また、周囲には同じ予備校に通う浪人生しかいない環境で、必然的に勉強に集中できる環境でもあります。自身の部屋に加えて自習室なども自由に使えるようになるため、1日中受験勉強を中心に据えた生活が可能です。
メリット②通学時間を大幅に短縮できる
仮に予備校に通うのに、片道1時間半の通学時間ということになると、往復で1日3時間を移動に費やすことになります。1日3時間ということは、8日通えば1日分の時間が通学時間に消えてしまいます。入試験までの通学回数を考えると、長い通学時間は非常に大きなデメリットです。
予備校までの通学時間に英単語を覚えるなど、最低限の受験勉強は可能ですが、それでも集中して勉強ができる状況ではありません。
通学時間を短縮し、その分を自宅学習に充てることができる点は、大きなメリットです。
メリット③栄養バランスのとれた食事を提供してもらえる
予備校の寮の多くは、栄養バランスのとれた食事を提供しています。栄養バランスのとれた食事は、学習効率を高める重要な要素のひとつです。
ひとりで生活していると、学習に集中するあまり食事の栄養バランスが崩れたり、食事を抜いたりすることがあるかもしれません。食事をおろそかにすると体調を崩しやすくなり、学習にも影響が出てしまいます。
食事が提供されている寮であれば、「自炊をしなければ」「今日は何を食べようか」などと食事に関して悩む心配がなくなります。栄養がある温かい料理は学習のモチベーション維持に役立ちますし、食事の時間が定まることで生活リズムも整います。
メリット④仲間と切磋琢磨できる・サポート体制
孤独になりがちな浪人生活において、同じ屋根の下で暮らす仲間の存在は大きな支えになります。模試の結果が悪くて落ち込んだときや、勉強に行き詰まったとき、励まし合える友人が近くにいることは精神衛生上とても重要です。
また、寮によってはチューター(学習アドバイザー)が巡回に来て質問対応をしてくれたり、寮独自の学習イベントが開催されたりすることもあります。
生活面だけでなく学習面でもサポートを受けられる体制は、自宅浪人や一人暮らしにはない、寮ならではの強みです。
予備校の寮生活のスケジュールや設備、規則を紹介
ここからは、1日のスケジュールを紹介するとともに、設置されていることが多い設備や、利用できる施設、規則などの生活面についても確認していきます。
毎日のタイムスケジュール例
浪人生の生活の中心となるのは予備校の授業ですが、授業の前後でしっかりと学習時間が取れるようなタイムスケジュールが組まれていることがわかります。
時間 | 活動内容 |
|---|---|
6:00 | 起床・洗面 |
7:00 | 朝食 |
8:00 | 出発 |
9:00 | 授業開始 |
17:40 | 授業終了(自習室で予習・復習) |
19:00 | 帰寮 |
19:10 | 夕食 |
| 20:00 | 自習 |
21:00 | 入浴・洗濯 |
22:00 | 自習 |
24:00 | 就寝 |
予備校での授業がおよそ8時間、さらに自習に充てる時間が2時間30分ほどあるので、1日の半分近くを勉強に充てることができます。
しかも、この勉強時間の大半は、自室もしくは自習室、そして教室という勉強に集中できる環境での時間ですから、勉強効率も非常に高くなるでしょう。
予備校の寮に多い設備(共用部・個室)
そのため、設備はある程度似通ったものが用意されています。
また、授業を終えて帰宅したあとも学習に励むことができるよう、自習室が設けられている施設もあります。
専用スペースで勉強時間の質を高められるだけでなく、自室では集中できないという方でもしっかりと自習をおこなうことができます。
基本的には勉強道具と着替え程度を持参すれば即生活がはじめられる環境で、物品の移送、家具の購入といった引っ越しに関する費用が掛からないのはメリットです。
寮の規則は厳しい?門限・スマホ・外泊ルール
【一般的な予備校の寮の規則内容】
| 項目 | 規則の内容 |
|---|---|
| 門限 | 多くの寮で18時〜20時頃に設定されています。点呼があり、無断外泊は厳禁です。 |
| スマホ・ネット | 夜間のスマホ利用を制限したり、Wi-Fiの接続時間を区切ったりする寮もあります。 |
| 異性の立ち入り禁止 | 風紀を乱さないよう、異性の入室は家族であっても制限されることが一般的です。 |
| 禁酒・禁煙 | 未成年はもちろん、成人していても寮内では禁止されているケースが多いです。 |
これらのルールは「勉強の妨げになる要素を排除する」ために設けられています。窮屈に感じるかもしれませんが、「自分一人では誘惑に負けてしまう」という人にとっては、これ以上ない大きなメリットです。
【相場】予備校の寮での入居時の費用や月々の費用はいくら?
ここでは大まかながら、必要となる費用をまとめましたので、金額面で疑問点・不明点がある方は参考にしてみてください。
入寮費・保証金・寝具リースなど初期費用
予備校の寮に入る際、最初にまとまったお金が必要です。初期費用の相場は以下の通りです。
費用 | 金額 |
|---|---|
入寮費 | 12~20万円程度 |
| 保証金(敷金) | 10万〜20万円程度 |
| 年間管理費 | 20万〜30万円程度 |
| その他 | 火災保険料、寝具リース代、教材配送費など |
これらを合計すると、入居時に40万〜80万円程の初期費用がかかることが一般的です。予備校の授業料とは別に用意する必要があるため、資金計画は早めに立てておく必要があります。
月々の寮費・水道光熱費・通信費の内訳
毎月かかる費用は、主に寮費と水道光熱費、通信費の3つです。
費用 | 金額 |
|---|---|
| 寮費(室料+食費) | 10万〜15万円程度 |
水道光熱費 | 1万〜1.5万円程度 |
通信費 | 3,000〜5,000円程度 |
月額換算すると12万〜17万円程度が相場です。都心の新しい寮や、食事のグレードが高い寮ではさらに費用が高くなる傾向があります。
また、通信費に関しては、寮費の中に含まれている場合もあるため事前に確認しておきましょう
大手予備校の代表的な寮を紹介
今回紹介するのは、駿台、代々木ゼミナール、河合塾、四谷学院の大手予備校4校が運営に携わる学生寮です。
それぞれのメイン校舎への通学に便利な場所に建てられている、4か所の寮をピックアップしてご紹介します。
河合塾「東京飛躍寮」
住所 | 東京都北区東十条2-3-2 |
|---|---|
最寄り駅 | JR京浜東北線「東十条駅」から徒歩約2分 JR埼京線十条駅北口から徒歩7分 |
校舎までの通学時間(片道) | 池袋校まで約22分 |
申込み条件と定員 | 男子のみ/95名 |
河合塾の中心的なキャンパスである池袋校にもっとも通いやすいのが「東京飛躍寮」です。周辺にはコンビニが複数あり、駅にも近いので生活に不便を感じることはないでしょう。
池袋校へ通う場合は、徒歩7分ほどの十条駅を利用します。十条駅からは池袋駅、新宿駅、渋谷駅、恵比寿駅まで乗り換えなしで行け、東十条駅を利用すれば上野駅、秋葉原駅、東京駅などに乗り換えなしで行けるため、非常に交通の利便性が高い場所です。
費用 | 金額(税込) |
|---|---|
入寮費 | 80,000円 |
寮費 | 160,000円/月 ※2025年9月入寮時
(半年間の総額 960,000円) ※月払いにした場合の2回目以降の費用 |
管理費 | 15,000円/月
(半年間の総額 90,000円) ※月払いにした場合の2回目以降の費用 |
合計 | 175,000円/月 (分割手数料22,000円込み) (半年間の総額 1,152,000円) |
上記の費用は9月から翌2月末までの半年間で必要な費用です。
寮費には室料や食費も含まれていますが、この費用とは別に寝具レンタル料が必要となります。
東京飛躍寮の設備
共用部には食堂、自習室、コインランドリー、物干し場、電子レンジなどがあります。
自習室には共用パソコンもあるため、パソコンを持参しなくても最低限のインターネット情報は収集可能となります。
駿台「ドーミー御茶ノ水」
住所 | 東京都千代田区神田駿河台4-2-8 |
|---|---|
最寄り駅 | JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」から徒歩約2分 |
校舎までの通学時間(片道) | お茶の水校各校舎まで約8分 |
申込み条件と定員 | 男子寮71名・女子寮20名 |
駿台の指定寮であるドーミー御茶ノ水は、東京の中心部、御茶ノ水駅の至近にある、非常に交通の利便性が高い場所にあります。
御茶ノ水という街自体が明治大学、中央大学、日本大学などの校舎が集まる学生街のため、学生にありがたい店が多く、非常に生活しやすい地域といえるでしょう。
周辺にはコンビニなどがそろい、また外食をするにしても学生向けの安くて量の多いお店が数多くあります。
予備校の校舎まで徒歩での通学が可能なのもおすすめポイント。短時間とはいえ満員の通勤電車に乗る必要はありません。
男女共用ではありますが、男女はフロアで分けられています。
費用 | 金額(税抜) |
|---|---|
入寮費 | 160,000円 |
寮費 | ・標準タイプ 154,000円/月 (半年払い時 919,500円) ・ラージタイプ 163,500円/月 (半年払い時 976,500円) |
電気料金 | 月額基本料金+使用料金/月 |
水道料金 | 1,650円/月 |
通信設備料 | 3,960円/月 (366,000円~、月額で必要な費用は約92,500円~112,500円ほど。半年間の総額 23,760円) |
保証金 | 50,000円 |
年間管理費 | 285,600円 |
寝具リース料 | 31,900円/年 |
合計(※) | ・標準タイプ 159,610円+電気使用分/月 (半年間の総額 957,660円+電気使用分) ・ラージタイプ 169,110円+電気使用分/月 (半年間の総額 1,014,660円+電気使用分) |
※入寮費、保証金、年間管理費、寝具レンタル料を除く
ドーミー御茶ノ水には標準タイプとラージタイプの2タイプの部屋が用意されていますが、ふたつの部屋の違いは部屋の広さのみ。設備などに差はありません。
保証金に関しては、退出後、部屋のクリーニング代を差し引いた分が返還されます。
ドーミー御茶ノ水の設備
洗濯機置き場もありますので、ご自身で洗濯機を持ち込むことも可能です。
共用部には食堂や洗濯機、乾燥機、さらにテレビもあり、生活を送るにもリラックスをするにもベストの環境がそろっています。
四谷学院「光雲寮」
住所 | 北海道札幌市北区北8条西4-1-2 |
|---|---|
最寄り駅 | JR札幌駅北口から徒歩1分 |
校舎までの通学時間(片道) | 札幌校まで徒歩0分! |
申込み条件と定員 | 58名※男女フロア別 |
四谷学院の札幌校に併設するかたちで専属寮「光雲寮」があります。JR札幌駅から徒歩1分と交通アクセスは良好。近くには札幌地下街やコンビニなどがそろっており大変便利です。
光雲寮の設備
また、寮生はすべて四谷学院生のため、仲間と切磋琢磨しながら合格を目指すことができるのもポイントです。
代々木ゼミナール「ベルヴュタワー寮」
住所 | 東京都渋谷区代々木2-25-7 |
|---|---|
最寄り駅 | 都営地下鉄・京王新線新宿駅A1口より徒歩2分 |
校舎までの通学時間(片道) | 代ゼミタワー内 |
申込み条件と定員 | 男子50名、女子30名(完全男女別フロア) |
代々木ゼミナールのベルヴュタワー寮は、予備校の寮としては異例ともいえる、本部校舎内に設けられた施設です。
代々木ゼミナールの本部校内にありますので、当然ながら通学時間はほぼありません。時間が貴重な浪人生にとっては、最高の環境といえるでしょう。
費用 | 金額(税込) |
|---|---|
月額寮費 | 180,000円 |
入寮金 | 150,000円 |
詳細な費用は公開されていませんが、JR新宿駅から徒歩5分という好立地ということを考えれば、月額180,000円からというのはかなり安いと考えていいでしょう。
ベルヴュタワー寮の設備
また、各フロアはICカードにて入出管理がされており、セキュリティ面も安心。同性・異性を問わず、自室に友だちを招き入れることは規則で禁止されており、自室に戻ったあとも受験勉強に集中できる環境が設けられています。
共用部には食堂のほかに、新宿の高層タワーらしく空中庭園があり、都会の中心でもリラックスできる環境が整っています。
自習室などの施設は、代ゼミ本部校のものを使用できるため、勉強をするには最適な環境といえます。
予備校の寮はやめとけといわれる理由は?向かない人・向いている人を解説
予備校の寮生活に向かないタイプ(やめておいた方がよいケース)
「予備校の寮はやめとけ」といわれるのは、以下のような特徴に当てはまる場合、寮生活がストレスになり、かえって勉強に悪影響を及ぼす可能性があります。
まず、他人と生活リズムを合わせることが極端に苦手な人が挙げられます。寮ではお風呂や食事の時間が決められていることが多く、こうした制約に強いストレスを感じるタイプは、勉強に集中する以前に日常生活で消耗してしまいます。
また、親や管理者の目がないとサボってしまう人も注意が必要です。「寮に入れば自然と勉強するようになる」と期待する方もいますが、実際には部屋で隠れてスマホをいじることも可能であり、環境だけで学習習慣が身につくわけではありません。
寮生活が向いているタイプ
一方で、予備校の寮生活が大きなメリットとなる方もいます。
まず、「誘惑を断ち切りたい」という強い覚悟がある人には最適な環境です。強制的に勉強する環境に身を置きたいと本気で願っている人であれば、寮の規律ある生活が自分を律する助けになりおすすめです。
次に、負けず嫌いでライバルがいると燃えるタイプも寮生活に向いています。
食堂や自習室で友人が黙々と勉強している姿を見て、「自分も負けていられない」と奮起できる人は、周囲からの刺激を受けて成績が伸びやすい傾向にあります。これは、一人で勉強するよりも、切磋琢磨できる仲間がいる方がモチベーションを維持しやすいためです。
予備校の寮を選ぶときに確認すべきポイント4つ
寮選びは、受験生活の質を大きく左右する重要な決断です。入寮してから「思っていた環境と違った」と後悔しないためにも、事前にチェックすべきポイントを押さえておきましょう。
ここでは、寮を選ぶ際に確認しておきたい4つの観点を紹介します。
立地・通学時間・周辺環境
寮から予備校までの距離と通学時間は、毎日の生活に直結するため必ず確認しておきましょう。徒歩圏内であれば移動の負担が少なく、朝の時間を有効活用できます。一方、電車やバスを利用する場合は、通学ラッシュの混雑具合や所要時間を事前に調べておくと安心です。
周辺環境も見落とせないポイントです。コンビニやスーパーが近くにあれば日用品の調達に困りませんが、繁華街が近すぎると誘惑が増える可能性もあります。
また、可能であれば、勉強に集中できる落ち着いた環境かどうか、実際に現地を訪れて確認することもおすすめします。
設備・部屋タイプ・自習環境
寮の設備や部屋タイプは、日々の快適さと学習効率に影響します。個室か相部屋か、エアコンやWi-Fiは完備されているか、共用スペースの清潔さはどうかなど、生活する上で譲れない条件を整理しておきましょう。
特に重視したいのが「自習環境」です。寮内に自習室があるか、利用可能な時間帯に制限はないか、席数は十分かといった点を確認してください。部屋で集中できないタイプの人にとって、静かな自習室の有無は寮選びの決め手になることもあります。
見学時には実際の自習室を見せてもらい、雰囲気を確かめておくとよいでしょう。
規則の厳しさと自分との相性
寮によって規則の厳しさは大きく異なります。門限や消灯時間、スマートフォンの使用制限、外出許可の有無など、ルールの内容は事前に細かく確認しておくことが大切です。
厳しい規則がある寮は自己管理が苦手な人には効果的ですが、窮屈に感じてストレスをためてしまう人もいます。
自分の性格や生活スタイルとの相性を冷静に見極めましょう。規則正しい生活を送ることで集中力が高まる人もいれば、ある程度の自由がないとパフォーマンスが落ちる人もいます。
入寮前に寮のルールを書面で確認し、可能であれば在寮生の話を聞いてみると、実際の雰囲気がつかみやすくなります。
費用条件と家計への影響
寮費は月額だけでなく、入寮時にかかる初期費用や食費、光熱費の扱いなど、総額で把握することが重要です。パンフレットに記載された金額以外に、寝具代や保証金、退寮時のクリーニング費用などが発生するケースもあるため、見積もりを細かく確認してください。
家計への影響も慎重に検討しましょう。無理をして高額な寮を選ぶと、経済的なプレッシャーが親子双方の負担になりかねません。
複数の寮を比較し、サービス内容と費用のバランスを見極めたうえで、長期的に無理なく支払える範囲で選択することが大切です。
費用が安い予備校の寮の探し方
寮費を抑えたいと考える受験生や保護者は少なくありません。限られた予算の中で最適な環境を見つけるには、いくつかのポイントを押さえて探すことが大切です。
ここでは、費用を抑えながら寮を選ぶための3つの方法を紹介します。
地方都市・郊外エリアの寮を検討する
寮費は立地によって大きく変わります。都心部は家賃相場が高いため、寮費も割高になる傾向がありますが、地方都市や郊外エリアであれば月額費用を抑えやすいです。
都心から少し離れた場所でも、予備校への通学に支障がなければ十分に選択肢となります。交通の便が良いエリアを選べば、通学時間もそれほど負担になりません。
また、地方には誘惑が少なく、勉強に集中しやすい環境が整っている場合も多いです。費用と学習環境の両面からバランスの取れた立地を探してみてください。
食事なしプラン・自炊可能な寮を選ぶ
寮費の内訳を見ると、食事代が大きな割合を占めていることがあります。食事付きプランは便利ですが、その分費用が高くなるため、自炊に抵抗がなければ食事なしプランを選ぶことで出費を抑えられます。
自炊可能な寮であれば、自分のペースで食事を用意でき、食費のコントロールもしやすくなります。近くにスーパーやコンビニがあるかどうかを事前に確認しておくと安心です。
ただし、自炊に時間を取られすぎて勉強時間が減ってしまっては本末転倒なので、その点には注意しましょう。
相部屋タイプや設備がシンプルな寮を選ぶ
個室タイプの寮はプライバシーが確保できる反面、費用が高くなりがちですが、相部屋タイプを選べば、寮費を大幅に抑えられるケースが多くあります。ルームメイトと生活リズムが合えば、お互いに刺激を受けながら勉強できる点がメリットです。
また、設備が充実した寮よりも、必要最低限の設備に絞ったシンプルな寮の方が費用は安くなります。豪華な共用スペースや最新の設備がなくても、勉強に集中できる環境さえ整っていれば問題ありません。
見学時には自習室や生活スペースの清潔さを確認し、自分にとって必要な設備が揃っているかを見極めましょう。
まとめ
また、通学を検討している予備校の校舎近くに寮がない場合は、学生会館を利用して通学するという方法もあります。
合格をつかみとるために勉強に集中できる最適な環境を探している方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。